期限に間に合わない見込み連絡の例文|遅れる前の報告メールテンプレ

やばい、今日の17時までの資料、間に合わないかも。どう連絡したらいい?

それ、黙ってる方が危ないよ。遅れそうって分かった時点で、先に一報入れよ。

でもまだ確定じゃないし、言い訳っぽくならない?

大丈夫。事実と見通しと次の連絡だけ言えば、ちゃんと仕事の報告になるよ!
期限に間に合わない見込みが出たとき、連絡が遅れるほど気まずくなります。
一方で、早く言いすぎても迷惑かもしれないと迷いがちです。
このページでは、遅れる前の見込み連絡を「型」にして、すぐ送れる例文に落とします。
社内メール、取引先メール、チャット、電話の最短フレーズまで用意します。
見込み連絡が遅れると信頼が落ちやすい理由
遅れそうだと分かっていても、言い出しにくい場面は多いです。
ただ、見込み連絡が遅れるほど、相手は動けなくなります。
結果として「仕事の進め方が雑だった」と見られやすくなります。
ここでは、なぜ早めの一報が信頼につながるのかを整理します。
期限直前の連絡は相手の調整余地を消す
期限直前の連絡は、相手の選択肢を減らします。
相手は「代替案を考える時間」がなくなります。
社内なら、上司や関係者の優先度調整ができません。
取引先なら、会議や承認の予定が崩れます。
当日連絡が嫌がられやすい理由は、次の通りです。
期限後の連絡は、さらに厳しく見られます。
「報告が遅れた」という別の問題が追加されるためです。

謝罪より先に事実が欲しい。相手が知りたいのはいつ・何が・どうなるか
遅れの連絡で一番大事なのは、謝罪の量ではありません。
相手がまず知りたいのは、状況の事実です。
相手が知りたい情報は、だいたいこの3つです。
- いつまでに間に合わないのか(元の期限)
- 何が遅れるのか(対象)
- いつなら出せるのか(見通し)
この順で出すと、相手は判断しやすいです。
特に「新しい見通し」を早めに置くと、連絡が仕事の報告になります。
例文の型です。
謝罪は短くて十分です。
「ご迷惑をおかけします」程度で止めた方が読みやすいでしょう。
早めの連絡は電話+メールの併用が強い場面がある
緊急度が高いときは、電話が早いです。
ただ、電話だけだと情報が残りません。
そこで、電話+メール(またはチャット)の併用が強いです。
併用が向いている場面です。
おすすめの流れはシンプルです。
- まず電話で「遅れの見込み」と「新しい見通し」を伝える
- 直後にメールで要点を送る(記録用)
- 次回の更新時刻を宣言する(例:本日17時に確定連絡)
電話の最短フレーズ例です。
メールの締めの一言例です。
いつ送るべき?見込み連絡のタイミング基準
見込み連絡で一番迷うのは「いつ送るか」です。
早すぎると不安をあおりそうです。
遅いと信頼が落ちます。
判断を簡単にするために、ここでは基準を3つに整理します。
迷ったら、この順で当てはめると決めやすいです。
迷ったら早い方。遅れが判明した時点で連絡が基本
基本はシンプルです。
「遅れそう」と分かった時点で、一報します。
理由は、相手の調整に時間が必要だからです。
早く伝えるほど、相手側の選択肢が増えます。
分割提出や代替案も取りやすくなります。
送るか迷うときの目安です。
「まだ確定ではない」状態でも、状況共有として価値があります。
確定してから送ると、相手にとっては突然のトラブルになります。
短い一報の型です。
この一文だけでも、遅れる前の報告になります。
社内は進捗ベース、取引先は影響ベースで判断する
同じ遅れでも、社内と取引先では見られ方が違います。
送るタイミングの基準も変わります。
社内:進捗ベースで早めに共有する
社内では「手遅れになる前に潰す」が優先です。
遅れの見込みが出たら、進捗と詰まりを共有します。
必要なら支援や優先度調整も一緒に頼みます。
社内で入れておくと良い要素です。
