プレゼントをもらったときのお礼メッセージ例文集 関係別に使える言い方テンプレ
昨日プレゼントもらったけど、ありがとうのLINEが毎回同じになっちゃうんだよね。
分かる。スタンプだけもそっけないし、かと言って長文も重そうだし…。
相手との関係で言い方も変えた方がいいんだろうけど、友達・上司・恋人で文面をどう変えたらいいのか分からないし…。
関係別にそのまま使えるお礼メッセージがあれば助かるよね！
プレゼントをもらったときのお礼は、内容そのものよりも「どう言葉にしたか」で印象が変わります。
うれしい気持ちはあるのに、いざメッセージを書こうとすると、短い「ありがとう」しか出てこないことも多いはずです。
この記事では、そんな迷いを減らすために、関係別に使えるプレゼントお礼メッセージをテンプレートとして整理します。
ビジネス・家族・友人・恋人、それぞれの距離感に合った例文をそろえつつ、自分の言葉に少しだけアレンジしやすい形でまとめていきます。
この記事で分かること
- プレゼントをもらったときに意識したい、お礼メッセージの基本マナーと考え方
- 友達・同僚・先輩など、距離感に合わせて使えるカジュアルなお礼フレーズ例
- 家族・親族・恋人・パートナーに送る、お礼と気持ちが伝わるメッセージテンプレート
- 上司や取引先など、目上やビジネス相手に失礼になりにくいお礼メールの例文
- そっけなく見えやすい「ありがとう」だけの文面を、少し温かく言い換えるNG→OKの書き換え例
そのままコピペして使ってもよいですし、自分の口調に合わせて一、二カ所だけ変えても使いやすい内容にしています。
まずは、プレゼントをもらったときに共通して意識したい基本ポイントから整理していきます。
プレゼントをもらったときに意識したい基本ポイント
プレゼントをもらったとき、多くの人は「何をもらったか」に意識が向きます。
もちろんそれも大事ですが、お礼メッセージでは 何をもらったかよりも「どう受け取ったか」を言葉にすること が相手の印象を左右します。
同じプレゼントでも、
- ただ一言の「ありがとう」で終わるメッセージ
- 「選んでくれたこと」や「自分の好みを覚えていてくれたこと」に触れたメッセージ
では、受け取る側の感じ方がかなり変わります。
この記事では、関係別の具体的な例文を使用する上で共通の考え方を確認しておきます。
プレゼントのお礼メッセージで押さえたい軸は、次の三つです。
- いつ送るか（タイミング）
- 何を書くか（感謝＋具体）
- どう締めるか（今後につながるひと言）
この三つを意識しておくだけで、短いメッセージでも相手に伝わりやすくなります。
まずは「相手はどこを見ているか」から整理します。
お礼メッセージで相手が見ている三つのポイント
プレゼントのお礼メッセージを受け取る側は、文章の細かい言い回しよりも、次の三点を感じ取っています。
早さ
プレゼントをもらってから、お礼が届くまでの時間です。
当日中、遅くとも翌日までに一度メッセージを送ると、「きちんと受け取ってくれた」と分かりやすくなります。
多少文章が拙くても、早く届いたお礼の方が、丁寧な印象を持たれやすい場面も多いでしょう。
具体性
「ありがとう」だけでは、自分がどう感じたかが伝わりにくくなります。
- 色やデザインが自分の好みに合っていたこと
- 自分が以前話していた内容を覚えていてくれたこと
- 仕事や生活でどう役立ちそうか
このような具体を一行でも添えると、相手は「喜んでもらえて良かった」と感じやすくなります。
温かさ
最後に、メッセージ全体の温度感です。
敬語でもカジュアルでもかまいませんが、相手との関係に合ったトーンで、少しだけ気持ちを足す ことがポイントになります。
- 「大切に使います」
- 「選んでくれた気持ちがうれしかったです」
- 「今度会うときに見てもらえるように使ってみます」
このような一言があるだけで、「形式的なお礼」から「気持ちのこもったお礼」に変わります。
ビジネスとプライベートで変えるところと変えないところ
プレゼントのお礼メッセージは、ビジネスとプライベートで書き方を変える必要があります。
ただし、変える部分と変えない部分を分けて考える と迷いにくくなります。
まず、ビジネスでもプライベートでも変えない軸は次の三つです。
- 早めにお礼を送ること
- 何がうれしかったかを一行でよいので具体的に書くこと
- 相手への感謝をはっきりと言葉にすること
この三つは、どの関係でも共通です。
一方で、変えるべきなのはトーンと距離感 です。
- ビジネス相手・上司・取引先
- 丁寧な敬語を基本にする
- 絵文字や顔文字は基本的に使わない
- 「今後ともよろしくお願いいたします」など、仕事の関係につながる締め方を意識する
- 友達・家族・恋人などプライベート
- 場合によっては少しくだけた表現も許容される
- 相手の名前を呼んだり、感情を素直に書いたりしやすい
