稟議承認のお願いメール例文|上司が動きやすい依頼テンプレ

稟議上げたんだけど、上司が全然承認してくれないんだよね。メール送っても反応なくてさ。

それ、メールの書き方で止まってる可能性あるよ。上司って判断材料が見えないと後回しにしがち。

じゃあ、何を書けば動きやすいの?急ぎって言うだけじゃダメ?

急ぎだけだと逆に動きにくいかも。結論と期限、判断に必要な数字を先に置けば早いよ!
稟議承認のお願いメールは、丁寧に書けば通るものではありません。
上司が迷わず判断できる形に整っているかで、承認スピードが変わります。
特に多い失敗は、依頼の結論が見えないことです。
必要な情報が本文の後ろに散らばっていることもあります。
上司が確認の手間を感じた瞬間、優先順位は下がりやすいでしょう。
この記事では、稟議承認をお願いするときに「上司が動きやすい」メールの型を、コピペで使えるテンプレとしてまとめます。
催促の言い方や差し戻し後の再提出メールまで載せるので、実務で困りにくくなります。
稟議承認のお願いメールで上司が止まる理由
稟議の承認が遅いとき、上司がサボっているとは限りません。
多くは「判断しづらい形」になっていて、後回しになっています。
ここでは、上司が止まりやすい理由を3つに絞って整理します。
自分のメールに当てはまる部分がないか、チェックしながら読んでください。
結論と依頼が見えないと後回しになる
稟議依頼メールで一番多いのは、冒頭で結論が分からないパターンです。
状況説明から入ると、上司は「結局何をしてほしいのか」を探すことになります。
上司がまず知りたいのは次の2点です。
- 何の稟議か
- 何をしてほしいか(承認なのか、確認なのか)
これが最初に見えないと、読む負担が上がります。
負担が上がると、後で読もうとなりやすいです。
悪い例になりやすい書き出しもあります。
稟議依頼では、まず結論を出す方が上司は動きやすいでしょう。
判断材料が不足すると確認コストが増える
稟議は、上司が「判断して責任を持つ」ためのものです。
判断材料が不足していると、上司は確認作業を増やす必要があります。
確認が増えると、承認は止まりやすいです。
なぜなら、上司の頭の中で「宿題」になるからです。
判断材料として最低限入れたいのは、次のような要素です。
全部を長く書く必要はありません。
ただ、上司が一次判断できる量は必要です。
不足しやすいのは「金額と条件」「比較」です。
「いくらで、いつまでに、何を買うのか」が曖昧だと止まります。
添付やリンクを付ける場合も、置き方が重要です。
本文に「どこを見れば判断できるか」を一言で示すと、確認コストが下がります。
期限と次アクションがないと優先度が上がらない
上司の仕事は、締切のあるものから埋まります。
稟議メールに期限がないと、優先度が上がりにくいです。
また「承認後に何をするか」が書かれていないと、急ぐ理由が伝わりません。
結果として、上司の中で後回しになります。
入れておきたいのは次の2点です。
- いつまでに承認が必要か
- 承認後に何を進めるか
例はこの形が使いやすいです。
期限を書くときは「できれば」だけで終えない方が良いです。
上司が判断しやすいように、理由も短く添えると通りやすくなります。
次の章では、上司が動きやすい稟議依頼メールを「5点セット」にして、コピペできる形に落とします。
上司が動きやすい稟議依頼メールは5点セットで決まる
稟議依頼メールは、情報を全部書くほど良いわけではありません。
上司が迷わず判断できる順番で、必要な要素だけを並べるのがコツです。
この章では「上司が動きやすい5点セット」を、本文にそのまま貼れる形に落とします。
迷ったら、この順番に沿って埋めてください。
先頭に結論:何の稟議で、何をしてほしいか
最初の1〜2行で、上司の判断が始まります。
結論は「稟議の内容」と「依頼(承認してほしい)」をセットで書きます。
型(コピペ用)
書き換え例
ここで「確認してください」だけだと、承認なのか相談なのかが曖昧になります。
稟議は基本的に「ご承認ください」と言い切った方が伝わります。
目的と背景:なぜ今必要か
次に「なぜ今なのか」を短く書きます。
背景がないと、上司は優先順位を付けられません。
型(コピペ用)
書き換え例
長い事情説明は不要です。
