テレワーク・在宅勤務のコミュニケーションフレーズ集|チャット&オンライン会議で使える言い方

テレワークになってからさ、チャットだと自分の文章が冷たく見えてないか不安なんだよね。

「了解です」だけ送ったあとに、感じ悪くなかったかな…って毎回ちょっと後悔する。

オンライン会議でもさ、話したいことはあるのに、入り出しの一言が出てこなくて結局黙っちゃうんだよね…。

ほんとそれ。「ちょっといいですか」ばっかりで、もっと言い方のバリエーション欲しいよね!
テレワーク・在宅勤務が当たり前になってきた今、
「チャットだとそっけなく見えそう」
「オンライン会議でうまく話し始められない」
と感じている人は少なくありません。
顔を合わせないコミュニケーションだからこそ、
ちょっとした言葉の選び方が、想像以上に大きく印象を左右します。
この記事では、テレワークでよくある場面ごとに
「そのまま使えるフレーズ」と「NG→OKの言い換え」を整理しました。
言い方を少し整えるだけで、仕事の進み方も相手の反応も変わってきます。
この記事で分かること
- テレワーク・在宅勤務ならではのコミュニケーションの難しさと、押さえておきたい基本スタンス
- チャットで使える「あいさつ・依頼・確認・お礼」のフレーズテンプレと、そっけなく見せないコツ
- オンライン会議で発言・質問・意見を伝えるときの「入り口の一言」フレーズ集
- 冷たく聞こえやすい言い方をやわらかく直す「NG→OK」チャット・発言例
- 上司・同僚・他部署・初対面など、シーン別に使い分けられるテレワーク向きフレーズ集と、よくある悩みQ&A
テレワークのコミュニケーションを「なんとなく不安」から「この言い方なら出せそう」に変えるための実用フレーズ集として、手元に置いてもらえる内容を目指します。
テレワークだとコミュニケーションが難しく感じる理由と基本スタンス

テレワークで起きやすい「伝わりづらさ」とは
テレワークになってから
「前より人と話すのが疲れる」
「ちょっとしたやり取りなのに、妙に気を使う」
と感じている人は少なくありません。
その大きな理由の一つが、相手の表情や空気感が見えにくいことです。
対面なら、「今忙しそうだな」「少し機嫌が悪そうだな」といった雰囲気から、声をかけるタイミングや言い方を自然に調整できます。
一方で、チャットやオンライン会議では、その「空気を読む」材料がほとんどありません。
- チャット:文字だけなので、短文だと冷たく見えやすい
- オンライン会議:誰が話し出すのか分かりづらく、かぶるのが怖い
- カメラオフ:相手の反応が見えず、「今の言い方、まずかったかな」と後から気になる
こうした要素が重なると、だんだんと「なるべく黙っていた方が安全かも」という心理になりがちです。
あなたの性格が特別内向的だからではなく、テレワークという環境自体が、もともとコミュニケーションの難易度を上げていると考えた方が自然です。
チャットとオンライン会議ならではの「言い方」の難しさ
テレワークの主なやり取りは、大きく分けると次の二つです。
- チャットツール(Slack、Teams、LINEなど)のメッセージ
- ZoomやTeamsなどを使ったオンライン会議での発言
この二つには、それぞれ特有の難しさがあります。
チャットの場合
- 「了解です」「承知しました」だけだと、事務的・そっけなく見えやすい
- 顔が見えない分、句読点や絵文字一つで印象が変わってしまう
- 早く返したいあまり、説明が足りず誤解されることもある
オンライン会議の場合
- 誰かが話している間に割り込んでよいタイミングが分かりづらい
- 音声の遅延やミュートの存在が、「話し始める勇気」をさらに奪う
- 場の温度感が見えないので、ちょっとした冗談やツッコミも入れづらい
リアルの会議であれば、相づちや表情で「聞いていますよ」「その意見いいですね」と伝えられますが、オンラインでは意識して言葉にしないと伝わりません。
そのため、同じ内容でも、テレワークでは「言い方」や「一言足す工夫」がこれまで以上に重要になります。
この記事では、まさにその部分をカバーするために、
- チャットでのあいさつ・依頼・確認・お礼のフレーズ
- オンライン会議での質問・賛成・意見・終了時の一言
- 雑談やフォローに使える、短くて使い回しやすい言い回し
といった場面ごとのテンプレートを整理していきます。
目標は「完璧に話す」ではなく「感じよく最低限伝える」
テレワークのコミュニケーション改善というと、
「もっとロジカルに話さないといけないのでは」
