子どもに宿題を促す声かけ例文|叱らず動ける一言テンプレ

子どもに宿題を促す声かけ例文|叱らず動ける一言テンプレ 家庭・パートナー

子どもに宿題を促す声かけ例文|叱らず動ける一言テンプレ

ぷれお
ぷれお

また宿題やってないの?って言っちゃって、結局こっちもイライラするんだよね。

てんこ
てんこ

やらせたいだけなのに、声かけるたびに空気悪くなるとしんどいよね。

ぷれお
ぷれお

そうそう。叱りたくないのに、毎回同じ言い方になっちゃう。

てんこ
てんこ

最初の一言を変えるだけでも、意外と動きやすくなることあるよ!

子どもに宿題をしてほしいと思っていても、毎回うまく声をかけられるとは限りません。

早くやりなさい。
まだ終わってないの。
宿題やったの。

こうした言い方は、つい出やすい一方で、子どもが余計に動きにくくなることがあります。
親としては急かしているつもりがなくても、子どもには責められているように聞こえやすいからです。

一方で、最初の一言を少し変えるだけで、宿題に向かいやすくなることもあります。
大事なのは、叱ることより、始めやすい形を作ることです。

この記事では、子どもに宿題を促すときに使いやすい声かけ例文を、場面別に分かりやすくまとめます。
帰宅後にダラダラしているとき、ゲームや動画から切り替えたいとき、やる気が出ないときなど、家庭でそのまま使いやすい一言を中心に整理しました。

この記事で分かること
  • 子どもが動きやすくなる宿題の声かけ例文
  • 叱らずに切り替えやすくする一言の使い方
  • ダラダラしているときや、やる気が出ないときの場面別フレーズ
  • 言わないほうがいい声かけと、やわらかい言い換え
  • 宿題を続けやすくする小さな工夫と、見守るときの言い方

毎日の宿題で同じやり取りをくり返してしまう方は、まずは一番使いやすそうな一言から試してみてください。


  1. 子どもに宿題を促す声かけで大事なのは、叱ることより「始めやすくすること」
    1. 「宿題やったの?」がぶつかりやすいのは、監視されている感じが出やすいから
    2. 子どもが動きやすいのは「肯定的・具体的・短い」声かけ
    3. 予告・選択肢・一緒にやる感があると始めやすい
  2. まず使える|叱らず動きやすい基本の一言テンプレ
    1. 今すぐ使える基本形
    2. 時間を区切って促すとき
    3. 始めるハードルを下げるとき
    4. 親が一緒に動く形で促すとき
  3. 場面別に使える声かけ例文【そのまま使える】
    1. 帰宅してダラダラしているとき
    2. ゲームや動画から切り替えてほしいとき
    3. やる気が出ない・面倒くさそうなとき
    4. 始めたけれど止まっているとき
    5. 終わったあとに次につなげる一言
  4. 学年別に使いやすい声かけの言い方
    1. 低学年向けの声かけ
    2. 中学年向けの声かけ
    3. 高学年向けの声かけ
  5. やってはいけない声かけと、言い換え例
    1. NG→OKの比較表
    2. 表の見方
  6. 子どもが動きやすくなる工夫も一緒に入れると続きやすい
    1. 宿題の全体量を見える化する
    2. 始める時間を先に決める
    3. 終わった後の楽しみをセットにする
    4. 見守るときの一言
  7. それでも動けないときの返し方
    1. 「あとでやる」と言われたとき
    2. 「やりたくない」と言われたとき
    3. 泣く・怒る・反発するとき
    4. 親がイライラしてきたとき
  8. よくある質問
    1. 毎日「宿題やったの?」と言わないとやりません。どうしたらいいですか?
    2. 叱らないと本当に動きません。甘やかしになりませんか?
    3. 一緒にやると甘えませんか?
    4. 宿題をしないのはやる気の問題ですか?
  9. まとめ|宿題の声かけは「やりなさい」より「どう始める?」のほうが動きやすい
    1. 最初は「今日の宿題って何がある?」からでよい
    2. 始める時間か、最初の一問を決める
    3. 責めるより、具体的に小さく動ける声かけに変える
    4. できた後の一言が次の習慣につながる