上司が「必要性の筋」を理解できれば十分でしょう。
金額・条件・比較:判断に必要な数字を最小で
稟議が止まる最大要因は、数字が足りないことです。
ただし、数字を並べすぎても読まれません。
上司が最低限見たいのは、次の3つです。
- 金額(総額/月額/初期費用)
- 条件(契約期間/支払条件/開始時期)
- 比較(なぜそれを選ぶか)
型(コピペ用)
書き換え例
比較は長文にしなくて大丈夫です。
「決め手」を1〜2点に絞ると読みやすいです。
影響とリスク:承認が遅れると何が起きるか
上司が動くかどうかは、「遅れると困る理由」で決まります。
ここを曖昧にすると、後回しになりやすいです。
型(コピペ用)
書き換え例
ここは不安をあおる必要はありません。
事実ベースで短く書くのが一番伝わります。
期限と次の動き:いつまでに、承認後は何をするか
最後に、上司が次の行動を取りやすい形で締めます。
期限がない稟議は、優先順位が上がりません。
型(コピペ用)
書き換え例
「いつまでに」と「承認後に何をするか」をセットにすると、上司が判断しやすいです。
5点セットまとめ(そのまま貼れる骨組み)
最後に、この章の内容を一枚にまとめます。
本文の枠として使ってください。
- 結論:稟議承認のお願いです。【案件名】についてご承認ください。
- 目的/背景:【目的】。現状【課題】があり【影響】が出ています。
- 金額/条件/比較:金額【】。条件【】。比較の結果【理由】で本案希望。
- 影響/リスク:承認が遅れると【影響】。そのため【理由】までに手配が必要。
- 期限/次の動き:【期限】までにご承認をお願いします。承認後【次アクション】を実施します。
次の章では、件名と本文を「短文版・丁寧版」でコピペできる形にして、実際に送れるテンプレに仕上げます。

コピペで使える基本テンプレ
この章は、そのまま貼って使える形にまとめます。
稟議依頼は「件名」で半分決まります。
本文は短くても、判断材料の置き方が整っていれば通りやすいです。
件名テンプレ(要承認・期限入り・案件名)
件名は、上司が一覧で見たときに「やるべきこと」が分かる形が理想です。
ポイントは3つです。
- 要承認(何をしてほしいか)
- 期限(いつまでに)
- 案件名(何の稟議か)
件名の型(コピペ用)
【要承認】【期限:〇/〇】〇〇の稟議承認のお願い
【要承認】【〇/〇まで】〇〇導入の稟議ご承認依頼
【承認依頼】〇〇の稟議(期限:〇/〇)
「要確認」だと承認依頼が埋もれやすいので、稟議は基本「要承認」がおすすめです。
ただし、社内文化で「承認」という言葉が強い場合は「ご確認・ご承認」を併記します。
使い分け例(状況別)
1. 期限が明確で急ぐとき
【要承認】【本日17:00】〇〇購入の稟議承認のお願い
【要承認】【〇/〇締切】〇〇契約更新 稟議のご承認依頼
2. 急ぎではないが今週中に進めたい
【要承認】【今週中】〇〇導入の稟議ご承認のお願い
【承認依頼】〇〇の稟議(目安:〇/〇まで)
3. 差し戻し後の再提出
【再申請・要承認】【期限:〇/〇】〇〇稟議(修正版)ご承認依頼
【修正済み・要承認】〇〇稟議 再提出のお願い(〇/〇まで)
件名だけで用件が分かると、上司が後で探しやすくなります。
結果として承認が進みやすいです。
本文テンプレ(短文版・丁寧版)
本文は、前章の5点セットを崩さずに入れます。
ここでは、状況に合わせて使える2種類を用意します。
短文版(忙しい上司向け・まずこれでOK)
お疲れ様です。【自分の名前】です。
【案件名】の稟議承認のお願いです。
目的:【目的/背景を1行】
金額:【総額(内訳)】/条件:【契約期間・開始日など】
比較:【選定理由を1行】
期限:【日付・時間】までにご承認いただけますと助かります。
稟議:【稟議番号 or リンク】
添付:【見てほしい資料名】
よろしくお願いいたします。
丁寧版(上司が慎重・社内が堅め)
お疲れ様です。【部署】【自分の名前】です。
【案件名】につきまして、稟議を起票いたしました。
お手数ですが、【期限】までにご承認くださいますようお願いいたします。
■目的/背景
【なぜ必要かを2行以内】
■内容(要点)
・金額:【総額(内訳:初期/月額)】
・条件:【契約期間/支払条件/開始予定】
