褒められたときの返し方テンプレ|謙遜しすぎない受け答え例文

今日の資料、すごく分かりやすかったよ!

え、全然だよ。たまたま。

素直に受け取ればいいのに。

でも、謙遜しないと失礼かなって思っちゃうんだよね!
褒められたのに、反射で否定してしまう。
そのあとに空気が止まって、気まずくなる。
こういう場面は意外と多いでしょう。
謙遜は美徳です。
ただ、やりすぎると相手の褒め言葉を打ち消した形になります。
取引先や上司の前だと、もったいない印象にもつながります。
この記事では、謙遜しすぎずに感じよく返せる型を、場面別にテンプレ化します。
対面だけでなく、チャットやメールでもそのまま使える形にします。
この記事で分かること
- 謙遜しすぎない返し方の基本の型(短く・失礼になりにくい)
- 上司・同僚・取引先・友人で角が立たない言い分け
- 対面・社内チャット・ビジネスメールのコピペ例文
- NG→OKの言い換え早見表で、地雷表現を避けるコツ
- よくある疑問(失礼か、敬語、とんでもございません等)の答え方
褒め言葉は否定すると損をする:謙遜しすぎが気まずさの原因
褒められたとき、反射で否定してしまう人は多いです。
照れや遠慮があるからです。
ただ、会話としては損になりやすいです。
褒め言葉は、相手があなたに好意や評価を渡している状態です。
そこで否定すると、相手の言葉まで打ち消したように聞こえます。
ここで大事なのは、謙遜が悪いのではない点です。
謙遜しすぎると、会話が止まりやすいのが問題です。
謙遜しすぎると相手の褒めを否定したように聞こえる
褒められた直後に「いえいえ全然です」と返す。
この返しは、本人としては丁寧なつもりでも、相手にはこう伝わります。
- その評価は違うと思います
- そこまで良くないです
- 褒めなくて大丈夫です
結果として、相手の評価を打ち消す形になります。
褒めた側は「じゃあ何て返せばいいのか」が分からなくなります。
好意の出しどころがなくなります。
会話がここで止まりやすいです。
場によっては、相手が気を使って話題を変えることもあります。
特にビジネスでは、もったいないです。
上司や取引先は、良かった点を伝えて関係を前に進めたい場面があります。
そこで否定が強いと、受け取りが下手な印象になりやすいです。
謙遜は、短く入れるのがちょうどいいです。
否定が長くなるほど、気まずさが残ります。

正解は短く受け取って次に進めること
褒められたときの正解は、長い言い訳ではありません。
短く受け取って、会話を前に進めることです。
基本の流れはこの3つです。
- 感謝
- 受け取り
- 一言追加
この順で言うと、相手は安心します。
褒めた行為が無駄にならないからです。
テンプレ(感謝→受け取り)
この2つだけでも成立します。
さらに一言追加を入れるなら、次のどれかに寄せると使いやすいです。
一言追加の方向性は3つだけで十分です
一言追加は、長くしないほうが印象が良いです。
褒め言葉を受け取って、次の行動に軽くつなげる。
これが、謙遜しすぎない返し方の土台になります。
まずはこれだけ:謙遜しすぎない返し方3パターン
褒められた瞬間は、言葉を選ぶ余裕がなくなりがちです。
その結果、反射で否定してしまいます。
ここでは、最短で使える型を3つに絞ります。
どれも「否定しない」前提です。
状況に合わせて、1つだけ選べば十分です。
型1:ありがとうございます+素直に受け取る
一番シンプルで、失敗しにくい型です。
短いので、対面でもチャットでも使えます。
そのまま使える定番
少し丁寧(ビジネスで万能)
この型のポイントは、余計な説明をしないことです。
「全然そんなことないです」は足さないほうが印象が良いです。
型2:ありがとうございます+理由を一つだけ添える
相手の褒めを受け取ったうえで、空気を整える型です。
上司や取引先に対して、調子に乗った印象を避けたいときに効きます。
上司・取引先向け(定番)
チームでやった成果のとき
相手を立てすぎない形(バランス)
理由は1つで十分です。
複数並べると、言い訳っぽく見えたり、話が長くなります。