子どもに宿題を促す声かけで大事なのは、叱ることより「始めやすくすること」

子どもに宿題をしてほしいとき、いちばん大事なのは、やらせることより始めやすくすることです。

厚生労働省のペアレント・トレーニング実践ガイドブックでも、親がほめ方や指示などの具体的な養育スキルを身につけること、また落ち着いた冷静な指示を出すことが示されています。
つまり、長く叱るより、短く具体的に動きやすくする声かけのほうが使いやすいということです。
出典:厚生労働省


「宿題やったの?」がぶつかりやすいのは、監視されている感じが出やすいから

つい言いやすいのが、

  • 宿題はあるの?
  • もうやったの?
  • 早くやりなさい

のような言い方です。

ただ、この形は子どもからすると、確認というより見張られている感じになりやすいです。
特に、まだ始められていないときに言われると、宿題そのものより、言われたことへの反発が先に出やすくなります。

同じ確認でも、

  • 今日の宿題って何がある?
  • まずどれからにする?

のほうが、会話として入りやすくなります。


子どもが動きやすいのは「肯定的・具体的・短い」声かけ

動きやすい声かけには、共通点があります。

  • 否定形より肯定形
  • 抽象的より具体的
  • 長い説教より一言

たとえば、

  • だらだらしないで早くやって

より、

  • 先に一問だけやってみよう

のほうが動きやすくなります。

厚生労働省の資料でも、親が子どもの好ましい行動を見つけてほめることや、冷静で具体的な指示を使うことが示されています。
出典:厚生労働省

宿題の声かけでも、この考え方はそのまま使えます。


予告・選択肢・一緒にやる感があると始めやすい

宿題に向かいやすくするには、いきなり命令するより、始めるきっかけを作る言い方が向いています。

使いやすいのは、次の3つです。

  • あと10分したらやろう
  • 先に漢字と計算どっちからにする?
  • 一緒に始めようか

この3つには、それぞれ役割があります。

  • あと10分したらやろう
    急な切り替えを減らす言い方です。
  • 先に漢字と計算どっちからにする?
    子どもに小さく選ばせる言い方です。
  • 一緒に始めようか
    始めるハードルを下げる言い方です。

文部科学省の資料でも、家庭での学習習慣の定着が重要なテーマとして扱われています。
出典:mext.go.jp

毎日同じ時間に始める、取りかかりやすい流れを作る、といった工夫は、宿題の声かけとも相性がよいでしょう。

迷ったときは、まず次の形から始めると使いやすいです。

  • 今日の宿題って何がある?
  • あと10分したら始めようか
  • 先にどっちからにする?
  • 最初の一問だけ一緒に見ようか

このくらいの短さでも、叱る言い方よりずっと動きやすくなります。


まず使える|叱らず動きやすい基本の一言テンプレ

ここでは、宿題の場面でまず使いやすい一言を、すぐ使える形でまとめます。
長く説明するより、短く始めやすい声かけのほうが動きやすくなります。


今すぐ使える基本形

  • 宿題、今日は何がある?
  • まずどれからやる?
  • 最初の一問だけ一緒に見てみようか。
  • 今日の宿題、先に確認してみようか。
  • どれが一番早く終わりそう?

この場面では、

  • やったの?

ではなく、

  • 何がある?
  • どれからやる?

と聞く形にすると入りやすくなります。


時間を区切って促すとき

  • あと10分したら始めようか。
  • ごはんの前にここだけやろう。
  • 何時から始める?
  • この番組が終わったら始めようか。
  • 30分になったら机に行こうか。

すぐに動けないときは、時間を切る言い方が使いやすいです。
急に切り替えさせるより、あと10分このあとのように予告すると動きやすくなります。


始めるハードルを下げるとき

  • 一問だけやってみよう。
  • 漢字一列だけやってみる?
  • 5分だけ一緒にやってみようか。
  • まずは名前を書くところからにしよう。
  • 簡単そうなのから一つだけやってみよう。

やる気が出ないときは、全部やらせようとしないほうが進みやすいです。
一問だけ
一列だけ
5分だけ
のように小さくすると、始めやすくなります。


親が一緒に動く形で促すとき

  • ママも今これやるから、一緒に始めよう。
  • 私は片付けるから、終わったら見せてね。
  • 隣でいるから、先に一問だけやってみよう。
  • じゃあ最初だけ一緒に見て、そのあとは一人でやってみようか。
  • ここにいるから、分からなかったら声かけてね。