- 絵文字やスタンプも、関係性によっては自然に使える
大事なのは、「ビジネスだから冷たく」「プライベートだから砕けすぎてよい」という極端な発想ではなく、相手との距離に合わせて敬語とカジュアルさのバランスを変える ことです。
このあとのパートでは、友達・家族・恋人・ビジネス相手といった関係別に、すぐに使えるお礼メッセージの例文を整理していきます。
まずはここで挙げた三つの軸を頭に置きながら、どのテンプレートを自分のベースにするか考えてみてください。
プレゼントのお礼メッセージ基本ルール
プレゼントのお礼メッセージは、センスよりも「型」を知っているかどうかで書きやすさが変わります。
どんな相手・どんな場面でも、次の流れを意識しておくと、短い文章でも失礼になりにくく、温かさも伝わりやすくなります。
お礼メッセージの型 感謝 具体 今後のひと言 の三ステップ
まず押さえたいのは、プレゼントのお礼を考えるときの基本構成です。
細かく分けると次の四つですが、実質は三つのステップだと考えると整理しやすくなります。
- お礼のひと言
- 何がうれしかったかの具体
- 今後どうするか＋締めのひと言
文章にすると、例えば次のような流れです。
- 「プレゼントありがとう」
まず、シンプルなお礼をはっきり書くこと。 - 「〇〇が好きなのを覚えていてくれてうれしかった」
色、デザイン、好みを分かってくれていた点など、具体を一行だけ添えること。 - 「大切に使います。また今度ゆっくりお礼させてください」
今後どうするか（使い方や気持ち）と、軽い締めの一言を足すこと。
この三ステップを意識しておけば、どの関係でも応用できます。
感謝 → 具体 → 今後＋締め
という流れさえ崩さなければ、行数は増えても減ってもかまわないでしょう。
長さとトーンの目安 LINE メール 手紙でどう変えるか
同じ型でも、どの手段で送るか によって長さやトーンは調整した方がよいです。
- LINE・チャット
短めでテンポを意識した書き方が合います。
1＋2だけの二行構成でも十分な場面が多いです。
友達にはくだけた表現、上司や先輩には敬語を基本にしつつ、絵文字は少なめにした方が無難でしょう。 - メール（ビジネス・フォーマル寄り）
冒頭のあいさつ文も含めて、三〜五行程度が目安になります。
仕事関係の場合は、
お礼
具体
仕事上の関係につなげる締め（今後ともよろしくお願いいたします など）
の三点を丁寧な文体で書くとよいでしょう。 - 手紙・メッセージカード
少し長めでも違和感がありません。
感謝と具体に加えて、最近の近況や今後の関わり方を一〜二行添えると、きちんとした印象になりやすいです。
どの手段でも共通して意識したいのは、文章の長さよりも「読みやすいまとまりになっているかどうか」 です。
一文を長くしすぎず、二〜三行ごとに段落を分けると、相手も負担なく読めるでしょう。
失礼になりやすい表現を避けるためのチェックポイント
お礼メッセージで失礼なつもりがなくても、読み手によっては「少し引っかかる」表現があります。
送る前に、次のポイントだけ軽く確認しておくと安心です。
- 「高かったでしょう」「気を遣わせてしまって」ばかりになっていないか
お礼よりも「申し訳なさ」を前面に出しすぎると、相手が気を使い続ける形になりやすいです。
一言添える程度なら問題ありませんが、感謝より謝罪が多くなっていないか は意識して確認するとよいでしょう。 - プレゼントそのものを評価しすぎていないか
「思っていたものと違った」などのニュアンスは、例え冗談でも避けた方が安全です。
迷ったときは、品物ではなく「選んでくれた気持ち」に焦点を当てて書くと、角が立ちにくくなります。 - 省略しすぎていないか
「ありがとう」だけ、「感謝です」だけの一行にすると、相手との距離や場面によっては冷たく感じられる可能性があります。
最低限、感謝＋一行の具体 までを書くことを目安にすると、そっけない印象はかなり減るでしょう。
この基本ルールを押さえたうえで、次の章からは、友達・家族・恋人・ビジネス相手といった関係別に、具体的なメッセージ例を整理していきます。
友達・同僚・先輩に送るお礼メッセージ例文
ここからは、少しカジュアル寄りの相手に向けたお礼メッセージをまとめていきます。
友達や同僚、先輩に対しては、かしこまりすぎると距離が出ますし、ラフすぎても失礼に見えることがあります。
ここでは次の三つの場面に分けて、短文テンプレ（1〜2行） と 少し丁寧なテンプレ（3〜5行） を用意しました。
- 友達からプレゼントをもらったとき
- 同僚から差し入れやちょっとした贈り物をもらったとき
- お世話になっている先輩から気遣いのプレゼントをもらったとき
どれも、感謝 → 具体 → 今後どうするか、という流れを意識した形にしています。
友達からプレゼントをもらったときのカジュアルメッセージ
友達へのお礼は、素直さと温度感 が大事になります。