例文(社内)
取引先:影響ベースで早めに相談する
取引先では「相手の計画への影響」を最小にするのが中心です。
こちらの事情を長く書くより、相手に起こる変化を先に伝えます。
取引先で入れておくと良い要素です。
例文(取引先)
まだ確定していないときは「幅」と「次回連絡時刻」を添える
確定していないのに連絡すると、言い訳に見えるのが不安です。
この不安は「幅」と「次回連絡時刻」を入れると消えます。
ポイントは2つです。
- 見通しを幅で出す(〇日〜〇日、〇時〜〇時)
- 次の確定連絡の時刻を宣言する(いつ更新するか)
例文の型です。
「確定できる時刻」を言うと、相手は待てます。
逆に「なるべく早く」だけだと、相手は不安になります。
不確実さを言い訳に見せないコツです。
短文テンプレ(確定前の一報)
信頼を守る見込み連絡は5点セットで決まる
見込み連絡で信頼を守るコツは、気持ちを丁寧に書くことではありません。
相手が判断できる材料を、短く揃えることです。
そこで使えるのが「5点セット」です。
この順番で書けば、メールでもチャットでも話が通りやすくなります。
- 結論:間に合わない見込み+新しい見通し
- 現状:どこまで終わり、何が詰まっているか
- 影響:相手側で何が変わるか
- 対応:こちらの打ち手(代替案)
- お願い:相手に確認してほしい一点
まずはこの型を、そのままコピペできる形にしておきます。
【結論】〇/〇(〇時)期限の〇〇は、間に合わない見込みです。提出は〇/〇(〇時)見込みです。
【現状】〇〇まで完了。△△の確認に時間を要しています。
【影響】〇/〇の〇〇(会議/承認)に影響する可能性があります。
【対応】先に〇〇部分のみ先行共有します/分割で提出します。
【お願い】期限延長の可否(または代替案の可否)をご確認ください。
このまま送ると少し硬いと感じる場合は、行数を減らしても成立します。
重要なのは、5点が抜けないことです。
結論:期限に間に合わない見込み+新しい見通し
最初の2行で「要件」が分かる形にします。
結論が後ろにあると、相手は読むのを後回しにします。
結論に入れるのはこの2つだけで十分です。
- 元の期限に間に合わない見込み
- 新しい見通し(提出予定/確定連絡の時刻)
例文(2行で要件が分かる形)
新しい見通しがまだ出せないときは、幅で出します。
ここで謝罪を長く書く必要はありません。
「ご迷惑をおかけします」を1回で止めた方が伝わります。
現状:どこまで終わっていて、何が詰まっているか(短く)
相手が困るのは「状況が見えない」ことです。
一方で、事情説明が長いと読みづらくなります。
現状は、次の2点を1〜2文で書きます。
- どこまで終わったか
- 何が詰まっているか(原因ではなく、詰まりの箇所)
例文(短く)
避けたいのは「忙しくて」「想定外で」など抽象語だけの説明です。
読む側は判断できません。
影響:相手側に何が変わるか
相手は「自分に何が起きるか」を先に知りたいです。
影響は1行で十分です。
影響の例です。
影響がまだ不明な場合も、現時点の見立てを出します。
ここを入れるだけで、相手は動きやすくなります。
対応:打ち手(分割提出、代替案、優先順位変更)
信頼を残すのは「対策がある連絡」です。
遅れの連絡だけだと、相手は不安になります。
すぐ使える打ち手の例です。
例文(対応の書き方)
対応が書けないときは、相手に選ばせる形にします。
お願い:延長可否/代替案の承認/確認してほしい一点
最後に「相手の次アクション」を置きます。
これがないと、相手は返事の仕方が分からず止まります。
お願いは一点に絞るのがコツです。
例
返信しやすい形にすると、返答が早くなります。
この5点セットを、次で「メール・チャット・口頭」別にコピペしやすいようにしていきます。
コピペで使える見込み連絡テンプレ(メール・チャット・口頭)

