領収書発行のお願いメール例文|宛名・但し書きテンプレ

領収書お願いしたいんだけど、宛名とか但し書きってどう書けばいいんだっけ?

そこ曖昧だと、相手も迷うし発行が遅れがち。最初に必要情報をまとめて送るのがコツだよ!

たしかに。メールで失礼にならない頼み方も知りたいな。

テンプレに当てはめれば一発で書けるよ!ケース別の例文もある!
領収書の発行をお願いするときは、ただ「領収書ください」と書くだけだとやり取りが増えやすいです。
宛名が「会社名+御中」でいいのか、但し書きは何を書けばいいのか。
ここが曖昧だと、相手が確認に戻ったり、差し戻しになったりします。
一方で、必要事項を最初に整理して依頼すれば、返信や再発行の手間が減ります。
メールは短くても、相手が迷わない情報をそろえることが大切です。
領収書発行のお願いメールで最初に決める4点
領収書の発行依頼で一番多い失敗は、情報が足りずに往復が増えることです。
相手は発行したくても、宛名や但し書きが不明だと止まります。
こちらが先に必要情報をそろえるだけで、発行までが早くなります。
まずは「最低限これだけ決めてから送る」という4点を整理します。

宛名、但し書き、金額、日付を先に揃える
依頼メールには、次の4点を必ず入れるのが基本です。
- 宛名
- 但し書き
- 金額
- 日付(領収日)
これらが欠けると、相手は確認の返信をする必要が出ます。
結果として発行が遅れます。
宛名
会社名で発行してもらうのか、個人名なのかを決めます。
社内精算で必要な表記がある場合は、それに合わせます。
但し書き
「何の支払いか」を短く具体的にします。
サービス名や対象月を入れると、後で見返しても分かりやすいです。
金額
請求書や注文情報と一致する金額を書きます。
税込/税抜が分かれる運用の会社もあるので、迷ったら税込で明示します。
日付(領収日)
「支払日」か「発行日」かで扱いが変わる場合があります。
自社の経理ルールに合わせます。
指定があるなら明確に書きます。
コピペ用:必要事項の書き方(箇条書き)
宛名:____
但し書き:____
金額:____円(税込)
日付:____(支払日/入金日)
この4点を先に固めると、相手は迷わず発行できます。
送付方法を決める(PDF、紙、郵送先)
次に決めるのは「どう受け取るか」です。
送付方法が書かれていないと、相手が選べず止まります。
よくある選択肢は次の3つです。
郵送が必要な場合は、住所もセットで書きます。
部署名や担当名があるなら入れておくと誤配が減ります。
コピペ用:送付方法
送付方法:PDFでメール送付希望(または郵送希望)
郵送先:〒____
住所:____
宛先:____(部署名/氏名)
「PDFで問題ないか」「原本が必要か」は会社によって違います。
社内ルールがあるなら、そこに合わせるのが安全です。
期限がある場合は理由を一言添える
期限を入れるのは悪いことではありません。
ただ、期限だけを書くと急かしている印象になりやすいです。
理由を一言添えると、角が立ちにくくなります。
悪い例
良い例
ポイントは「短く」です。
理由は1文で十分です。
これで丁寧さを保ちつつ、相手も優先度を判断しやすくなります。
次の章では、領収書発行依頼メールの基本構成(件名・本文の型)をテンプレとしてまとめます。
領収書発行をお願いするメールの基本構成
領収書の発行依頼メールは、型を決めると迷いません。
相手が一度で処理できる順番に並べるのがポイントです。
ここでは、実務でそのまま使える基本構成を固定します。
型:用件→必要情報→送付方法→期限→お礼
おすすめの順番は次のとおりです。
この順なら、相手が「何をすればいいか」をすぐ理解できます。
- 用件(領収書を発行してほしい)
- 必要情報(宛名/但し書き/金額/日付)
- 送付方法(PDF/郵送、郵送先)
- 期限(必要な場合のみ。理由を一言)
- お礼(短く)
コピペ用:本文の流れ(短文)
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の(氏名)です。
(取引・注文・請求)の件で、領収書の発行をお願いできますでしょうか。
下記内容で発行をお願いいたします。
(必要情報の箇条書き)
送付方法は(PDF/郵送)にてお願いいたします。
(郵送の場合は住所)
恐れ入りますが、(期限)がございますため、(日時)までにご対応いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
※期限がない場合は、期限の段落を削ってOKです。
文章が短いほど読みやすく、相手の負担も減ります。
コピペ用:必要情報の箇条書きテンプレ
相手が一番迷うのは「領収書に何を書けばいいか」です。
本文で長く説明するより、箇条書きで渡すのが確実です。