宿題そのものより、始めるのがしんどいときには、一緒に動く形が使いやすいです。
ずっと付き添わなくても、最初だけ一緒に始めるだけで流れが作りやすくなります。

迷ったときは、まず次の4つが使いやすいです。

  • 宿題、今日は何がある?
  • あと10分したら始めようか。
  • 一問だけやってみよう。
  • 最初の一問だけ一緒に見てみようか。

場面別に使える声かけ例文【そのまま使える】

ここでは、宿題でつまずきやすい場面ごとに、そのまま使いやすい一言をまとめます。
まずは、今の場面に近いものを一つだけ使ってみてください。


帰宅してダラダラしているとき

  • 今日の宿題って何がある?
  • 少し休んだら始める? 何分後にする?
  • 先に一つ終わらせてからゆっくりしようか。
  • おやつのあとに一つだけやろうか。
  • まず宿題を見てから、休むか決めようか。

帰宅直後は、いきなり始めさせるより、少し休む時間始める時間を一緒に決めるほうが入りやすいです。


ゲームや動画から切り替えてほしいとき

  • あと10分したら宿題にしようか。
  • ここまで見たら、次は宿題にしよう。
  • 宿題終わったらまた続き見ようか。
  • このあと一回止めて、先に宿題だけやろうか。
  • 先にここだけ終わらせたら、またゲームに戻ろう。

この場面では、今すぐやめてより、区切りを作る言い方のほうが動きやすくなります。


やる気が出ない・面倒くさそうなとき

  • 宿題多いと大変だよね。まず一つだけやろうか。
  • 今日はどれが一番やりやすそう?
  • 難しいのは後でもいいから、簡単なのから始めよう。
  • 最初の一問だけやってみようか。
  • 今日は全部じゃなくて、ここまでを目標にしようか。

やる気が出ないときは、全部やるではなく、最初の一歩を小さくする言い方が使いやすいです。


始めたけれど止まっているとき

  • どこで止まった?
  • ここだけ一緒に確認しようか。
  • できるところまでで大丈夫、次の一問いけそう?
  • 分からないところだけ教えて。
  • ここを終えたら次に進めそう?

止まったときは、なんで止まってるのではなく、どこで止まったのかを聞くほうが続けやすくなります。


終わったあとに次につなげる一言

  • ちゃんと始められたね。
  • ここまでできたのいいね。
  • 明日もこのやり方でやってみようか。
  • 先に始められたのよかったね。
  • 今日はここまで進んだね。

終わったあとに短くでも認める言葉があると、次の日の始めやすさが変わります。
長くほめなくても、できたことをそのまま言葉にするだけで十分です。


学年別に使いやすい声かけの言い方

宿題の声かけは、同じ言い方が全学年に合うとは限りません。
低学年では、始め方を一緒に作る声かけが向いています。
中学年では、自分で決める形を少しずつ増やすと動きやすくなります。
高学年では、予定や順番を自分で考えられるような聞き方のほうが合いやすいです。

ここでは、学年別に使いやすい一言をまとめます。


低学年向けの声かけ

  • 一緒に始めよう。
  • 一問だけやってみよう。
  • 先に音読からにする?
  • 最初だけ一緒に見ようか。
  • ここだけやったら次を考えよう。

低学年では、宿題そのものより、始めるまでが難しいことが多いです。
そのため、
一緒に始める
一問だけやる
のように、入り口を小さくしてあげる言い方が使いやすいです。

音読、ひらがな、漢字、計算など、すぐ取りかかれるものから入ると流れを作りやすくなります。


中学年向けの声かけ

  • 何時から始める?
  • どれからやる?
  • 今日はどこまでやる?
  • 先に終わらせるものを決めようか。
  • まず一つ終わらせるなら何にする?

中学年になると、全部を親が決めるより、自分で選ぶ形を入れたほうが動きやすくなります。
このとき大事なのは、丸投げにしないことです。

たとえば、
「ちゃんとやってね」
だけだと動きにくくても、
「何時から始める?」
「どれからやる?」
なら答えやすくなります。

選ばせる内容は、

  • 時間
  • 順番
  • 今日やる量

のどれか一つで十分です。


高学年向けの声かけ

  • 予定をどう組む?
  • 先に終わらせるものを決めよう。
  • 困っているところがあれば言ってね。
  • 今日の分、どこまで進めるつもり?
  • 詰まりそうなところがあったら一緒に見ようか。