型3:ありがとうございます+次の行動で締める
会話を前に進めたいときに強い型です。
ビジネスチャットや会議後の一言にも向きます。
次の行動で締める(仕事で使いやすい)
やや柔らかく(社内・同僚向け)
この型は、相手の褒めを「次の安心」につなげられます。
褒めた側も、言ってよかったと思いやすいです。
この3つの型があれば、ほとんどの場面は回せます。
次の章では、相手別に言い方を微調整して、さらに角が立ちにくい形にします。
相手別:上司・同僚・部下・取引先で角が立たない言い方
同じ褒め言葉でも、相手が変わると正解が変わります。
ポイントは「相手が求めている返し」を外さないことです。
- 上司は、再現性と姿勢を見たい
- 同僚は、関係が前に進む一言がうれしい
- 部下は、安心して動ける空気がほしい
- 取引先は、礼儀と安定感がほしい
ここを押さえると、謙遜しすぎずに印象を整えられます。
上司に褒められたとき
上司には「ありがとうございます」だけでも十分です。
ただ、もう一段よくするなら「おかげさま」と「継続の姿勢」を足します。
基本(短くて安全)
おかげさまを入れる(角が立たない)
継続の姿勢で締める(評価につながりやすい)
上司に対しては、自虐を入れないほうが無難です。
「全然まだまだです」「たまたまです」は、褒めを打ち消すだけでなく、自己評価が低い印象にもつながります。
同僚に褒められたとき
同僚は、距離が近いぶん「空気が軽い返し」が合います。
感謝だけで終えず、共有を一言足すと関係が前に進みます。
ありがとう+共有(仕事が回る返し)
協力を返す(相手も立つ)
同僚には「こちらこそ」も使えます。
ただし、連発すると薄くなるので一言で止めるのがコツです。
部下・後輩に褒められたとき
部下や後輩からの褒めは、良い空気を作るチャンスです。
ここは受け取りつつ、相手の良い点を短く返すと信頼が積み上がります。
受け取る+相手を短く立てる
褒め返しは、やりすぎないほうが自然です。
長い褒めは、かえって気を使わせます。
一言で止めるとちょうどいいです。
取引先・顧客に褒められたとき
取引先や顧客には「礼儀」と「安定感」が重要です。
喜びすぎるより、感謝を軸にして淡々と整えるほうが信頼されます。
定番(失礼になりにくい)
期待に沿う姿勢を添える(信頼が上がる)
相手のメリットに寄せる(営業・CS向け)
取引先には、砕けた返しや自虐は避けるのが安全です。
「いやいや全然です」は謙遜のつもりでも、頼りなさに見えることがあります。
次の章では、対面・チャット・メールなど媒体別に、さらに短く使える例文を整理します。
媒体別:対面・チャット・メールの短文テンプレ
褒められたときの返し方は、媒体で最適解が変わります。
対面は空気と表情が伝わります。
チャットは短くないと仕事が止まります。
メールは型があるほうが安心です。
ここでは、すぐ使える短文テンプレを媒体別にまとめます。
対面:表情+一言で終わらせる
対面は、長く話すほどわざとらしくなります。
笑顔やうなずきに、短い一言を合わせるのが一番自然です。
定番(どこでも使える)
少し丁寧(上司・取引先でも安心)
次につなげたいとき(会話を止めない)
対面は「否定しない」「短く終える」だけで印象が整います。
余計な謙遜は入れないほうがスムーズです。
社内チャット:短く返して仕事を前に進める
チャットは会話ではなく業務の道具です。
褒めへの返しも、短くして次の行動を置くほうが親切です。
感謝+次アクション(万能)
相手の負担を減らす(確認・対応を先に言う)
チーム向け(共有+次へ)
チャットで避けたいのは、長い謙遜です。
「全然です」「たまたまです」は返信として価値が薄く、会話が増えます。
一言で受け取り、すぐ次へ進めるのが正解です。