ここでは、迷ったときにそのまま貼れる形にします。
「遅れそう」を言い訳に見せないために、どのテンプレも次を意識しています。
- 結論を先に書く
- 見通しを添える(確定していなければ幅+次回連絡)
- 相手の次アクションを1つに絞る
状況に合わせて、短文から使ってください。
社内メール(上司・関係者)短文版テンプレ
社内向けは「管理と判断」が目的です。
謝罪を厚くするより、進捗・詰まり・必要な判断を短く並べます。
件名テンプレ(社内)
【進捗共有】〇〇対応 遅延見込み(期限:〇/〇)
【相談】〇〇タスク 期限延長の可否(〇/〇期限)
【至急相談】〇〇提出 遅延見込み(〇/〇〇時)
※「至急」は乱用しない方が安全です。急ぐ理由は本文で補います。
本文テンプレ(最短・コピペ)
お疲れ様です。【自分の名前】です。
【結論】〇/〇(〇時)期限の〇〇は、間に合わない見込みです。提出は〇/〇(〇時)見込みです。
【現状】〇〇まで完了。△△の確認に時間を要しています。
【影響】〇/〇の〇〇(会議/承認)に影響する可能性があります。
【対応】先に〇〇部分のみ本日中に共有します。
【お願い】期限延長(または分割提出)で進めてよいかご判断ください。
もっと短く(3行版)
【結論】〇/〇期限の〇〇は間に合わない見込みです(提出:〇/〇見込み)。
【現状】〇〇まで完了、△△で詰まっています。
【相談】期限延長 or 分割提出のどちらで進めるかご判断ください。
取引先メール(納期・提出物)丁寧版テンプレ
取引先向けは「相手の予定への影響」を最小にするのが目的です。
原因説明は短くして、見通しと代替案を先に出します。
件名テンプレ(取引先)
【納期変更のご相談】〇〇(当初:〇/〇)
【提出遅延のご連絡】〇〇資料(期限:〇/〇)
【重要】〇〇納品 遅延見込みのご連絡
※「重要」は本当に影響が大きいときだけにします。
本文テンプレ(丁寧・コピペ)
株式会社〇〇
〇〇部 〇〇様
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の【自分の名前】です。
【結論】〇/〇(〇時)にご提出予定の〇〇につきまして、期限に間に合わない見込みとなりました。
提出は〇/〇(〇時)頃を見込んでおります。
【現状】最終確認に時間を要しており、調整が残っております。
【対応】先に〇〇部分のみ本日中に先行共有することも可能です。
【お願い】提出期限の延長(または分割提出)について、ご都合いかがでしょうか。
ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
本日〇時までに提出日時を確定し、改めてご連絡いたします。
何卒よろしくお願いいたします。
署名
見通し未確定版(幅+次回連絡)
【結論】期限に間に合わない可能性が出ております。
提出は〇/〇〜〇/〇の間を見込んでおります。本日〇時までに確定し、改めてご連絡いたします。
ビジネスチャット(Teams/Slack/Chatwork)1〜2行テンプレ
チャットは短いほど良いです。
ただし「状況+見通し+次連絡」だけは入れます。
1行版→3行版の順で用意します。
1行版(最短)
期限に間に合わない見込みです。提出は〇/〇見込みで、〇時までに確定して連絡します。
遅れそうです。先に要点だけ今日中に共有し、残りは〇/〇に出します。
2行版(少し丁寧)
〇/〇期限の〇〇、間に合わない見込みです。提出は〇/〇見込みです。
〇時までに確定して再度連絡します(先に〇〇部分は共有可能です)。
3行版(状況+見通し+次連絡)
〇/〇期限の〇〇、間に合わない見込みです。
現状:〇〇まで完了、△△で詰まっています。提出は〇/〇見込みです。
〇時までに確定して再連絡します。延長/分割どちらがよいかも相談したいです。