高学年では、ただ言われて動くより、自分で見通しを立てるほうが合いやすくなります。
そのため、親が全部指示するより、予定や順番を考えさせる声かけのほうが自然です。

ここで気をつけたいのは、監視のように聞こえないことです。
「まだ終わってないの?」
ではなく、
「予定をどう組む?」
「困ってるところある?」
と聞くと、手伝いが必要なときにも言いやすくなります。

迷ったときは、次の形が使いやすいです。

  • 低学年
    • 一緒に始めよう。
    • 一問だけやってみよう。
  • 中学年
    • 何時から始める?
    • どれからやる?
  • 高学年
    • 予定をどう組む?
    • 困っているところがあれば言ってね。

学年が上がるほど、
やらせる言い方より
考えさせる言い方
に少しずつ変えていくと、続けやすくなります。


やってはいけない声かけと、言い換え例

宿題の声かけは、内容そのものより、最初の言い方で空気が変わりやすいです。
子どもを動かしたい気持ちが強いほど、命令や比較の言い方になりやすいですが、その形だと反発や先延ばしにつながることがあります。

ここでは、つい言いやすい言葉を、動きやすい言い方に変える形でまとめます。
まずは一つだけでも言い換えてみると、やり取りの空気がかなり変わります。


NG→OKの比較表

NGな声かけ言い換え例使う場面ポイント
早くやりなさいあと10分したら始めようかダラダラしているとき予告する
宿題やったの?今日の宿題って何がある?最初の確認監視感を減らす
いつまで遊んでるの何時から始める?切り替えたいとき自分で決めさせる
なんでまだ終わってないのどこまでできた?途中で止まっているとき責めずに進み具合を聞く
〇〇ちゃんはもう終わってるよ今日はどれからやる?比較したくなったとき比較しない

表の見方

この表を見るときは、まず否定形を肯定形に変えると考えると使いやすいです。
「やってない」「まだ」「早く」ではなく、「何をやるか」「いつ始めるか」に変えるだけでも、受け取り方がやわらかくなります。

次に、命令形を質問形に変えることです。
「やりなさい」より、「何時から始める?」「どれからやる?」のほうが、子どもも自分で動く形を取りやすくなります。

もう一つ大事なのは、比較ではなく本人の今に注目することです。
他の子や兄弟と比べるより、
今日の宿題は何があるか
今どこまでできているか
次に何をやるか
を見たほうが、話が前に進みやすくなります。

迷ったときは、次の3つを意識すると言い換えやすいです。

  • 否定形を肯定形に変える
  • 命令形を質問形に変える
  • 比較ではなく本人の今に注目する

この3つだけでも、宿題の声かけはかなり変わります。


子どもが動きやすくなる工夫も一緒に入れると続きやすい

声かけだけで毎日うまく回すのは難しいことがあります。
そのため、言い方に加えて、始めやすくする工夫も一緒に入れると続きやすくなります。

ここでは、家庭ですぐ取り入れやすい形に絞ってまとめます。


宿題の全体量を見える化する

宿題が進みにくいときは、やる気の問題だけでなく、何をどれだけやるのかが見えていないことも多いです。
そのため、まずは全体量を分かる形にするだけでも動きやすくなります。

使いやすい声かけは、次のような形です。

  • 今日の宿題何個ある?
  • 漢字、計算、音読を並べてみよう。
  • 終わったら消せる形にしよう。
  • まず何があるかだけ一緒に見ようか。
  • 今日はどれが一番早く終わりそう?

この場面では、
全部ちゃんとやって
より、
何があるかを見えるようにする
ほうが始めやすくなります。


始める時間を先に決める

宿題は、内容より先に「いつ始めるか」で止まりやすいです。
そのため、最初に始める時間だけ決めると動きやすくなります。

  • 何時からやる?
  • ごはんの前にする? 後にする?
  • 先に始める時間だけ決めよう。
  • 30分になったら始めようか。
  • この番組が終わったら机に行こうか。

ここでは、
今すぐやりなさい
ではなく、
いつ始めるかを決める
形にすると入りやすいです。


終わった後の楽しみをセットにする

宿題は、終わった後の見通しがあると取りかかりやすくなることがあります。
ごほうびを大きくする必要はありません。
小さな楽しみをつなげるだけでも十分です。

  • ここまで終わったら休憩しよう。
  • 漢字が終わったらおやつにしよう。
  • 宿題が終わったらゲームの続きにしよう。
  • まず一つ終わったら少し休もうか。
  • ここまでできたら好きなことしよう。