「語彙力やプレゼン力を鍛えないといけないのでは」
と身構えてしまいがちです。
ただ、この記事で目指すのはそこまで大きな変化ではありません。
目標はあくまで、「完璧な話し方」ではなく「感じよく最低限伝わる一言」を用意しておくことです。
例えば、
- 「了解です」だけではなく、「了解です。助かります。」
- 「質問いいですか」だけではなく、「一点だけ確認させてください」
- オンライン会議の最後に「本日はありがとうございました。勉強になりました。」と一言添える
こうした小さな一言の積み重ねだけでも、相手が受ける印象は大きく変わります。
本記事で紹介するフレーズは、一語一句そのまま暗記する必要はありません。
自分のキャラクターや職場の雰囲気に合わせて、少し崩して使って構いません。
- 「この場面では、この一言から始めればいい」
- 「困ったら、このテンプレを見ながら打てばいい」
という「スタートの一言」をいくつか持っておくことで、テレワーク中のコミュニケーションはぐっとラクになります。
次の章から、チャットとオンライン会議それぞれについて、具体的なフレーズを見ていきます。
テレワークの基本ルール “チャット”と“オンライン会議”の使い分け
テレワークでは、対面の代わりに「チャット」と「オンライン会議」がコミュニケーションの主役になります。
ところが、この二つの役割があいまいなままだと、
- 本当は話した方が早い内容を、延々チャットでやり取りしてしまう
- 逆に、メールやチャットで済むことなのに、毎回オンライン会議を開いてしまう
といった「ちょっとしたストレス」が積み重なっていきます。
ここでは、フレーズ集に入る前の前提として、「何をチャットで・どこからオンライン会議で話すか」の判断軸を整理しておきます。
チャットで向いている連絡・向いていない連絡
まずは、テレワークの中心ツールであるチャットから考えてみます。
チャットには、次のような特徴があります。
- テキストなので「ログが残る」
- 複数人に一度に共有しやすい
- すき間時間に確認してもらえる
- その一方で、「文面だけ」で解釈されるため誤解も生まれやすい
この性質を踏まえると、チャットに向いている連絡/向いていない連絡は次のように整理できます。
チャットに向いている連絡
簡単な確認
この資料の最新版はどちらでしょうか?
本日の会議の開始時間は〇時でお間違いないでしょうか。
進捗共有
A案件、予定どおり本日分まで完了しました。
今週中にここまで進める予定です。
スケジュール調整
〇日・〇日あたりで30分ほど打ち合わせさせていただけますか?
短い質問や相談のきっかけ
5分ほどご相談したいことがあります。今、少しお時間ありますか?
いずれも、「文章で残っている方が便利」「短く要点を伝えたい」内容です。
チャットに向いていない連絡
- 感情が強く動く話(不満・評価・叱責など)
- 人事評価に関わる話題(査定・異動・昇進の話など)
- 複数の前提条件を整理しないと理解しづらい、複雑な相談
- 誰がどこまで聞いてよいのかグレーな、センシティブな情報
こうした内容をチャットで長々と書いてしまうと、
- 読む側の負担が大きい
- 一部だけ切り取られてスクリーンショットで出回るリスク
- きつい表現に見えてしまい、関係がぎくしゃくする
といった問題が起きやすくなります。
特に、「不満」「注意」「感情的なやり取り」は、チャットだとトーンが伝わりづらく、誤解を生みやすい領域です。
その場合は、
- まずはチャットで「一度お話ししたいことがあります」とだけ伝える
- そのうえでオンライン会議や電話で話す
という二段構えにした方が、安全で伝わりやすくなります。
オンライン会議で話した方がよいテーマ
次に、オンライン会議で話した方がスムーズな内容を整理します。
オンライン会議の強みは、
- 相手の声色・反応が分かる
- 複数人で同時に議論できる
- 画面共有を使って資料を見ながら話せる
という点です。
この特徴を活かせるテーマは、次のようなものです。
- 複数案から選ぶ議論
- 「A案・B案・C案のどれを優先するかを話し合いたい」
- 複雑な相談
- 「背景説明や前提条件が多く、チャットでは長文になってしまう話」
- 相手の反応を見ながら決めたい話
- 「依頼のボリュームが大きい」「スケジュールがタイト」など、表情や声のトーンも踏まえて調整したい内容
- チーム全体で認識合わせをしたいとき
- 方針変更・体制変更・役割分担の整理など
こうした内容をチャットでやろうとすると、
- 前提の説明だけで何往復もしてしまう