返信をもらいやすい二択型
延長OK/分割希望、どちらがよいかだけ教えてください。
口頭・電話の最短テンプレ(30秒で言える)
口頭は「長く説明しない」が基本です。
30秒で、結論→見通し→お願いまで言います。
口頭・電話テンプレ(30秒)
見通し未確定の口頭版
電話→メールの流れ(セットで使う)
- 電話で要点だけ伝える
- すぐメールで記録を送る
- 次回の確定連絡時刻を守る
電話の最後に入れる一言(メールにつなぐ)
メールの冒頭に入れる一言(電話を受けた相手向け)
先ほどお電話でお伝えした件、要点を整理して共有します。
次は、よく見られる「提出物」「納品」「社内タスク」などのシーン別に、置き換えだけで使える例文をまとめます。
よくあるシーン別 例文集(そのまま置き換えOK)
ここでは、よくある状況を「そのまま置き換えられる」形で揃えます。
文章は長くせず、要点だけで成立する形にしています。
使い方は簡単です。
【期限】【成果物】【新しい見通し】【先行共有できる範囲】を差し替えてください。
提出物(資料・見積書・レポート)が間に合わない
提出物は「一部でも先に出せるか」が信頼に直結します。
延長のお願いだけで終わらせず、先行共有を添えます。
社内(上司・関係者)短文
〇/〇(〇時)期限の〇〇資料は、間に合わない見込みです。提出は〇/〇(〇時)見込みです。
先に要点(サマリー)だけ本日中に共有します。期限延長で進めてよいかご確認ください。
取引先(丁寧)延長+一部共有
〇/〇提出予定の〇〇(見積書/レポート)につき、期限に間に合わない見込みとなりました。
提出は〇/〇(〇時)頃を見込んでおります。
先に主要項目(概要・金額・結論)を本日中に先行共有いたします。
提出期限の延長についてご相談させてください。
見通し未確定(幅+次回連絡)
現時点では提出が〇/〇〜〇/〇の間になる見込みです。
本日17時までに確定し、改めて提出日時をご連絡いたします。
先に要点のみ先行共有することは可能です。
チャット1行(社内向け)
〇/〇期限の〇〇、間に合わない見込みです。要点は今日中に共有し、全体は〇/〇に提出します。
納品・制作物の遅れ(取引先向け)
納品遅れは「新しい納期」と「代替案」がセットです。
見通し未確定と確定済みで文章を分けます。
見通し未確定(先に一報)
当初〇/〇納品予定の〇〇につき、遅延の可能性が出ております。
現時点では〇/〇〜〇/〇の間で納品見込みです。
本日〇時までに確定し、改めて納品日をご連絡いたします。
必要であれば、暫定版(現時点版)を先行共有いたします。
見通し確定(納期変更の相談)
当初〇/〇納品予定の〇〇につき、納品日を〇/〇へ変更させていただきたくご相談です。
遅延により〇〇(確認/社内手続き)へ影響が出る可能性があるため、先に〇〇部分を先行で共有いたします。
納品日変更の可否についてご確認をお願いいたします。
影響が大きいとき(相手の計画に寄せる)
〇/〇のご利用予定に影響する可能性があるため、先に代替案をご提示します。
A:〇/〇に暫定版を先行共有、B:〇/〇に正式版一括納品
ご都合のよい進め方をご指定ください。
社内プロジェクト(タスク遅延の共有)
社内は「助けてほしいこと」を具体化すると前に進みます。
依頼の方向性別に例文を用意します。
手伝い要請(作業を分ける)
〇/〇期限の〇〇が遅延見込みです。△△対応に時間を要しています。
可能であれば、〇〇(具体作業)を〇/〇まで手伝ってもらえますか。
完了基準は〇〇です。資料はここにあります:【URL】
優先度調整(やる・やらないを決める)
〇/〇期限の〇〇、間に合わない見込みです。
対応を間に合わせるため、A(必須)を優先し、B(任意)は後ろ倒しにしたいです。
進め方の判断をお願いします。
仕様変更相談(品質・範囲を調整する)
期限内に出すため、今回の範囲を〇〇までに絞る案を相談させてください。