ビジネスメール:お褒めの言葉への定番返信
メールは、丁寧さと安定感が大事です。
迷ったら、定番の型で十分です。
相手の褒めに対して、こちらの姿勢を添えると信頼が上がります。
定番(最も安全)
改善・継続の姿勢(信頼が増える)
ご指導のおかげです の使いどころ(上司・先方の協力があった時)
「ご指導のおかげです」は万能ではありません。
相手が実際にレビューや助言をしてくれたときに使うと自然です。
単なるお世辞として使うと、少し重く見える場合があります。
この章のテンプレを1つ決めておくと、褒められても迷いません。
次の章では、褒めの種類別に返し方を整理します。
褒めの種類別:成果・努力・センス・人柄の返し分け
褒め言葉に対して同じ返しをすると、噛み合わないことがあります。
成果を褒められたのに、努力の話を長くする。
人柄を褒められたのに、実績の説明を始める。
褒めの種類に合わせて返すと、会話が自然に続きます。
ここでは4タイプに分けて、短い例文を用意します。
成果を褒められたとき
成果を褒められた場面では、相手は安心したいことが多いです。
次も同水準で出せるか。
今後も任せて大丈夫か。
そのため、返しは「再現性」に寄せると強いです。
基本(短く受け取る)
再現性を置く(次も同水準で)
チーム成果の場合
成果を褒められたときは、謙遜の長話より「次も任せてください」が効きます。
努力を褒められたとき
努力を褒める言葉は、見えにくい部分を認めてくれたサインです。
ここは素直に受け取るほうが相手も満足します。
返しの軸は2つだけです。
返し方の軸
- 「見てくれてうれしい」
- 「続けます」
定番(そのまま使える)
継続の姿勢を添える
上司・取引先向け(丁寧)
努力の褒めは、否定すると特に損です。
相手はあなたの頑張りを拾ってくれています。
センスや見た目を褒められたとき
センスや見た目の褒めは、軽いテンポで返すほうが自然です。
ここで自虐に走ると、空気が重くなります。
軽く受け取る(否定しない)
少し丁寧(職場でも使える)
自虐で落とさない例(避けたい返し)
否定の勢いが強いほど、相手は気を使います。
センス系は、短く受け取って終えるのが一番きれいです。
性格や気遣いを褒められたとき
性格や気遣いの褒めは、相手の安心感につながっています。
ここは「うれしい」と「今後も意識する」で十分です。
定番(柔らかい)
ビジネス寄り(丁寧)
相手に寄せる(関係が良くなる)
人柄の褒めは、言い訳を足す必要がありません。
受け取って、次も同じ姿勢でいく。
それだけで印象が安定します。
NG→OKの言い換え早見表
褒められたときは、短い言い方ほど癖が出ます。
この表は、気まずさが出やすいNGを、すぐ置き換えられるOKに整理したものです。
日常とビジネスを混在させています。
場面に合わせてコピペして使ってください。
| NG短文 | 気まずくなる理由 | OK短文 | 向く場面(相手/媒体) |
|---|---|---|---|
| いえいえ全然です | 相手の評価を打ち消す | ありがとうございます。励みになります。 | 上司・取引先/対面・チャット |
| いやいや私なんて | 自虐が強く、会話が止まりやすい | そう言っていただけてうれしいです。 | 上司・同僚・友人/対面 |
| たまたまです | 成果を偶然扱いし、頼りなさに見える | ありがとうございます。次も同じ品質で進めます。 | 上司・取引先/対面・メール |
| そんなことないです | 否定が残り、相手が引く | ありがとうございます。助かります。 | 同僚・友人/対面・チャット |
| とんでもございません | 強い否定に聞こえる場合がある | 恐れ入ります。ありがとうございます。 | 取引先・上司/対面・電話 |
| とんでもないです | 言い方が強く、拒否に見えやすい | お褒めいただき、ありがとうございます。 | 取引先/メール |
| まだまだです | 否定の印象が残る | ありがとうございます。引き続き頑張ります。 | 上司・同僚/対面・チャット |