・比較:【A案・B案との差分】/選定理由:【決め手を1〜2点】
■承認期限と次の動き
・期限:【日付・時間】(【理由:発注・更新期限など】)
・承認後:【発注/契約手続き/社内展開】を進めます。
稟議:【稟議番号 or リンク】
添付:【資料名】
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
本文で迷いやすいのは「背景が長くなる」ことです。
背景は2行以内で止める方が読みやすいでしょう。
添付とリンクの書き方(迷わせない置き方)
添付やリンクがある稟議は、上司が「どれを見ればいいか」で止まりがちです。
迷わせないためのコツは、次の3点です。
- 先に稟議リンク(または稟議番号)を置く
- 添付の目的を1行で書く(何を判断する資料か)
- 見る順番を指定する(時間がない上司向け)
添付・リンクの書き方テンプレ
稟議:【稟議番号】(【URL】)
添付:①見積書(価格と内訳) ②比較表(選定理由) ③契約条件(期間・解約)
見る順番を指定する一言(時短)
お時間がない場合は、比較表のみ先にご確認ください。
まずは見積書の金額と契約条件をご確認いただければ大丈夫です。
結論は本文に記載し、根拠は添付にまとめています。
よくあるミス(避けたい)
上司が「確認しなくても一次判断できる本文」になっていると、承認が進みやすくなります。
次の章では、備品購入・外注・契約更新など、よくある稟議パターン別に例文を用意します。
シーン別の稟議承認依頼メール例文
ここでは、稟議で特に多い4シーンをまとめます。
どれも「上司が知りたいポイント」が少し違います。
例なので、使うときは必要に応じて件名と本文を差し替えてください。
本文は、読みやすさを優先して短めにしています。
備品購入・ツール導入(比較と金額が要点)
上司が一番気にするのは「いくらで、なぜそれか」です。
比較と金額が見えないと止まります。
件名例
【要承認】【3/15 17:00】営業支援ツール導入の稟議承認のお願い
【要承認】【今週中】PC入替(10台)稟議ご承認依頼
本文例(短文版)
お疲れ様です。【自分の名前】です。
【ツール名】導入の稟議承認のお願いです。
目的:商談管理の入力工数を減らし、案件状況を可視化するためです。
金額:年間36万円(初期0円、月額3万円)/契約:12か月
比較:2社比較の結果、連携機能とサポートの点で本案が適していました。
期限:3/15(金)17:00までにご承認いただけますと助かります。
承認後:当日中に発注し、4月より運用開始予定です。
稟議:R-12345(URL)
添付:見積書、比較表
よろしくお願いいたします。
本文例(丁寧版)
お疲れ様です。【部署】【自分の名前】です。
【ツール名】導入につきまして稟議を起票いたしました。
お手数ですが、3/15(金)17:00までにご承認くださいますようお願いいたします。
■目的/背景
入力工数が増えており、案件状況の把握に時間がかかっております。
商談管理の効率化と可視化のため導入を検討しました。
■内容(要点)
・金額:年間36万円(初期0円、月額3万円)
・契約:12か月(4/1開始想定)
・比較:2社比較の結果、連携機能とサポート体制を重視し本案を選定
■承認後の予定
承認いただけ次第、当日中に発注手続きを進めます。
稟議:R-12345(URL)
添付:見積書、比較表
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
外注・業務委託(範囲・成果物・支払条件が要点)
外注は、範囲が曖昧だと承認が止まります。
「何をどこまでやって、何が納品されるか」を短く明記します。
件名例
【要承認】【3/18】LP制作 外注稟議ご承認依頼
【要承認】【期限:3/20】業務委託(開発支援)稟議承認のお願い
本文例(短文版)
お疲れ様です。【自分の名前】です。
【外注内容】の稟議承認のお願いです。
目的:社内対応が難しいため、外部にて【目的】を進めます。
範囲/成果物:【範囲】/納品物【成果物】(納期:〇/〇)
金額:総額【金額】(支払:検収後〇日以内)
比較:複数社の中で、実績と納期対応の点から本案を希望します。
期限:〇/〇までにご承認いただけますと助かります。