かしこまりすぎるより、「うれしかったこと」をそのまま言葉にした方が伝わりやすい場面が多いです。
短文テンプレ（1〜2行）
そのままLINEで送れる短めの一言です。
プレゼントありがとう。
すごく好みでうれしかった。今日はありがとう。
さっそく使うのが楽しみ。わざわざ選んでくれてありがとう。
めちゃくちゃうれしい。〇〇くれるなんてさすがだと思った。
本当にありがとう。大事に使うよ。
素敵なプレゼントをありがとう。少し丁寧なテンプレ（3〜5行）
少し長めに気持ちを伝えたいとき用の文章です。
今日は素敵なプレゼントを本当にありがとう。
前に話していたことを覚えていてくれて、すごくうれしかった。
さっそく使ってみるつもり。大事にします。誕生日プレゼントありがとう。箱を開けた瞬間にテンションが上がりました。
色もデザインもぴったりで、自分では選べなかったと思う。
今度会うときに実際に使っているところ見てもらいたい。忙しい中、わざわざプレゼントを準備してくれてありがとう。
気持ちがとにかくうれしかった。
落ち着いたら、改めてごはんでも行こう。
そのときにもう一度お礼させてほしい。素敵なプレゼントをありがとう。開けた瞬間に笑顔になりました。
前に話していた好みを覚えていてくれたことが、何よりうれしい。
大切に使っていくつもりです。同僚からの差し入れや贈り物へのお礼フレーズ
同僚へのお礼は、フランクさとビジネス感の中間 くらいを意識すると使いやすくなります。
社内チャットでもメールでも、そのまま使える形に整えています。
短文テンプレ（1〜2行）
差し入れありがとうございました。
仕事の合間においしくいただきました。素敵なプレゼントをありがとうございます。
とても励みになりました。わざわざ用意してくださってありがとうございます。
うれしかったです。〇〇の差し入れ、ありがとうございました。
みんなでおいしくいただきました。少し丁寧なテンプレ（3〜5行）
先日は素敵な差し入れをありがとうございました。
ちょうど一息つきたいタイミングだったので、とても助かりました。
おかげで午後も集中して作業を進めることができました。お心遣いいただき、ありがとうございます。
好みのものばかりで、気分が明るくなりました。
大変な時期ですが、〇〇さんのおかげで前向きになれます。
これからも一緒に頑張っていけたらうれしいです。お忙しい中、わざわざプレゼントを用意してくださりありがとうございました。
実用的なものばかりで、すぐに職場で使わせていただいています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。先日は温かいお心遣いをありがとうございました。
さっそく使ってみましたが、とても使いやすくて気に入っています。
これからも大切に使わせていただきます。お世話になっている先輩へのていねいなお礼メッセージ
先輩へのお礼は、敬意と感謝の両方 をきちんと言葉にしたい場面です。
くだけすぎず、かしこまりすぎず、日常的に使いやすい敬語に整えています。
短文テンプレ（1〜2行）
素敵なプレゼントをありがとうございます。
いつもお心遣いいただき感謝しています。お忙しい中、心温まる贈り物をありがとうございました。
大切に使わせていただきます。お気遣いいただきありがとうございます。
とても励みになりました。少し丁寧なテンプレ（3〜5行）
このたびは素敵なプレゼントをいただき、ありがとうございます。
いつも温かく気にかけていただき、大変うれしく感じています。
さっそく使わせていただきましたが、とても便利で助かりました。
今後ともご指導いただけますと幸いです。お心遣いいただき、誠にありがとうございます。
日頃からたくさんフォローしていただいているうえに、このような贈り物まで頂戴し恐縮です。
いただいたものは大切に使わせていただきます。
少しでも成長した姿をお見せできるよう、これからも努めてまいります。すてきな品を本当にありがとうございました。
以前お話しした好みを覚えていてくださり、そのお気持ちが何よりうれしかったです。
今後ともご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、引き続きご指導いただければ幸いです。先日はお忙しい中、心のこもったプレゼントをありがとうございました。
さっそく使ってみましたが、とても使い勝手がよく、仕事の時間が少し楽しくなりました。
これからも学ばせていただくことが多いと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。このパートの文章は、名前やプレゼントの内容だけ変えれば、そのまま使える形にそろえています。
次の章では、家族や親族に向けた、もう少し身近で温かいお礼メッセージのテンプレートを整理していきます。
家族・親族に送るお礼メッセージ例文