影響は△△です。問題なければこの方針で進めます。
先方要因で遅れる場合(言い訳にしない書き方)
先方要因は、書き方を間違えると責任転嫁に見えます。
ポイントは次の2つです。
- 事実として淡々と書く
- こちら側の対応(次の動き)を必ず添える
NGになりやすい書き方
OK例(事実+次の動き)
現在、〇〇の確定に必要な情報のご確認をお願いしている状況です。
確認完了次第すぐ反映し、提出は〇/〇(〇時)見込みです。
本日〇時までに回答が難しい場合は、暫定版を先行共有いたします。
もう一段やわらかく(取引先向け)
〇〇の反映にあたり、ご確認事項が残っております。
差し支えなければ〇/〇(〇時)までにご回答いただけますと、〇/〇納品が可能です。
難しい場合は、先に暫定版を〇/〇に共有し、正式版を〇/〇で調整いたします。
責任の所在を争う文面にしない方が、結果的に信頼が残ります。
必要なのは「遅れる理由の説明」より、「相手が困らない段取り」です。
次は、よくあるNG表現を「OKの型」に変換できる表でまとめます。
NG→OK言い換え早見表

見込み連絡は、同じ内容でも書き方で印象が変わります。
特にNGになりやすいのは「曖昧」「事情だけ」「丸投げ」です。
下の表は、よくあるNGをそのまま使えるOK文に置き換えた早見表です。
社内共有もしやすいように、列は固定で揃えています。
| NG表現 | OK表現 | 相手が困るポイント | 置き換えの型 |
|---|---|---|---|
| 遅れそうです | 〇/〇期限の〇〇は間に合わない見込みです。提出は〇/〇見込みで、〇時に確定連絡します。 | いつ・何が・どれくらい遅れるか分からない | 現状+見通し+次回連絡時刻 |
| 間に合いません | 期限に間に合わない見込みです。先に〇〇部分を本日中に共有し、全体は〇/〇に提出します。 | 代替案がなく、相手が調整できない | 先行共有/分割提出+新期限 |
| なるべく早く出します | 〇/〇(〇時)までに提出します。遅れる場合は〇時に状況更新します。 | 「いつまで」がなく、待ち続けることになる | 期限(時刻まで)+更新時刻 |
| 多忙で対応できていません | △△の確認に時間を要しています。〇時までに見通し確定し、先に要点を共有します。 | 忙しいは理由にならず、状況が見えない | 詰まりポイント+次の動き |
| 想定外がありまして… | 〇〇の追加確認が発生し、最終調整が残っています。提出は〇/〇見込みです。 | 何が起きたのか不明で判断できない | 事実(詰まり)+見通し |
| すみません、遅れます | 期限に間に合わない見込みです。提出は〇/〇見込みです。延長可否をご確認ください。 | 謝罪だけで、相手の次の行動が決められない | 結論+見通し+お願い一点 |
| まだ分かりません | 現時点では〇/〇〜〇/〇の間になりそうです。本日〇時までに確定して再連絡します。 | 不確実さだけが残り、相手が計画できない | 幅+確定連絡時刻 |
| とりあえず遅れます | 影響が出る可能性があるため先に共有します。暫定版を本日中に送付し、正式版は〇/〇です。 | 「とりあえず」が無責任に見える | 先行共有+正式版の期限 |
| 期限を延ばしてください | 提出を〇/〇へ変更のご相談です。理由は△△で、先に〇〇部分は本日中に共有可能です。 | 延長だけ要求され、相手のメリットがない | 延長相談+理由(短く)+代替案 |
| 急ぎでお願いします | 〇/〇までにご判断いただけると助かります(〇/〇の会議に間に合わせるため)。確認点は1点だけです。 | 急ぐ理由と期限がなく、優先度が上がらない | 期限+理由+判断一点 |