- ニュアンスが伝わらず、「そんなつもりでは…」というすれ違いが起こる
といった非効率が起きがちです。
「これはチャットでやるのは難しそうだな」と感じたら、早い段階で「話す場」に切り替える判断が大切になります。
そのときに使える一言が、例えば次のようなフレーズです。
この件、前提の共有も含めて一度5〜10分ほどお話しできると助かります。
チャットで説明が長くなりそうなので、短時間で構いませんのでオンラインで相談させていただけますか。
この「5分だけミーティングしませんか?」の切り出し方については、後の章(オンライン会議フレーズのパート)で、より具体的なテンプレとして整理していきます。
テレワークだからこそ意識したい“ひと言”のルール
チャットとオンライン会議を使い分けるうえで、細かいようでいて効果が大きいのが、「ひと言の工夫」と簡単なマナーの意識です。
ここでは、本記事のフレーズ集の前提になる基本ルールをまとめておきます。
1. 名指し(@メンション)で「誰宛か」をはっきりさせる
テレワークでは、複数人が同じチャンネル・グループに参加していることが多くなります。
そのため、誰に向けたメッセージかが分かりにくくなりがちです。
名指しすることで、
- 返信すべき人が分かる
- 他のメンバーも、「今は佐藤さんの判断待ちだな」と状況を把握できる
というメリットがあります。
2. 結論から先に書く
チャットでもオンライン会議でも、「最初の一文で目的を伝える」意識が大切です。
チャットなら
ご相談です。
確認させてください。
共有です。
オンライン会議なら
一点だけ質問があります。
結論としては賛成ですが、一点だけ懸念があります。
といった具合に、「これは何の話なのか」を先に置いておくと、受け手は構え方を調整できます。
後の章で紹介するフレーズも、基本的にはこの「結論→理由→補足」の順番を意識した形になっています。
3. 既読やリアクションを「即レスの約束」とみなしすぎない
テレワークでは、「既読」「スタンプ」「リアクション」が簡単につきます。
しかし、
- 既読がついた=すぐに対応してくれる
- スタンプだけ=やる気がない
と決めつけてしまうと、お互いに疲れてしまいます。
大切なのは、相手の状況を想像しつつ、自分の要望も言葉で補うことです。
お返事は本日中で大丈夫です。
お時間のあるときで構いませんので、ご確認をお願いします。
急ぎではありませんが、今週中に方向性だけ決められると助かります。
といった一言を添えることで、相手も優先順位をつけやすくなります。
ここでは、「どのツールで/どのようなスタンスで」コミュニケーションを取るかを整理しました。
次のパートからは、具体的に
- チャットでのあいさつ・依頼・お礼のテンプレ
- オンライン会議での質問・意見・フォローのフレーズ
- 雑談やフォローで使える一言集
といった形で、「そのまま(または少しアレンジして)使える言い方」を場面別に見ていきます。
チャットで使える基本フレーズ集 あいさつ・依頼・確認・お礼
テレワークでは、チャットが「一番見る機会が多い文章」になります。
同じ内容でも、ひと言の添え方しだいで
- ぶっきらぼう
- 事務的
- 丁寧で感じがいい
の印象が大きく変わります。
ここでは、ビジネスチャットでよくある
- あいさつ・声かけ
- 依頼・お願い
- 確認・返信・お礼
の3パターンに分けて、すぐに使えるフレーズをまとめます。
気に入ったものだけを、自分の口調に合わせて少しずつ取り入れていってください。
あいさつ・声かけの基本フレーズ
まずは一番出番の多い「あいさつ」と「話題の切り出し」です。
チャットで「あ、お疲れさまです」だけだと、どうしても事務的に見えがちです。
そこにひと言だけ状況や感謝を足すと、柔らかさが出ます。
基本のあいさつ+ひと言
おはようございます。今日もよろしくお願いします。
お疲れさまです。いつも迅速なご対応ありがとうございます。
お疲れさまです。本日も在宅勤務です。何かあればチャットでお声がけください。
お世話になっております。〇〇の件でご連絡いたしました。
チームの雰囲気によっては、少しくだけた表現でも構いません。
おはようございます。今日もよろしくお願いします。
お疲れさまです。きょうもよろしくお願いします。
「一文目=あいさつ」「二文目=目的や感謝」を意識すると、読み手も構え方が分かりやすくなります。
相談や話題を切り出すときの声かけ
いきなり本題に入ると、チャットでも少し唐突な印象になります。
次のような「ワンクッション」を先に置くと、スムーズに会話に入っていけます。