家族や親族へのお礼メッセージは、ビジネス相手とは違い、形式よりも 素直さ が大事になります。
ただ、照れがあって「ありがとう」で終わらせてしまったり、逆に何を書けばいいか分からず手が止まったりしやすい場面でもあります。
ここでは、
- 両親からのプレゼントや仕送り
- 祖父母や親戚からのお祝い・お土産
- 離れて暮らす家族へのお礼
この三つの場面ごとに、使いやすいテンプレをまとめました。
どれも、感謝に加えて、少しだけ近況や具体的な一言を添える ことを意識しています。
両親からプレゼントをもらったときの感謝メッセージ
両親へのお礼は、かしこまりすぎるよりも、感謝＋近況 を短く伝えると自然になります。
誕生日プレゼント・仕送り・季節の贈り物に使える文を用意しました。
短文テンプレ（1〜2行）
誕生日プレゼントありがとう。
すごく気に入ったから、さっそく使っている。仕送りありがとう。
いつも気にかけてくれて本当に助かっています。お中元ありがとう。
家族みんなで少しずついただいている。服を送ってくれてありがとう。
サイズもぴったりでうれしかった。少し丁寧なテンプレ（3〜5行）
誕生日プレゼントを送ってくれてありがとう。
色もデザインも好みで、とてもうれしかった。
仕事で使う機会が多いので、大切に使わせてもらいます。
いつも気にかけてくれて本当に感謝しています。仕送りをありがとう。
生活費が少し不安だったので、とても助かりました。
無理をさせてしまっていると思うので、これからもできるだけ自分で頑張ります。
体調には気をつけて過ごしてください。季節の果物を送ってくれてありがとう。
とてもおいしくて、毎日少しずつ楽しんでいます。
仕事続きで少し疲れていたので、良い気分転換になりました。
また時間を見つけて顔を出します。いつも気遣っていろいろ送ってくれてありがとう。
離れて暮らしていても、荷物が届くと距離が近く感じられてうれしい。
体に気をつけて、無理しすぎないでね。祖父母や親戚からの贈り物へのお礼LINE・メール例文
祖父母や親戚からの贈り物には、きちんとした言い方＋少し柔らかい表現 が合います。
お祝い・お年玉・旅行土産など、いろいろな場面に使えるテンプレです。
短文テンプレ（1〜2行）
すてきなプレゼントを送ってくれてありがとうございます。
とてもうれしかったです。お祝いをいただき、ありがとうございます。
大切に使わせていただきます。お土産ありがとうございました。
家族みんなでおいしくいただきました。お年玉をありがとうございます。
今後のために大事に取っておきます。少し丁寧なテンプレ（3〜5行）
このたびは素敵なプレゼントを送ってくださり、ありがとうございます。
好みのものばかりで、とてもうれしく頂戴しました。
大切に使わせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。先日はお祝いをいただき、ありがとうございました。
お気持ちがとてもうれしく、改めて感謝しています。
いただいたお祝いは、これからの生活のために大切に使わせていただきます。
お体に気をつけて、どうか元気でお過ごしください。旅行のお土産を送ってくださり、ありがとうございます。
家族で一緒にいただき、とても楽しい時間になりました。
写真も拝見して、旅行の様子がよく伝わってきました。
またお会いできる日を楽しみにしています。お年玉をありがとうございました。
お気遣いいただき、申し訳ない気持ちもありますが、とてもありがたく受け取りました。
今後のために大切に使います。
まだまだ至らないところも多いですが、これからもよろしくお願いいたします。離れて暮らす家族への一言＋近況を添えたテンプレ
離れて暮らす家族には、プレゼントのお礼に加えて、最近の様子を一行だけ添える と安心してもらえます。
元気に過ごしていることや、送ってもらったものをどう活用しているかを、簡単に書くイメージです。
短文テンプレ（1〜2行）
荷物ありがとう。
元気にやっているので、心配しないでください。いつもいろいろ送ってくれてありがとう。
仕事は大変だけど、なんとか頑張っています。食べ物たくさんありがとう。
おかげで自炊が少し楽になりました。少し丁寧なテンプレ（3〜5行）
荷物を送ってくれてありがとう。
食料や日用品がたくさん入っていて、とても助かりました。
仕事は忙しいですが、体調は問題なく元気に過ごしています。
また落ち着いたら連絡します。いつも気にかけてくれて、本当にありがとう。
送ってくれた服はサイズもぴったりで、さっそく明日から着ていくつもりです。
こちらは少しバタバタしていますが、元気に暮らしています。
そちらも体に気をつけて過ごしてください。プレゼントを送ってくれてありがとう。
離れていても、こうして気にかけてもらえていることが心強いです。
仕事や生活には少しずつ慣れてきました。
近いうちにまた電話します。いつも荷物を送ってくれてありがとう。