| いえ、私の力じゃなくて… | 言い訳っぽく長くなる | ありがとうございます。チームのおかげです。 | 上司・同僚/対面・チャット |
| いや、普通です | 相手の褒めを軽く扱う | ありがとうございます。うれしいです。 | 友人・同僚/対面 |
| そんなに褒めないでください | 相手の行為を止めてしまう | ありがとう。そう言ってもらえるとうれしい。 | 友人・恋人/対面・LINE |
| お世辞ですよね | 相手を疑うニュアンスになる | ありがとう。励みになる。 | 友人・同僚/対面・LINE |
| 皆のおかげで私は何もしてなくて… | 自分を下げすぎて空気が重い | ありがとうございます。皆の協力が大きかったです。 | 上司・同僚/対面・チャット |
使い方のコツはシンプルです。
NGが口から出そうになったら、OKの先頭だけ言います。
- ありがとうございます。
- お褒めいただき、ありがとうございます。
- 恐れ入ります。ありがとうございます。
この一言だけで、謙遜しすぎの事故はほぼ防げます。
FAQ:よくある質問
Q. 褒められたとき、謙遜しないのは失礼ですか?
失礼ではありません。
むしろ、褒め言葉は受け取ったほうが会話がきれいに終わります。
謙遜は入れても構いません。
ただ、否定が強いと相手の評価を打ち消します。
気まずくなる原因になりやすいです。
無難なのは、短く受け取る形です。
この2つなら、謙遜しすぎず、丁寧さも残ります。
Q. 上司に褒められたときの無難な返し方は何ですか?
上司には、感謝+継続の姿勢が一番安全です。
自虐は入れないほうが無難です。
そのまま使える形はこの3つです。
「ご指導のおかげさまです」は、実際に助言やレビューがあった時に使うと自然です。
特に何もないのに使うと、少し重く感じる場合があります。
Q. お褒めの言葉をいただきありがとうございますは硬すぎますか?
相手と場面次第です。
取引先や顧客へのメールなら、硬すぎるというより定番です。
安心感が出ます。
一方、社内や同僚には少し堅く見えることがあります。
その場合は、少しだけ短くすると自然です。
メールで定番(社外向け)
社内で柔らかく
言葉の硬さよりも、否定しないことが重要です。
Q. とんでもございませんは使わないほうがいいですか?
絶対にNGではありません。
ただし、褒め言葉に対して使うと「強い否定」に聞こえる場合があります。
その結果、相手の評価を打ち消した印象になることがあります。
安全に寄せるなら、次の言い換えが使いやすいです。
「とんでもございません」を使うなら、否定で終わらせないのがコツです。
後ろに感謝をつけると角が取れます。
ただ、迷うなら最初から「恐れ入ります。ありがとうございます。」にしておくほうが安定します。
まとめ:受け取って終える人ほど印象が良い
褒められたときの返し方は、相手の記憶に残ります。
丁寧な人だな。
やり取りがしやすいな。
こういう印象は、長い説明ではなく一言で決まります。
謙遜しすぎず、短く受け取って終える。
それだけで会話が整います。
今日使う定番を1つ決める
まずは「迷わない一文」を決めてください。
状況に合わせて言い換えなくても大丈夫です。
最初は固定したほうが楽になります。
日常〜社内で万能
仕事で一番使いやすい
社外・上司にも寄せやすい
この3つのどれか1つで十分です。
慣れてきたら、相手別に少し調整すればいいです。
迷ったときの最低ライン
褒められた瞬間に頭が真っ白になることはあります。
そのときは、最低ラインだけ守れば問題ありません。
最低ラインは3つだけです
- まず感謝
- 否定しない
- 一言だけ添えて次へ進める
困ったときの最短テンプレ
これだけで、謙遜しすぎの事故は防げます。
会話も止まりません。
褒め言葉は、受け取るのが相手への礼です。
今日使う一文を一つ決めて、次に褒められたときにそのまま出してみてください。