承認後:発注し、キックオフ日程を調整します。
稟議:R-XXXXX(URL)
添付:見積書、業務範囲(SOW)
よろしくお願いいたします。
本文例(丁寧版)
お疲れ様です。【部署】【自分の名前】です。
【外注内容】につきまして稟議を起票いたしました。
お手数ですが、〇/〇までにご承認くださいますようお願いいたします。
■目的/背景
社内リソースの都合により、期日までの対応が難しい状況です。
そのため外部委託により対応したく存じます。
■委託範囲/成果物
・範囲:【範囲(例:LPデザイン〜実装)】
・成果物:【成果物(例:データ一式、編集可能形式)】
・納期:〇/〇(検収:〇/〇)
■金額/条件
・金額:総額【金額】
・支払条件:検収後〇日以内
稟議:R-XXXXX(URL)
添付:見積書、SOW(業務範囲)
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
契約更新・新規契約(期限とリスクが要点)
契約系は、更新期限がすべてです。
遅れると「停止」「自動更新」「違約金」などが発生する場合があります。
事実ベースで短く書きます。
件名例
【要承認】【更新期限:3/25】〇〇サービス契約更新 稟議承認のお願い
【要承認】【3/22まで】〇〇新規契約 稟議ご承認依頼
本文例(短文版)
お疲れ様です。【自分の名前】です。
〇〇サービス契約更新の稟議承認のお願いです。
更新期限:3/25(月)までに手続きが必要です。
金額:年間【金額】(契約期間:〇/〇〜〇/〇)
理由:現運用に必要なため更新します。代替案は現時点で不足があります。
リスク:期限を過ぎると利用停止/再契約手続きが発生する可能性があります。
期限:3/22(金)17:00までにご承認いただけますと助かります。
承認後:当日中に更新手続きを進めます。
稟議:R-XXXXX(URL)
添付:見積書、契約条件
よろしくお願いいたします。
本文例(丁寧版)
お疲れ様です。【部署】【自分の名前】です。
〇〇サービス契約更新につきまして稟議を起票いたしました。
更新期限の都合上、3/22(金)17:00までにご承認いただけますと助かります。
■更新内容
・契約期間:〇/〇〜〇/〇
・金額:年間【金額】
・理由:現業務で継続利用が必要なため
■期限とリスク
期限を過ぎると利用停止/再契約手続きが発生する可能性があります。
ご承認いただけ次第、当日中に更新手続きを進めます。
稟議:R-XXXXX(URL)
添付:見積書、契約条件
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
出張・研修(目的と費用対効果が要点)
出張・研修は「何のために行くのか」と「費用の内訳」が重要です。
成果が見えないと止まりやすいので、目的と期待効果を短く入れます。
件名例
【要承認】【3/10まで】〇〇研修参加 稟議承認のお願い
【要承認】【期限:〇/〇】出張(〇〇訪問)稟議ご承認依頼
本文例(短文版)
お疲れ様です。【自分の名前】です。
〇〇研修参加の稟議承認のお願いです。
目的:〇〇スキルを習得し、【業務】の品質向上につなげるためです。
費用:受講料【】+交通費【】+宿泊費【】(概算合計【】)
効果:受講後、〇〇業務に反映し、社内共有(資料作成)を行います。
期限:〇/〇までに申込が必要なため、〇/〇までにご承認をお願いします。
承認後:申込手続きと旅程手配を進めます。
稟議:R-XXXXX(URL)
添付:研修概要、費用内訳
よろしくお願いいたします。
本文例(丁寧版)
お疲れ様です。【部署】【自分の名前】です。
〇〇研修参加につきまして稟議を起票いたしました。
申込期限の都合上、〇/〇までにご承認いただけますと助かります。
■目的/期待効果
〇〇スキルを習得し、【対象業務】の品質向上につなげるためです。
受講後は社内共有資料を作成し、関係者へ展開します。
■費用(概算)
・受講料:【】
・交通費:【】
・宿泊費:【】
合計:【】
稟議:R-XXXXX(URL)
添付:研修概要、費用内訳
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
次の章では、よくあるNG表現を「上司が判断しやすいOK表現」に変換する早見表でまとめます。