届くたびに、中身を見るのが楽しみになっています。
こちらの生活もようやく落ち着いてきました。
また近況をまとめて連絡します。家族や親族へのお礼は、形式よりも 素直な一言＋近況 の組み合わせが軸になります。
次の章では、恋人やパートナーに向けた、少し特別感のあるお礼メッセージのテンプレートを整理していきます。
恋人・パートナーに送るお礼メッセージ例文
恋人やパートナーへのお礼メッセージは、他の誰よりも 気持ちの部分 を言葉にしたい相手です。
ただ、ストレートに言うのは少し照れがあったり、重くなりすぎないか気になったりしやすいところでしょう。
ここでは、
- 誕生日や記念日のプレゼント
- ふとしたサプライズや日常の小さな贈り物
- 遠距離や忙しいパートナーへのお礼
という三つの場面に分けて、使いやすいテンプレートをまとめました。
どれも、好き・うれしい・大切にする といった感情を、短めの文章でそのまま伝える形にしています。
誕生日や記念日のプレゼントへのお礼メッセージ
誕生日や記念日のプレゼントには、
- ありがとう
- うれしかった理由
- これからも一緒にいたい気持ち
の三つを入れると、特別感が出やすくなります。
短めメッセージ（1〜2行）
誕生日プレゼントありがとう。
〇〇らしくて、本当にうれしかった。素敵な記念日のプレゼントをありがとう。
今日一日がもっと特別になった。選んでくれた気持ちが一番うれしい。
大切に使う。今年もお祝いしてくれてありがとう。
こうして一緒に過ごせて幸せだと感じた。少し長めのメッセージ（3〜5行）
誕生日プレゼントをありがとう。
箱を開けた瞬間からうれしくて、ずっとニヤニヤしていた。
好みを分かって選んでくれたことが、一番うれしい。
大切に使いながら、これからの一年も一緒に楽しく過ごしていきたい。記念日のプレゼント、本当にありがとう。
忙しい中で時間を作って、こうしてお祝いしてくれたことに感謝している。
プレゼントももちろんうれしいけれど、今日の時間そのものが一番の贈り物だと感じた。
これからも、こういう日を一つずつ重ねていけたらうれしい。素敵なプレゼントをありがとう。
自分ではなかなか選ばないものだったけれど、使ってみたらすごくしっくりきた。
新しい自分を見つけた気持ちになった。
そういうものを選んでくれるあなたに、改めて感謝している。誕生日を一緒に過ごしてくれてありがとう。
プレゼントもケーキも全部うれしかった。
何より、そばにいてくれることが一番のプレゼントだと感じた。
これからもよろしくお願いします、という気持ちでいっぱい。サプライズや何気ない贈り物に返す一言テンプレ
特別な日ではなく、日常の中でもらう贈り物には、軽さと温かさのバランス が大事になります。
重くなりすぎないようにしながら、うれしさは素直に伝えるイメージです。
短めメッセージ（1〜2行）
今日はうれしいサプライズありがとう。
仕事の疲れが一気に飛んだ。何でもない日にこんな素敵なものをもらえて幸せな気持ちになった。
ありがとう。さりげないプレゼントが一番心に残る。
選んでくれてありがとう。〇〇を買ってきてくれてありがとう。
こういう気遣いが本当にうれしい。少し長めのメッセージ（3〜5行）
さっきはサプライズ、本当にありがとう。
何でもない日だったのに、急に特別な一日になった。
ああいう小さな驚きをくれるところが、すごく好きだと改めて感じた。
今日はそのまま良い気分で眠れそう。忙しいのに、わざわざ買ってきてくれてありがとう。
自分のことを思い出してくれた時間があったんだと思うと、それだけでうれしい。
大事に使うし、見るたびに今日のことを思い出しそう。
本当にありがとう。何気ないタイミングのプレゼント、すごくうれしかった。
特別な日じゃないからこそ、余計に心に響いた。
こうやって、日常の中で気にかけてくれることが支えになっている。
大切に使わせてもらいます。さりげなく渡してくれたけれど、かなりうれしかった。
ああいう自然な気遣いができるところ、いつもすごいと思っている。
自分も、そういうことができる人でありたいと感じた。
今日は本当にありがとう。遠距離や忙しいパートナーに送る心のこもったお礼文
遠距離や多忙なパートナーからのプレゼントは、物以上に気持ちや時間の重み を感じやすいものです。
お礼メッセージでは、感謝に加えて「離れていても大事に思っていること」を言葉にすると伝わりやすくなります。
短めメッセージ（1〜2行）
離れているのに、こうしてプレゼントを送ってくれてありがとう。
すごく心強く感じた。忙しい中で選んでくれたと思うと、それだけで十分なくらいうれしい。
ありがとう。距離はあるけれど、プレゼントが届いて一気に近く感じた。
大切にする。忙しい中、時間を割いてくれてありがとう。
大事に使いながら、また会える日を楽しみにしている。少し長めのメッセージ（3〜5行）
遠くにいるのに、誕生日に合わせてプレゼントを送ってくれてありがとう。