| 至急ご確認ください | 本日17時までにご確認いただけますと助かります。確認いただきたいのは〇〇の1点です。 | 「至急」だけで、いつまでか不明 | 期限(時刻)+確認点を絞る |
| 先方の返信が遅いので無理です | 必要な確認が残っており、完了次第反映します。提出は〇/〇見込みです。暫定版は先に共有します。 | 責任転嫁に見え、関係が悪くなる | 事実+こちらの対応+見通し |
| そちらの確認待ちです | ご確認事項が残っております。〇/〇(〇時)までにご回答いただけると〇/〇提出が可能です。難しければ暫定版を先行共有します。 | 相手を責めている印象になる | 依頼期限+可能/難しい場合の代替 |
| もう少し待ってください | 〇時に状況を更新します。提出見込みは〇/〇です。 | 「どれくらい」がなく不安が残る | 更新時刻+見通し |
| 後で連絡します | 本日〇時までに確定して連絡します。 | 次の連絡が来ないリスクがある | 次回連絡の時刻を明言 |
| できれば今日中に… | 本日〇時までに送付します。難しい場合は〇時に見通しをご連絡します。 | 曖昧で優先されにくい | 期限(時刻)+失敗時の更新 |
この表の置き換えの型だけ覚えておくと、文面の質が安定します。
特に強いのは次の3つです。
- 現状+見通し+次回連絡時刻
- 先行共有/分割提出+新期限
- 期限+理由+判断一点
次は、状況別のFAQで「無理に謝るべき?」「確定してないのに送っていい?」などの迷いを潰していきます。
送った後が大事。追加報告とリカバリのテンプレ
見込み連絡は「送って終わり」ではありません。
その後の更新が雑だと、最初の連絡の評価が落ちます。
逆に、更新の型を決めておけば信頼は守れます。
ここでは、送った後に起きがちな3パターンをテンプレ化します。

見通しが変わったときの追報テンプレ(前言撤回に見せない)
追報は「変更点だけ」を短く書きます。
言い訳を足すほど印象は悪くなります。
前言撤回に見せないコツは、次の2つです。
- 前回連絡の引用を1行入れる
- 新しい見通しと次の更新時刻を明確にする
社内メール(短文)
先ほどご連絡した〇〇の件(提出:〇/〇見込み)について、見通しが更新されました。
【変更点】提出は〇/〇(〇時)見込み → 〇/〇(〇時)見込みです。
〇時に再度、確定状況をご連絡します。
取引先メール(丁寧)
先ほどご連絡いたしました〇〇の提出見込みにつきまして、状況更新のご連絡です。
【変更点】提出予定:〇/〇(〇時) → 〇/〇(〇時)へ変更となる見込みです。
本日〇時までに確定し、改めて提出日時をご案内いたします。
チャット(1〜2行)
先ほどの〇〇、見通しが更新されました。提出は〇/〇→〇/〇見込みです。〇時に確定連絡します。
変更点だけ共有します。提出見込みが〇/〇(〇時)に後ろ倒しです。先に要点は今日中に送れます。
「見通しが変わる」こと自体は珍しくありません。
更新を早く、短く出す方が評価は上がります。
期限延長が難しいと言われたときの代替案テンプレ
延長ができない場合は、相手が困らない形に切り替えます。
使える選択肢は主に3つです。
- 分割納品(先に必要部分)
- 範囲縮小(期限内に出せる範囲に絞る)
- 優先度付け(Aを期限内、Bを後日)
ポイントは、相手に「選んでもらう」形にすることです。
二択にすると返事が早くなります。
分割納品(先に必要部分)
期限延長が難しい件、承知しました。
代替案として、本日中に〇〇(要点/結論/主要項目)を先行で共有し、残りを〇/〇に提出させてください。
この進め方で問題ないかご確認をお願いいたします。
範囲縮小(期限内に出すものを決める)
期限内に対応するため、提出範囲を絞る案をご相談させてください。
本日提出:A(必須部分)、後日提出:B(補足)としたいです。
A/Bの切り分けで問題ないか、ご判断をお願いいたします。
優先度付け(相手の都合に合わせる)