この表があると、文章を整えるスピードが上がります。
NG→OK言い換え早見表

稟議のお願いメールは、丁寧語でも止まることがあります。
理由は、上司が判断に必要な情報を拾えないからです。
ここでは、よくあるNG表現を「上司が動きやすいOK表現」に変換します。
迷ったら、この表のOK表現に置き換えてください。
| NG表現(止まりやすい) | OK表現(上司が動きやすい) | 上司が困るポイント | 置き換えの型 |
|---|---|---|---|
| 急ぎでお願いします | 〇/〇までに承認が必要です(理由:〇〇の期限のため) | 緊急度の根拠がない | 期限+理由 |
| できるだけ早めに | 〇/〇(〇)17:00までにご承認いただけますと助かります | いつまでか分からない | 具体日時 |
| ご確認お願いします | 稟議のご承認をお願いします(稟議番号:R-XXXX) | 承認か相談か不明 | 依頼を明確化 |
| お忙しいところ恐縮ですが | 〇点だけご確認ください(①金額 ②契約期間 ③開始日) | 何を見ればいいか不明 | 見る点を指定 |
| 先日相談した件です | 【案件名】の稟議承認のお願いです(結論) | 前提が分からない | 結論を先頭に |
| 詳細は添付をご覧ください | 本文に要点を記載し、根拠は添付にまとめました | 添付を開く負担が大きい | 本文要点+添付根拠 |
| とりあえず稟議上げました | 稟議を起票しました。〇/〇までにご承認をお願いします | 必要性が伝わらない | 依頼+期限 |
| 予算は大丈夫だと思います | 金額:総額〇円(内訳:初期〇円/月額〇円) | 数字がないと判断できない | 数字を最小で |
| いつものやつです | 契約更新(対象:〇〇/期間:〇〇〜〇〇)です | 何の話か分からない | 対象+期間 |
| 問題ないと思います | リスク:〇〇の可能性があります。対策:〇〇で回避します | 根拠がなく承認しづらい | リスク+対策 |
| みんな困ってます | 現状:〇〇で工数が月〇時間発生しています | 主観で判断できない | 現状を事実で |
| たぶん必要です | 目的:〇〇のため必要です(理由:〇〇) | 必要性が弱い | 目的+理由 |
| 比較はしてません | 2社比較の結果、〇〇の点で本案を選定しました | 選定理由が不明 | 比較+決め手 |
| 条件は後で詰めます | 条件:契約期間〇か月、支払〇〇、開始〇/〇 | 後で揉める不安 | 条件を先に |
| なるべく安いので | 価格とサポートのバランスから本案を希望します | 評価軸が曖昧 | 評価軸を明確に |
| よろしくお願いします(だけ) | ご承認いただけ次第、当日中に発注します | 次の動きが不明 | 次アクション |
| 後ほど口頭で説明します | 要点は本文に記載します。必要なら5分だけお時間ください | 説明待ちで止まる | 本文要点+補足 |
| これで進めます | ご承認後に進めます(承認前は未実施) | 既成事実に見える | 承認前提に修正 |
| とにかく承認ください | 期限と理由を記載しました。ご不明点あれば追記します | 強く感じる | 期限+理由+補足余地 |
上司が動きやすいメールは、言葉選びより「情報の置き方」で決まります。
特に効果が出やすい置き換えは次の3つです。
次の章では、承認が進まないときに角が立ちにくい催促・リマインドのテンプレを用意します。
承認が進まないときの催促・リマインドテンプレ
催促は気まずいです。
ただ、稟議は期限があるので放置もできません。
角が立たないコツは、次の3点です。
- 責めない
- 期限と理由を事実で伝える
- 上司が返しやすい選択肢を出す
ここでは、期限前・期限超過・緊急時で使い分けできるテンプレを用意します。
そのままコピペして使えます。
期限前リマインド(柔らかい確認)
期限前は「確認」トーンが基本です。
承認を急かすより、「見落とし防止」の形にすると送りやすいです。
件名テンプレ
【ご確認】〇〇稟議(承認期限:〇/〇)
【リマインド】〇〇稟議 ご承認のお願い(〇/〇まで)
【再送】〇〇稟議のご承認依頼(期限:〇/〇)
「再送」は、相手が見落としている可能性を示せるので角が立ちにくいです。