以下をそのまま貼って、空欄を埋めてください。
必要情報テンプレ(コピペ用)
・宛名:____(例:株式会社〇〇 御中/(個人名)様)
・但し書き:____(例:〇〇利用料(2026年2月分)として)
・金額:____円(税込)
・日付:____(例:2026年2月28日/入金日)
送付方法テンプレ(コピペ用)
・送付方法:PDFでメール送付希望/郵送希望
・郵送先(郵送の場合):〒____ ____(住所)
宛先:____(部署名・氏名)
箇条書きにすると、相手がコピペで領収書に転記しやすくなります。
やり取りの往復も減ります。
件名テンプレ(発行依頼、再送、宛名修正)
件名は、相手が内容を一目で判断できる形にします。
「領収書」「依頼内容(発行/再送/修正)」「取引の手がかり」を入れると親切です。
発行依頼の件名テンプレ
領収書発行のお願い(注文番号:12345)
領収書発行依頼(〇月〇日分/サービス名)
【領収書】発行のお願い(会社名/氏名)
再送(添付漏れ・紛失)の件名テンプレ
領収書の再送のお願い(注文番号:12345)
【領収書】再送のお願い(〇月〇日分)
宛名・但し書き修正の件名テンプレ
領収書の宛名修正のお願い(注文番号:12345)
領収書の但し書き修正のお願い(〇月分)
【領収書】記載内容修正のお願い(宛名/但し書き)
件名で用件が分かると、相手の処理が早くなります。
結果として返信も早くなりやすいです。
次の章では、宛名の伝え方を「法人/個人/上様」などのパターンに分けて整理します。
宛名の伝え方テンプレ
宛名は、領収書依頼で一番差し戻しが起きやすいポイントです。
相手が迷わないように、こちらから「そのまま転記できる形」で渡すのが安全です。
法人は御中、個人は様が基本
まずは基本だけ押さえると迷いません。
よく使う書き方です。
注意点も1つだけ。
メールに貼る宛名テンプレ
宛名:株式会社【会社名】 御中
宛名:株式会社【会社名】 【部署名】 御中
宛名:株式会社【会社名】 【部署名】 【氏名】 様
上様は使ってよいか(社内規定との折り合い)
結論から言うと、ケースによります。
税務・制度面と、会社の経費精算ルールが分かれることがあるからです。
国税庁のインボイス制度Q&A(手書きの適格簡易請求書の記載例)では、宛名は省略可能で、上様の表記も可能とされています。
出典:国税庁
一方で、実務では不正利用防止や社内精算の都合で、宛名は会社名を求める運用が多いです。
出典:バックオフィスの業務効率化なら「マネーフォワード クラウド」
そのため、この記事としてのおすすめは次です。
上様を避けたい場合の言い方(社内規定に寄せる)
宛名は「株式会社〇〇 御中」でお願いいたします。社内精算の都合上、上様・空欄は避けたく存じます。
上様でもよい場合の言い方(相手の運用に合わせる)
宛名は「株式会社〇〇 御中」でお願いいたします。もし宛名指定が難しい場合は、上様でのご発行でも差し支えございません。
宛名の指定が難しいときの頼み方(空欄可否、担当名の扱い)
宛名が確定しない場面もあります。
たとえば「部署名が不明」「購買担当が複数」「窓口が変わった」などです。
この場合は、相手が判断できるように「優先順位」を添えます。
- 会社名(御中)
- 会社名+部署名(御中)
- 担当者名(様)
- それでも難しい場合のみ、宛名なし可否を確認
宛名が確定しないときの依頼テンプレ
宛名は「株式会社〇〇 御中」でお願いいたします。
部署名の記載が必要でしたら「〇〇部 御中」でお願いいたします。
難しい場合は、宛名なしでのご発行が可能かご教示いただけますと幸いです。
担当者名で出してよいとき
宛名は「山田太郎 様」でお願いいたします。(会社名の併記が可能でしたら「株式会社〇〇 山田太郎 様」でお願いいたします)
宛名が空欄や上様でも成立し得るケースがある一方、社内処理で止まることもあります。
迷ったら、まずは「会社名(御中)」で依頼するのが無難です。
但し書きの伝え方テンプレ
但し書きは、領収書が「何の支払いか」を示す重要な部分です。
ここが曖昧だと、社内精算で止まったり、発行側が確認に戻ったりします。
依頼メールでは、相手がそのまま転記できる形で伝えるのが安全です。
但し書きは具体名が無難(サービス名・対象月など)
但し書きは「具体名+対象期間(必要なら)」が基本です。
短くても構いません。
何の支払いかが一目で分かることが大切です。
書き方の型(コピペ用)
但し書き:【サービス名/商品名/案件名】代として
但し書き:【サービス名】利用料(【対象月】分)として
但し書き:【セミナー名】参加費として
但し書き:【書籍名】代として
但し書き:【交通手段】代(【区間】)として
具体例