箱を開けた瞬間、あなたの顔を思い出して少し胸が熱くなった。
離れている時間は長いけれど、こうして気にかけてもらえることが何よりうれしい。
プレゼントを見るたびに、また会える日まで頑張ろうと思える。忙しい中、時間を見つけて選んでくれて本当にありがとう。
今のあなたの状況を考えると、それだけで特別なことだと感じている。
さっそく使ってみたら、とても使いやすくて気に入った。
大事にしながら、次に会うときに感想を直接伝えたい。仕事で大変な時期なのに、こうして贈り物をしてくれてうれしかった。
メッセージを読んで、ちゃんと自分のことを考えてくれているんだと感じられた。
距離はあるけれど、気持ちは近くにあると思っている。
いつもありがとう、これからも一緒に歩んでいきたい。プレゼントと一緒に届いたメッセージを何度も読み返した。
忙しさの中で自分のことを思い出してくれた時間があったことが、何よりのプレゼントだと感じている。
もらったものはもちろん、気持ちごと大切にする。
また会える日まで、お互い体に気をつけて過ごそう。このパートのメッセージは、名前やプレゼントの内容を入れ替えるだけで、そのまま使える形にしています。
次の章では、ビジネス相手や目上の方へ送る、お礼メール・メッセージのテンプレートを整理していきます。
目上やビジネス相手に送るお礼メッセージ例文
目上の相手やビジネス相手へのお礼は、感謝の気持ちに加えて、形式や言葉遣い も見られます。
カジュアルすぎると軽く見えますし、堅すぎると距離が出やすいでしょう。
ここでは、ビジネスメールで使いやすい形を意識して、
- 件名
- 冒頭の挨拶
- 感謝表現
- 具体的な一言
- 締めの言葉
という流れで使えるテンプレをまとめます。
そのままコピペして、会社名・名前・品物名だけ差し替えれば使える形にしてあります。
上司・先輩からの贈り物へのお礼メールテンプレ
上司や先輩へのお礼メールは、日頃の感謝＋贈り物への感想 をきちんと分けて書くと、落ち着いた印象になりやすいです。
テンプレ① 定番の丁寧パターン
上司から個別に頂いた場合の例です。
件名
贈り物のお礼本文
〇〇部 〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇部の□□です。
このたびは素敵な贈り物をいただき、誠にありがとうございます。
以前から気になっていた品でしたので、大変うれしく頂戴いたしました。
日頃よりご指導いただいているうえに、このようなお心遣いまでいただき、身の引き締まる思いです。
頂いた品を大切に使いながら、業務の中で少しでも成長した姿をお見せできるよう努めてまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
□□テンプレ② 少しコンパクトにまとめたいとき
件名
贈り物を頂戴したお礼本文
〇〇部 〇〇様
お世話になっております。〇〇部の□□です。
このたびはお心遣いいただき、ありがとうございます。
実用的な品物で、さっそく仕事でも活用させていただいております。
今後とも変わらぬご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
□□テンプレ③ 異動や昇進時にもらった場合の一言を足す形
件名
ご贈答の御礼本文
〇〇部 〇〇様
いつもお世話になっております。□□です。
このたびは異動に際し、ご丁寧な贈り物を頂戴し、誠にありがとうございました。
温かいお言葉とともにお送りいただき、大変励みになりました。
新しい部署でも、これまでいただいたご指導を生かしつつ、職務に努めてまいります。
今後とも変わらぬご厚誼を賜れましたら幸いです。
□□取引先からの贈答品へのお礼メールの書き方
取引先からお中元・お歳暮・記念品などをいただいた場合は、会社としての立場 を意識した文面にすると安心です。
テンプレ① お中元・お歳暮をいただいたとき
件名
御礼：お中元の御品についてお歳暮の御礼本文
株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様
平素より大変お世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびはご丁寧なお中元の品をお送りいただき、誠にありがとうございました。
社員一同でありがたく頂戴いたしました。
日頃より格別のお引き立てを賜り、心より感謝申し上げます。
今後とも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
株式会社△△
〇〇部 □□テンプレ② 取引開始やプロジェクト完了のタイミングでもらった場合
件名
ご厚情への御礼本文
株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様
いつも大変お世話になっております。株式会社△△の□□です。