延長が難しいため、優先度を確認させてください。
本日中に提出できるのは〇〇と△△のどちらか一方です。
優先して必要な方をご指定ください。
取引先向け(丁寧・二択)
期限延長が難しい旨、承知いたしました。
代替案として、①本日中に暫定版を先行共有し、②〇/〇に正式版を提出する形はいかがでしょうか。
または、期限内に必要な範囲に絞って提出することも可能です。
ご都合のよい進め方をご指定いただけますと幸いです。
延長不可と言われた時点で、こちら側の提案の質が問われます。
代替案が出せるほど、信頼は落ちにくいです。
遅れた後の再謝罪テンプレ(最小限で信頼回復)
遅れた後は、謝罪を長く書きたくなります。
ただ、長文の謝罪は逆効果になりやすいです。
「事実→お詫び→次の約束→再発防止(短く)」が基本です。
再発防止は、重く言いすぎない方が安全です。
やることだけを一文で書きます。
社内(短文)
〇/〇(〇時)期限の〇〇について、期限内に提出できませんでした。申し訳ありません。
現在〇〇まで完了しており、提出は本日〇時を見込んでいます。
以後は見通しが出た時点で早めに共有し、分割提出も含めて調整します。
取引先(丁寧)
本日〇/〇(〇時)までにご提出予定の〇〇につき、期限内に提出できず申し訳ございません。
現在の進捗は〇〇まで完了しており、〇/〇(〇時)に提出いたします。
今後は、見通しが出た時点で早めにご連絡し、必要に応じて先行共有を行います。
チャット(最短)
期限内に出せず申し訳ありません。提出は本日〇時見込みです。以後は見通しが出た時点で早めに共有します。
「再発防止」は宣言より運用が大事です。
次の更新時刻を守るだけでも、十分に挽回できます。
FAQ よくある質問
Q1:期限に間に合わない見込み連絡はいつ送るべき?
結論は、遅れそうだと分かった時点です。
相手の調整時間を残せるほど、影響を小さくできます。
確定を待つほど、相手の選択肢が減ります。
例文
Q2:まだ確定していないのに連絡すると迷惑?
迷惑になりにくいです。
「幅」と「次回連絡時刻」をセットにすれば、相手は待てます。
何も言われず直前に遅れる方が、負担は大きいです。
例文
Q3:件名は重要や至急を付けても失礼にならない?
失礼ではありません。
ただし乱用すると効かなくなります。
「期限」と「要件」を件名に入れる方が、確実に伝わります。
例文(件名)
Q4:電話とメール、どちらが先がいい?
緊急度で決めます。
相手の予定に影響が大きいなら電話を先にして、すぐメールで記録を残します。
影響が小さいならメールだけでも十分です。
例文
まとめ|早めの見込み連絡は型でできる
期限に間に合わない見込み連絡は、早いほど信頼を守れます。
大事なのは、丁寧な謝罪を長く書くことではありません。
相手が判断できる材料を、短く揃えることです。
最後に、この記事の要点を「型」としてまとめます。
5点セット(この順で書けば崩れにくい)
- 結論:期限に間に合わない見込み+新しい見通し(または幅)
- 現状:どこまで終わり、何が詰まっているか(短く)
- 影響:相手側で何が変わるか(会議・承認・納品など)
- 対応:分割提出/先行共有/範囲縮小などの打ち手
- お願い:延長可否/代替案の承認/確認してほしい一点
この5点が入っていれば、メールでもチャットでも口頭でも伝わり方が安定します。
特に「お願い」を一点に絞ると、相手が動きやすくなります。
まずはチャット1行テンプレを1つ持つ
迷ったら、この1行だけで一報できます。
最初の連絡が早いほど、後のリカバリも楽になります。
期限に間に合わない見込みです。提出は〇/〇見込みで、〇時までに確定して連絡します。
この一文をベースに、状況が分かり次第「現状」「対応」「お願い」を足していけば十分です。
早めの見込み連絡は、型があれば誰でもできます。