迷ったら「社内の勘定科目に合わせた言い方」に寄せると通りやすいです。
会議費、研修費、消耗品費などに合う表現にする
お品代としてが避けられやすい理由
「お品代として」は、丁寧に見えます。
ただし内容が特定できません。
結果として、社内精算や経理チェックで止まりやすくなります。
避けられやすい理由は次のとおりです。
そのため、依頼メールでは「お品代」ではなく、具体名に置き換えるのが無難です。
〇〇代として、〇〇利用料として、〇〇参加費として、など
インボイス用途を想定する場合の注意点(軽減税率、内容の明確化)
インボイス制度の下では、領収書を含む書類で仕入税額控除を受けるには、一定の記載事項を満たす必要があります。
その中に「取引の内容(軽減税率対象ならその旨)」が含まれます。
出典:国税庁
そのため、経費精算やインボイス対応を意識するなら、但し書きは次のように「内容が伝わる粒度」にしておくと安心です。
但し書き例(インボイスを意識した方向性)
実際に何をどこまで書くべきかは、発行側のシステム仕様や、自社の経理ルールで変わります。
迷ったら、依頼メール側では「社内精算の都合で、具体的な但し書きでお願いします」と一言添えるのが現実的です。
ケース別|そのまま送れる依頼メール例文
ここでは「そのまま送れる」形で、ケース別に例文を用意します。
宛名・但し書きなどは、かっこの部分を差し替えて使ってください。
本文は長くしすぎず、相手が迷わない情報だけを入れています。

初回:領収書発行のお願い(期限なし/期限あり)
期限なし(基本形)
件名
領収書発行のお願い(注文番号:12345)
本文
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の(氏名)です。
(取引/注文)の件で、領収書の発行をお願いできますでしょうか。
下記内容にて発行をお願いいたします。
・宛名:(株式会社〇〇 御中)
・但し書き:(〇〇利用料(2026年2月分)として)
・金額:(11,000円・税込)
・日付:(2026年2月28日)
送付方法は(PDFでメール送付/郵送)にてお願いいたします。
(郵送の場合)〒____ ____(住所)/宛先:____
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
期限あり(理由を一言)
件名
領収書発行のお願い(〇月分)
本文
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の(氏名)です。
(取引/注文)の件で、領収書の発行をお願いできますでしょうか。
下記内容にて発行をお願いいたします。
・宛名:(株式会社〇〇 御中)
・但し書き:(〇〇参加費として)
・金額:(____円・税込)
・日付:(____)
送付方法は(PDFでメール送付/郵送)にてお願いいたします。
恐れ入りますが、社内精算の都合により(〇月〇日)までにご送付いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
再送:添付漏れ、紛失、差し替えのお願い
再送の依頼は、責める印象を避けるのがポイントです。
「紛失した」「確認できない」など、事実だけ短く書きます。
添付漏れ・未着(念のための言い方)
件名
【領収書】再送のお願い(注文番号:12345)
本文
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の(氏名)です。
先日ご送付いただいた領収書について、当方で添付ファイルを確認できておりません。
恐れ入りますが、領収書を再送いただけますでしょうか。
宛名・但し書きは下記でお願いいたします。
・宛名:(株式会社〇〇 御中)
・但し書き:(〇〇利用料(2026年2月分)として)
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
紛失(正直に言いすぎず、事務的に)
件名
【領収書】再発行のお願い(〇月分)
本文
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の(氏名)です。
(〇月分)の領収書について、社内で原本を確認できない状況のため、再発行をご相談させてください。
可能でしたら、領収書を再発行いただけますでしょうか。
送付方法は(PDF/郵送)にてお願いいたします。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
修正:宛名だけ直してほしい、但し書きだけ直してほしい
修正依頼は、相手のミスを指摘しないのがコツです。
「こちらの都合で」「社内処理の都合で」と枠を作ると角が立ちにくいです。
宛名だけ修正
件名