本文テンプレ(短文・まずこれ)
お疲れ様です。【自分の名前】です。
〇〇稟議(R-XXXX)につき、念のためリマインドです。
承認期限が〇/〇(〇)【時間】のため、ご確認いただけますと助かります。
ご不明点があれば追記いたします。
稟議:R-XXXX(URL)
よろしくお願いいたします。
返しやすい一言を足す版(上司の手間を減らす)
お疲れ様です。【自分の名前】です。
〇〇稟議の件、承認期限が〇/〇のため確認です。
問題なければ「承認」で進めてください。
懸念があれば、どの点かだけご指摘いただければ修正します。
稟議:R-XXXX(URL)
よろしくお願いいたします。
チャット向け(1行)
〇〇稟議(R-XXXX)、期限が〇/〇なので念のため確認です。お手すきでご承認お願いします。
期限超過の催促(角を立てず優先度を上げる)
期限を過ぎたら、言い方を少しだけ強くします。
ただし、責める言い方は不要です。
「期限を過ぎた事実」と「次に困ること」を短く書きます。
件名テンプレ
【至急】【承認期限超過】〇〇稟議 ご承認のお願い
【要承認】〇〇稟議(期限超過のため再度ご確認ください)
【ご対応依頼】〇〇稟議(〇/〇までに手続き必要)
本文テンプレ(角が立ちにくい標準)
お疲れ様です。【自分の名前】です。
〇〇稟議(R-XXXX)の承認期限が〇/〇で、期限を過ぎております。
手続きの都合上、〇/〇【時間】までにご承認いただけますと助かります。
難しい場合は、代替の進め方を検討したいため、方針だけご指示ください。
稟議:R-XXXX(URL)
よろしくお願いいたします。
「優先度を上げる理由」を添える版(事実だけ)
お疲れ様です。【自分の名前】です。
〇〇稟議の件、期限を過ぎており、発注/申込の締切が〇/〇に迫っています。
本日中にご承認いただければ当日手続き可能です。
難しい場合は、締切延長の可否確認に動くため、可否だけご返信いただけますと助かります。
稟議:R-XXXX(URL)
よろしくお願いいたします。
チャット向け(2行まで)
〇〇稟議(R-XXXX)、期限超過のため再度ご確認お願いします。
本日中に承認いただければ手続き可能です。難しければ方針だけください。
緊急時の補助線(メール+口頭の最短連携)
本当に急ぐときは、メールだけでは詰まります。
最短は「メールを送る→口頭で1分→メールに記録」の流れです。
上司は忙しいので、口頭は長くしないのが前提です。
「要点3つ」だけ言います。
- 何の稟議か
- 期限はいつか
- 金額はいくらか(またはリスク)
口頭での切り出しテンプレ(30秒)
〇〇稟議の件で1分だけお願いします。期限が〇/〇で、金額は〇円です。問題なければ承認いただけますか。
口頭後のフォローメール(記録に残す)
件名
【口頭フォロー】〇〇稟議 ご承認のお願い(〇/〇まで)
本文
お疲れ様です。【自分の名前】です。
先ほど口頭でご相談した〇〇稟議(R-XXXX)の件、念のため共有です。
承認期限:〇/〇【時間】(理由:〇〇の締切のため)
金額:総額〇円(内訳:〇〇)
ご承認いただけ次第、当日中に手続きを進めます。
稟議:R-XXXX(URL)
よろしくお願いいたします。
上司が今すぐ判断できないときの「逃げ道」も用意する
本日中の承認が難しい場合、締切延長の交渉に動きます。可否だけご指示ください。
懸念点があれば、どの点かだけ教えてください。該当箇所を修正します。
催促は「返しやすさ」がすべてです。
上司が一言で返せる形にすると、やり取りが止まりにくくなります。
次の章では、差し戻し後の再提出メールテンプレを用意します。
修正報告の書き方で、再承認が早くなる形に整えます。
差し戻し後の再提出メールテンプレ(修正報告)

差し戻しは珍しいことではありません。
稟議は「一度で通る」より「修正して通す」場面の方が多いです。
差し戻し後のメールで大事なのは、次の2点です。
- 指摘を受け止めていることが伝わる
- どこを直したかが一目で分かる
この章では、再提出のときに迷わないテンプレを用意します。
件名・本文をそのままコピペして使えます。
指摘へのお礼+修正完了の報告テンプレ
差し戻し後は、言い訳を書かない方が早いです。
以下を短く並べます。
- 指摘へのお礼