このたびは、過分なお心遣いを賜り、誠にありがとうございます。
お送りいただいた品は、社内にて大切に使わせていただきます。
今後とも、より一層お役に立てるよう努めてまいります。
引き続きご指導ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
株式会社△△
□□社内全体に向けた差し入れへの代表メッセージ例文
部署全体・プロジェクトチーム全体に差し入れをいただいた場合、代表で送るお礼 が必要になることがあります。
ここでは、メール・社内チャットで使える例をまとめます。
テンプレ① メールで代表としてお礼する場合
件名
差し入れのお礼本文
〇〇部 〇〇様
いつもお世話になっております。△△部の□□です。
本日は、プロジェクトメンバー一同に差し入れをお持ちいただき、誠にありがとうございました。
お心遣いのおかげで、メンバー一同、ほっと一息つくことができました。
今後も良い結果をご報告できるよう、チーム一同努めてまいります。
引き続きご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
□□テンプレ② 社内チャットで感謝を伝える場合
本日はプロジェクトチーム宛てに素敵な差し入れをいただき、ありがとうございます。
おかげさまで、メンバー一同リフレッシュすることができました。
引き続き、良い形でご報告ができるよう進めてまいります。差し入れをありがとうございました。
集中が続いていたタイミングだったので、とてもありがたかったです。
チーム一同、今後も成果でお返しできるよう取り組んでいきます。このパートのテンプレは、
- 件名だけ変える
- 相手の社名・部署名・氏名を差し替える
- 贈り物の内容を一行だけ具体的に書き直す
といった形で、そのまま業務に流用しやすい構成にしてあります。
次の章では、もらったプレゼントの内容や関係性ごとに、NG→OKの書き換え例も含めて整理していきます。
NGからOKに書き換えるプレゼントお礼フレーズ
ここでは、ありがちだけれど少しもったいないお礼フレーズを、そのまま使える形で書き換え ていきます。
ポイントは、次の③つです。
- 一言で終わらせず、うれしかった理由を一行足す
- 敬語を整えて、読みやすくする
- 相手に気を使わせすぎない言い方にする
そのままコピペして、名前やプレゼント名だけ入れ替えて使えます。
そっけなく見えるお礼メッセージの書き換え例
まずは、一言で終わってしまいがちなパターンからです。
短くても、感想を一行 足すだけで、温度がかなり変わります。
| NGな一言 | OKフレーズ例 | ポイント |
|---|---|---|
| ありがとう | ありがとう。とてもうれしかった。 | 感情を一語だけでも足す |
| プレゼントありがとう | プレゼントありがとう。すごく好みでびっくりした。 | 好みや印象を一言添える |
| わざわざありがとう | わざわざ選んでくれてありがとう。時間を使ってくれたことが一番うれしい。 | 相手の行動に触れる |
| いつもありがとう | いつも色々と気にかけてくれてありがとう。とても支えになっている。 | 日常的な支えへの感謝に広げる |
| うれしかった、ありがとう | うれしかった、ありがとう。見るたびにもらったときの気持ちを思い出しそう。 | これからどう大切にするかを書く |
一行目を「ありがとう」で始めて、二行目で
- 具体的に何がうれしかったか
- どう使うつもりか
このどちらかを足すと、そっけなさが薄れます。
敬語が不自然になりやすいお礼文の調整例
次は、敬語がぎこちないパターン の書き換えです。
二重敬語や、漢字が強すぎる表現を整えるだけで、読みやすさが上がります。
| NGフレーズ | OKフレーズ | ポイント |
|---|---|---|
| この度は素敵な贈り物を頂きましてありがとうございました | このたびは素敵な贈り物をいただき、ありがとうございました。 | ひらがな多め＋文を区切る |
| 贈り物を頂戴致しまして誠に有難う御座いました | 贈り物を頂戴し、誠にありがとうございました。 | 漢字と旧表記を整理する |
| いつも大変お世話になっております、□□でございます | いつもお世話になっております。□□です。 | 普段のトーンに合わせて簡潔に |
| この度はお心遣い頂きまして本当に感謝しております | このたびはお心遣いをいただき、心より感謝しております。 | 「本当に」を「心より」に整える |
| これからもご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い致します | これからもご指導ご鞭撻のほど、何卒よろしくお願いいたします。 | 「致します」を「いたします」に統一 |
敬語調整で意識したいのは、次の③点です。