【領収書】宛名修正のお願い(注文番号:12345)
本文
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の(氏名)です。
ご発行いただいた領収書につきまして、社内精算の都合により宛名の修正をお願いできますでしょうか。
宛名を下記にてご発行いただけますと幸いです。
・宛名:(株式会社〇〇 御中)
送付方法は(PDF/郵送)で問題ございません。
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
但し書きだけ修正
件名
【領収書】但し書き修正のお願い(〇月分)
本文
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の(氏名)です。
領収書の但し書きにつきまして、社内処理の都合上、内容を具体的にした形でお願いできますでしょうか。
但し書きを下記にてご発行いただけますと幸いです。
・但し書き:(〇〇利用料(2026年2月分)として)
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
PDF希望:電子領収書で欲しいときの言い方
PDF希望は、相手が対応できるかどうかが会社によって違います。
「可能でしたら」と置くと柔らかいです。
PDFでの発行希望
件名
領収書発行のお願い(PDF送付希望)
本文
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の(氏名)です。
(取引/注文)の件で、領収書の発行をお願いできますでしょうか。
可能でしたら、PDF(電子領収書)にてメールでご送付いただけますと幸いです。
記載内容は下記でお願いいたします。
・宛名:(株式会社〇〇 御中)
・但し書き:(〇〇参加費として)
・金額:(____円・税込)
・日付:(____)
お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
次の章では、宛名・但し書き・送付方法を一発で選べる早見表を用意します。
「迷いどころ」をまとめて確認できるパートです。
宛名・但し書き・送付方法の早見表

依頼シーンを選び、宛名・但し書き・送付方法をそのままコピペできます。
NG→OKも同じ表の中で確認できます。
| 依頼シーン | 宛名の書き方 | 但し書き例 | コピペ用の一文 | 注意点(NG→OK含む) |
|---|---|---|---|---|
| 初回発行(社外・期限なし) | 株式会社〇〇 御中 | 〇〇利用料(2026年2月分)として | 領収書を下記内容にてご発行いただけますでしょうか。送付方法はPDFでお願いいたします。 | 宛名・但し書き・金額・日付は必ず明記 |
| 初回発行(期限あり) | 株式会社〇〇 御中 | 〇〇参加費として | 恐れ入りますが、社内精算の都合により〇日までにご送付いただけますと幸いです。 | 期限だけ書かず理由を一言添える |
| 宛名が個人名(担当者宛て) | 〇〇部 山田太郎 様 | 〇〇代として | 宛名は「〇〇部 山田太郎 様」でお願いいたします。 | 御中と様は併用しない(NG:御中様) |
| 宛名に部署名も入れたい | 株式会社〇〇 経理部 御中 | 〇〇費(2026年2月分)として | 宛名は「株式会社〇〇 経理部 御中」でお願いいたします。 | 部署名が不明なら会社名のみ(御中)が無難 |
| 宛名が確定しない | 株式会社〇〇 御中(第一希望) | 〇〇利用料として | 宛名は「株式会社〇〇 御中」でお願いいたします。難しい場合は宛名なし可否をご教示ください。 | 宛名空欄は社内規定でNGの場合あり。先に社内ルール確認 |
| 上様で発行してもらいたい(社内規定OKの場合) | 上様 | 〇〇代として | 宛名は上様でのご発行でも差し支えございません。 | 税務上は可でも社内精算で不可の場合がある。原則は会社名で依頼が安全 |
| 但し書きを具体化したい | 株式会社〇〇 御中 | サービス名+対象月(例:〇〇利用料(2026年2月分)として) | 但し書きは「〇〇利用料(2026年2月分)として」でお願いいたします。 | NG:お品代として(曖昧)。 OK:具体名+対象月 |
| 但し書きが会議費・飲食系 | 株式会社〇〇 御中 | 会議費(〇月〇日分)として | 但し書きは「会議費(〇月〇日分)として」でお願いいたします。 | 飲食料品は軽減税率の可能性があるため、内容が分かる表現が安心 |
| 但し書きが研修・セミナー | 株式会社〇〇 御中 | 〇〇セミナー参加費として | 但し書きは「〇〇セミナー参加費として」でお願いいたします。 | イベント名を入れると経理で通りやすい |