この言い方は、
宿題のあとに楽しみがある
という流れを作りやすいです。


見守るときの一言

始めたあとに、ずっと注意し続けると疲れやすくなります。
そこで、見守るときは短い一言だけにすると使いやすいです。

  • やってるね。
  • 進んでるね。
  • 困ったら呼んでね。
  • そこまで進んだね。
  • 分からないところだけ聞いてね。

この場面では、
まだ終わらないの?
より、
進んでいることをそのまま言う
ほうが続けやすくなります。

迷ったときは、まず次の4つが使いやすいです。

  • 今日の宿題何個ある?
  • 何時からやる?
  • ここまで終わったら休憩しよう。
  • 困ったら呼んでね。

声かけだけで動かそうとするより、

  • 見える化する
  • 時間を決める
  • 小さな楽しみをつなげる
  • 短く見守る

の4つを一緒に入れるほうが、毎日の宿題は回しやすくなります。


それでも動けないときの返し方

宿題の声かけは、うまくいく日ばかりではありません。
返事はしたけれど動かない。
やりたくないと言う。
泣く、怒る、黙る。

こういう日は、正しい声かけを探すより、今どこまでなら動けそうかを見るほうが進みやすいです。
ここでは、止まってしまったときに使いやすい返し方をまとめます。


「あとでやる」と言われたとき

  • 何時からやる?
  • じゃあその時間になったら声かけるね。
  • 先に始める時間だけ決めよう。
  • あとでやるなら、何分後にする?
  • じゃあ、時計の針がここになったら始めようか。

この場面では、
あとでっていつ?
と詰めるより、始める時間を一緒に決めるほうが使いやすいです。

「あとでやる」は、やる気がないというより、始めどきが決まっていないことも多いです。
そのため、内容より先に時間だけ決めると動きやすくなります。


「やりたくない」と言われたとき

  • そうだよね、面倒だよね。
  • じゃあ一番簡単なのからにしよう。
  • 一問だけやってみようか。
  • 今日はどれが一番やりやすそう?
  • 最初だけ一緒にやろうか。

ここでは、すぐに説得しようとしないほうがうまくいきやすいです。
まず
面倒だよね
と受け止めてから、
一番簡単なもの
一問だけ
に小さくすると入りやすくなります。


泣く・怒る・反発するとき

  • 今は一回止めようか。
  • 落ち着いたら最初の一問だけ見よう。
  • 今日は全部じゃなくてここだけでいいよ。
  • 先に気持ちが落ち着いてからにしよう。
  • 今は宿題より、少し休もうか。

泣いたり怒ったりしているときは、そのまま続けても進みにくいです。
この場面では、全部やらせるより、一回止めるほうが結果的に前に進みやすいことがあります。

無理にその場で終わらせようとせず、

  • 落ち着く
  • 一問だけやる
  • 今日はここまでにする

のどれかに切り替えるほうが使いやすいです。


親がイライラしてきたとき

  • 今は少し離れよう。
  • 言い直す前に一回止まる。
  • 毎日完璧にやらせようとしない。
  • 今日は最初の一歩だけで十分にする。
  • ここで言い合いになるなら、いったん休もう。

子どもだけでなく、親がイライラしてきたときも立て直しが必要です。
強い言い方が出そうなときは、そのまま続けるより、一回区切るほうが安心です。

宿題は毎日あるからこそ、今日一回で完璧に進めようとしすぎないほうが続きやすくなります。

迷ったときは、次の4つが使いやすいです。

  • 何時からやる?
  • そうだよね、面倒だよね。
  • 今は一回止めようか。
  • 今日は全部じゃなくてここだけでいいよ。

動けないときほど、
急がせる
説得する
全部やらせる
より、

  • 時間を決める
  • 気持ちを受け止める
  • 一つだけ進める

のほうが使いやすくなります。


よくある質問

毎日「宿題やったの?」と言わないとやりません。どうしたらいいですか?

言わないと動かない場合でも、まず変えたいのは言う回数より言う内容です。
「宿題やったの?」をくり返すより、

  • 今日の宿題って何がある?
  • 何時から始める?
  • 先に一つだけ決めようか

のように、始め方を一緒に決める言い方にしたほうが使いやすいです。

あわせて、

  • 始める時間を決める
  • 全体量を見える化する
  • 最初の一問だけ一緒に見る

の3つを入れると動きやすくなります。

厚生労働省のペアレント・トレーニング実践ガイドブックでも、親の関わり方として具体的で落ち着いた指示が重視されています。
出典:厚生労働省


叱らないと本当に動きません。甘やかしになりませんか?