- ひらがなと漢字のバランスを整える
- 一文を長くしすぎない
- 「頂きまして」「致します」などを「いただき」「いたします」に統一する
これだけでも、落ち着いた印象になりやすいでしょう。
相手に気を使わせてしまう表現の言い換え
最後は、遠慮が強すぎて、かえって相手に気を使わせてしまう言い方 の書き換えです。
「すみません」中心ではなく、「うれしい」「ありがとう」を軸にします。
| NGフレーズ | OKフレーズ | ポイント |
|---|---|---|
| こんな高価なものすみません | こんな素敵なものをありがとうございます。大切に使わせていただきます。 | 遠慮より感謝を前面に出す |
| 気を使わせてしまって申し訳ないです | お気遣いいただきありがとうございます。その気持ちがとてもうれしいです。 | 相手の気持ちを受け取る姿勢に変える |
| 悪いのに、わざわざありがとう | 忙しい中、わざわざ時間を使ってくれてありがとう。本当にうれしかった。 | 「悪い」より「うれしい」を軸にする |
| 申し訳なくて受け取れません | とてもありがたいお気持ちです。今の状況を考えると、お気持ちだけ頂戴できるとうれしいです。 | 断る場合も、感謝を先に置く |
| こんなにしてもらってばかりでごめん | こんなにしてもらってばかりで、本当に感謝しています。少しずつでも返していきたいです。 | 「ごめん」を「感謝」に変える |
遠慮が強すぎると、相手は
- 喜んでもらえなかったのではないか
- 次からは渡さない方がいいかもしれない
と感じやすくなります。
まずはしっかり喜びを伝えたうえで、どう受け取りたいかを添えると、関係が保ちやすくなるでしょう。
まとめ 今日から使えるお礼メッセージの作り方
ここまで、お礼メッセージの基本から、関係別の具体例、NGからOKへの書き換えまで整理してきました。
最後に、今日から実際に動きやすくするための「お礼メッセージづくりのステップ」をまとめます。
よくプレゼントをもらう相手を三つだけ決める
最初からすべての相手に完璧なお礼文を用意しようとすると、負担が大きくなりやすいです。
まずは、自分がプレゼントをもらうことが多い相手を三つだけ決める ところから始めると続けやすくなります。
例えば、次のような分け方が考えられます。
- 友達・同僚
- 家族・親族
- 恋人・パートナー、または職場の上司
この三つをはっきりさせておくと、「誰に」「どのトーンで」書けばよいか迷いにくくなります。
ポイントは、①できるだけざっくり分けること、②迷ったら「一番よくやり取りする相手」を優先することです。
きっちり分類しすぎる必要はありません。自分がイメージしやすい分け方で十分でしょう。
それぞれ一つずつ定番メッセージを作っておく
相手のグループを三つ決めたら、次はそれぞれ一つずつ「定番メッセージ」を作る 段階です。
最初から長文を考えようとせず、次の形を一つ決めるイメージにすると取り組みやすくなります。
- 友達用
「プレゼントありがとう。すごくうれしかった。大事に使う。」 - 家族用
「いつも色々送ってくれてありがとう。おかげで元気にやれている。」 - 恋人・パートナー、または上司用
「素敵な贈り物をありがとうございます。大切に使わせていただきます。」
このように、一文目だけ固定しておき、プレゼントの内容や場面に合わせて一行足す という考え方です。
例えば、友達用のメッセージなら、
「プレゼントありがとう。すごくうれしかった。大事に使う。」
→ 「プレゼントありがとう。すごくうれしかった。通勤のときに毎日使うつもり。」
と、最後の一文を入れ替えるだけで印象が変わります。
- グループごとに一つの「軸となる文」を決める
- その日のプレゼント内容だけを差し替える
この二段階に分けると、お礼を書くハードルがかなり下がるはずです。
メモアプリに自分専用のテンプレ集をストックする
最後のステップは、テンプレを頭の中だけで持たず、どこかに保存しておくこと です。
スマホのメモアプリや、PCのメモ帳など、すぐ開ける場所に一つまとめておくと便利でしょう。
例えば、メモの中を次のように区切るだけでも使いやすくなります。
- 友達・同僚用
- 家族・親族用
- 恋人・パートナー用
- 目上・ビジネス相手用
その下に、この記事で気に入ったフレーズを数個ずつコピペしておき、実際に使うときは
- あてはまる相手のカテゴリを開く
- 近いテンプレを一つ選ぶ
- プレゼント内容と一文だけを自分なりに変える
この流れで使っていくイメージです。
毎回ゼロから文章を考える必要はありません。
「自分用の型を持っておき、その場に合わせて少しずつ変える」 くらいがちょうどよいはずです。
今日のうちに、まずは一つでも「これなら使えそうだ」と思えるお礼メッセージをメモに残しておくと、次にプレゼントをもらったとき、落ち着いて感謝を伝えやすくなるでしょう。