| 但し書きが書籍・備品 | 株式会社〇〇 御中 | 〇〇書籍代として | 但し書きは「〇〇書籍代として」でお願いいたします。 | 「物品代」は広いので、可能なら書籍名やカテゴリを入れる |
| PDF(電子領収書)希望 | 株式会社〇〇 御中 | 〇〇利用料として | 可能でしたらPDF(電子領収書)にてメールでご送付いただけますと幸いです。 | 会社によっては紙のみ。不可なら郵送へ切替を明記 |
| 郵送(紙)希望 | 株式会社〇〇 御中 | 〇〇利用料として | 郵送にてお願いしたく、下記住所へご送付をお願いいたします。 | 郵送先は〒・住所・部署名・氏名まで書くと誤配が減る |
| 再送(未着・添付確認できず) | 株式会社〇〇 御中 | 〇〇利用料として | 当方で添付を確認できておりません。恐れ入りますが、再送いただけますでしょうか。 | NG:届いてません。 OK:確認できない状況+再送依頼 |
| 再発行(紛失・原本見当たらず) | 株式会社〇〇 御中 | 〇〇利用料として | 社内で原本を確認できない状況のため、再発行をご相談させてください。 | 「紛失しました」と断定より「確認できない状況」が柔らかい |
| 宛名修正のみ | 正しい宛名(例:株式会社〇〇 御中) | 変更なし | 社内精算の都合により、宛名を「株式会社〇〇 御中」にて再発行をお願いできますでしょうか。 | 相手のミス扱いにしない(社内都合で依頼) |
| 但し書き修正のみ | 変更なし | 正しい但し書き(例:〇〇利用料(2026年2月分)として) | 社内処理の都合上、但し書きを下記にて再発行いただけますと幸いです。 | NG:お品代。 OK:具体名+対象月 |
| 金額・日付も念のため明記 | 株式会社〇〇 御中 | 〇〇利用料として | 金額:〇〇円(税込)、日付:〇〇にてお願いいたします。 | 税込/日付(支払日・入金日)を合わせると差し戻しが減る |
この表を見ながら、必要な行だけコピペすればメールが完成します。
次の章では、よくある疑問(上様・お品代・PDFで経費になるか・再発行は失礼か)をFAQでまとめます。
よくある質問(FAQ)
領収書の宛名は上様でも大丈夫ですか?
税務上は、取引の形によって扱いが分かれます。
たとえば、簡易インボイス(適格簡易請求書)では、宛名(交付を受ける事業者の氏名・名称)が不要なケースがあり、国税庁のQ&Aでも「宛名は省略可能」「上様の表記も可能」とされる例があります。
出典:国税庁
ただし実務では、社内精算の都合で「会社名(御中)必須」「上様・空欄は不可」という会社も多いです。
結論としては、次の判断が安全です。
但し書きはお品代としてでも問題ありませんか?
おすすめしません。
「お品代」「商品代」は内容が特定できず、インボイスの「取引内容」の要件を満たしにくいとされ、避けるべきです。
また、取引内容(軽減税率対象ならその旨)を記載すべき点は国税庁資料でも整理されています。
出典:国税庁
無難なのは、具体名+対象期間です。
領収書をPDFで発行してもらっても経費精算できますか?
多くのケースで可能です。
ただし、社内精算ルールに加えて「保存のルール」が重要です。
PDFなど電子データで受け取った領収書は、電子取引データとして、電子帳簿保存法の要件を満たして保存する必要がある旨が国税庁の一問一答でも示されています。
出典:国税庁
運用は会社によって違うので、依頼メールでは次の一文を入れると安全です。
可能でしたらPDF(電子領収書)でご送付ください。
社内精算の都合上、PDFで保管したいです。
領収書の再発行をお願いするのは失礼ですか?
失礼とまでは言い切れません。
ただし、領収書は二重発行による不正利用リスクがあるため、再発行不可の運用も多いです。
一方で、「再発行」と明記して対応してくれる事業者もあるため、まず相談してみる価値はあります。
依頼するときは、事実と希望だけを書くのが無難です。
社内で原本を確認できない状況のため、再発行の可否をご相談できますでしょうか。
可能でしたらPDFでご送付いただけますと幸いです。
まとめ|相手が迷わない情報を先に渡すのが最短
領収書の発行依頼は、丁寧な言葉よりも「情報のそろい方」で速さが決まります。
相手が迷わない状態を作れれば、往復が減り、発行も早くなります。
まず、メールを送る前にこの4点を固めます。
- 宛名
- 但し書き
- 金額
- 日付(領収日)
次に、受け取り方を決めます。
期限がある場合は、期限だけで押さずに理由を一言添えます。
迷ったときは、早見表の行を選んでコピペするのが最短です。
宛名・但し書き・送付方法を一度決めてテンプレ化しておくと、次回以降も同じ形で依頼できます。
結果として、領収書対応のストレスが減ります。