甘やかしとは限りません。
叱らないこと放任することは別です。

大切なのは、何も言わないことではなく、
肯定的で具体的な声かけに変えることです。

たとえば、

  • 早くやりなさい
    → あと10分したら始めようか
  • なんでまだ終わってないの
    → どこまでできた?

のように変えるだけでも、受け取り方はかなり変わります。
ルールや時間を決めるのは問題ありません。

むしろ、文部科学省の資料でも、低学年からの家庭学習習慣の定着が大切だとされています。
出典:mext.go.jp


一緒にやると甘えませんか?

低学年では、入り口を支える意味が大きいので、最初だけ一緒にやるのは自然です。
ずっと付き添う必要はありません。

たとえば、

  • 最初の一問だけ一緒に見る
  • 音読だけ先に一緒にやる
  • 机に向かうところまで一緒に行く

このくらいでも十分です

ベネッセの教育情報でも、すぐ「わからない」となる背景には、やる気がないというより頭の中の整理が苦手な場合があるとされています。
出典:ベネッセ教育情報

最初だけ支える形は、その整理を助ける意味があります。


宿題をしないのはやる気の問題ですか?

やる気だけとは限りません。
たとえば、次のようなこともあります。

  • 量が見えていない
  • 始め方が分からない
  • 疲れている
  • 苦手意識が強い
  • 分からないところで止まっている

特に、全体量が見えると「やれそう」と感じやすくなる、という考え方はよく示されています。

そのため、まずは

  • 一問だけ
  • どれからやるか決める
  • 見える形にする

のように、始めるハードルを下げるほうが現実的です。


まとめ|宿題の声かけは「やりなさい」より「どう始める?」のほうが動きやすい

宿題の声かけで大切なのは、子どもを追い立てることではなく、始めやすい形を作ることです。
毎日同じことでぶつかってしまうときほど、言い方を少し変えるだけで流れが変わることがあります。

長く言い聞かせるより、短く、具体的に、今できる一歩に変える。
それだけでも、子どもの動きやすさはかなり違ってきます。


最初は「今日の宿題って何がある?」からでよい

最初の一言は、確認の形にすると入りやすくなります。

たとえば、

  • 今日の宿題って何がある?
  • まずどれからやる?
  • 今日は何を先にする?

このくらいで十分です。

「やったの?」
「まだ終わってないの?」
よりも、今の宿題を一緒に見える形にするほうが、会話として始めやすくなります。


始める時間か、最初の一問を決める

子どもが止まりやすいのは、やる気そのものより、いつ始めるかどこから始めるかが決まっていないときです。

そのため、まずは

  • 何時から始める?
  • あと10分したらやろうか
  • 最初の一問だけやってみよう
  • 漢字一列だけにする?

のように、時間か最初の一歩を決める言い方が使いやすいです。

全部やらせようとするより、最初の動きを小さくしたほうが入りやすくなります。


責めるより、具体的に小さく動ける声かけに変える

言い方を変えるときの基本は、
責める言葉を、動ける言葉に変えることです。

たとえば、

  • 早くやりなさい
    → あと10分したら始めようか
  • なんでまだ終わってないの
    → どこまでできた?
  • いつまで遊んでるの
    → 何時から始める?

このように、否定や命令ではなく、短く具体的に動ける形へ変えると使いやすくなります。


できた後の一言が次の習慣につながる

宿題は、始めさせるときだけでなく、終わった後の一言も大切です。

たとえば、

  • ちゃんと始められたね
  • ここまでできたのいいね
  • 先に取りかかれたのよかったね
  • 明日もこのやり方でやってみようか

こうした短い一言があると、子どもも「できた」が残りやすくなります。

迷ったときは、まずこの流れだけ押さえると使いやすいです。

  • 今日の宿題って何がある?
  • 何時から始める?
  • 最初の一問だけやってみよう
  • ちゃんと始められたね

宿題の声かけは、完璧でなくて大丈夫です。
「やりなさい」より「どう始める?」に変えるだけでも、毎日のやり取りは少しずつ変わっていきます。

タイトルとURLをコピーしました