- 修正しました
- 見てほしい点
件名テンプレ
【修正済み・要承認】〇〇稟議(R-XXXX)再提出のお願い
【再申請】〇〇稟議(修正版)ご承認依頼
【差し戻し対応済み】〇〇稟議 再提出のお願い(期限:〇/〇)
本文テンプレ(短文版)
お疲れ様です。【自分の名前】です。
〇〇稟議(R-XXXX)につき、差し戻しのご指摘ありがとうございました。
ご指摘内容を反映し、修正が完了しましたので再提出いたします。
お手数ですが、ご承認をお願いいたします。
修正点:
・【修正点1(例:金額内訳を追記)】
・【修正点2(例:比較表を更新)】
・【修正点3(例:契約条件を明記)】
稟議:R-XXXX(URL)
よろしくお願いいたします。
本文テンプレ(丁寧版・期限がある場合)
お疲れ様です。【部署】【自分の名前】です。
〇〇稟議(R-XXXX)につき、差し戻しのご確認をいただきありがとうございました。
ご指摘内容を反映し、修正が完了しましたので再提出いたします。
期限の都合上、〇/〇【時間】までにご承認いただけますと助かります。
■修正内容(要点)
・【修正点1】
・【修正点2】
・【修正点3】
稟議:R-XXXX(URL)
添付:修正版資料一式
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
修正点は「最大3つ」までに絞ると読みやすいです。
多い場合は「主要な修正点のみ」を書き、詳細は添付に寄せます。
追加資料を添えるときの一言テンプレ
差し戻しで多いのは「根拠資料を追加してほしい」です。
このときは、追加した資料の目的を1行で言い切ります。
上司の確認が早くなります。
追加資料の添え方テンプレ(1行)
ご指摘の【論点】について、根拠資料として【資料名】を追記しました。
金額の妥当性確認のため、【見積書/相見積/比較表】を添付しました。
契約条件の確認用に、【契約条件一覧】を追加しました。
添付の並べ方テンプレ(迷わせない)
添付:①修正版稟議資料 ②比較表(選定理由) ③見積書(内訳) ④契約条件(期間・解約)
「どこを見ればいいか」指定する一言
お時間がない場合は、比較表と金額内訳のみ先にご確認ください。
変更点は資料内の【該当ページ/該当項目】にまとめています。
「確認ポイント」を指定するほど、承認が早くなりやすいです。
再申請時に添える要点チェック
差し戻しを減らすには、再提出前に「落ちやすい点」を潰すのが効果的です。
再提出メールにすべて書く必要はありません。
ただし、稟議自体は次の観点で見直してください。
再申請の直前チェック(最小セット)
再提出メールに入れるなら「一言だけ」で十分
修正点は反映済みです。追加で必要な点があれば追記します。
主要な確認ポイントは本文にまとめました。懸念点があればご指摘ください。
差し戻し後は、文章を丁寧にするより「修正点が一目で分かる」方が重要です。
上司の確認コストが下がると、再承認は進みやすくなります。
次はFAQで、件名の無難な形や、催促のタイミングなどを短く整理します。
FAQ よくある質問
稟議承認のお願いメールの件名は何が無難?
無難で通りやすいのは、次の要素を入れた件名です。
要承認+期限+案件名の順にします。
例
社内文化で「要承認」が強い場合は、「ご確認・ご承認」にすると角が立ちにくいです。
例
要承認や重要は失礼にならない?
基本的には失礼ではありません。
ただし、相手に命令的に見えないように、本文を整えるのが前提です。
おすすめは「重要」より「要承認」です。
「重要」は何が重要か分からず、煽っている印象になることがあります。
言葉が気になる場合は、次の表現が無難です。
件名で強くしても、本文が丁寧で要点が揃っていれば問題になりにくいでしょう。
催促はいつ送るべき?
目安は次の2回です。
期限が曖昧だと催促しづらいので、最初の依頼メールに期限を書くのが重要です。
催促は「急いでください」ではなく、「期限と理由」で伝える方が角が立ちにくいです。
承服しかねますは社内で使う?
基本的におすすめしません。
かなり強い否定に聞こえやすく、稟議のやり取りには向きにくい表現です。
社内で反対や懸念を伝えるなら、次の言い方が無難です。
稟議は対立よりも、判断材料を揃えて前に進める方が目的に合います。