お疲れさまです。少しご相談させてください。
お時間あるときに、〇〇についてご意見いただけますか。
お世話になっております。A案件の進め方について一点確認させてください。
在宅お疲れさまです。B資料について、二点ほど確認させてください。
チームチャットで全員に話題を投げる場合は、目的が分かるようにひと言添えます。
みなさんお疲れさまです。来週の定例について共有とご相談があります。
チームのみなさま、本日のタスク共有をお送りします。ご確認ください。

依頼・お願いをするときの言い方テンプレ
次に、何かをお願いするときのフレーズです。
テレワークでは、依頼の多くがチャット経由になるため、言い方しだいで
- 単なる作業指示に見えるか
- 協力をお願いする丁寧な依頼に見えるか
が変わります。
- クッション言葉
- 期限や優先度
- 相手への配慮の一言
の三つをセットで意識することです。
クッション言葉で柔らかくする
「〜してもらえますか?」を、次のような言い方に変えると、印象がかなり柔らかくなります。
可能でしたら、〇〇のご対応をお願いできますでしょうか。
お手すきの際に、A資料のご確認をお願いしてもよろしいでしょうか。
ご無理のない範囲で構いませんが、B案件についてご意見いただけますか。
差し支えなければ、〇〇について一度レビューをお願いしたいです。
チャットがカジュアルな雰囲気の場合は、少し崩しても問題ありません。
お手すきのときに、こちらの確認をお願いできますか。
余裕のあるタイミングで大丈夫ですので、コメントいただけると助かります。
期限・優先度をセットで伝える型
「いつまでに」「どれぐらい急ぎか」がない依頼は、相手が優先順位をつけづらくなります。
フレーズのどこかに、目安の期限や急ぎ度を入れておきましょう。
〇月〇日中に、A資料の修正案をご確認いただけますでしょうか。
急ぎではないのですが、今週中を目安にご意見をいただけると助かります。
こちら、できれば本日中に方向性だけ決められるとありがたいです。
大変恐縮ですが、至急での確認が必要な内容です。本日〇時までにご確認いただくことは可能でしょうか。
「急ぎではない」「本日中」などの一言だけでも相手の負担が減るので、必ず添えるクセをつけておくと便利です。
確認・返信・お礼のフレーズ
最後に、相手からのメッセージに返すときのフレーズです。
テレワークでは、対面の「あ、見ておきます」「ありがとうございます」が言えないぶん、
チャットでの一言が、相手にとっての「安心材料」になります。
受信確認・了承のフレーズ
まずは「受け取りました」「内容を理解しました」というサインです。
フォーマル度に応じて使い分けられるよう、いくつかレパートリーを持っておくと便利です。
かしこまりました。ありがとうございます。
承知いたしました。対応進めます。
承知しました。こちらで進めさせていただきます。
了解です。対応します。
ありがとうございます。内容確認のうえ、進めます。
「承知しました」「了解です」だけだと冷たく見える場合もあるので、可能であれば一言を足すのがおすすめです。
承知しました。ご共有ありがとうございます。
了解です。詳細までありがとうございます。
「ありがとうございます」にひと言足す
お礼も、ひと言プラスするだけで「ちゃんと見ている」感じが伝わります。
素早いご対応、ありがとうございます。とても助かります。
丁寧にまとめていただき、ありがとうございます。
詳しく教えていただきありがとうございます。理解が深まりました。
わかりやすい資料を作成いただき、ありがとうございます。
短いチャットのやり取りでも、「何に対して感謝しているか」を一言添えると、相手も嬉しくなります。
返信が遅れたときのフォローフレーズ
在宅勤務中は、打ち合わせや家事・育児などで、すぐに返せないことも多くなります。
そんなときは、次のような一言フォローを入れておくと、印象が大きく変わります。
返信が遅くなり失礼いたしました。ご共有ありがとうございます。
お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。〇〇の件、以下のとおり対応いたします。
お待たせしてしまいすみません。ご相談いただいていた件ですが…
理由を細かく説明する必要はありません。
「遅くなった」「待たせてしまった」という事実に軽く触れたうえで、本題に入れば十分です。
ここでは、テレワークのチャットで毎日のように使う
- あいさつ・声かけ
- 依頼・お願い
- 確認・返信・お礼
の基本フレーズを整理しました。
次のパートでは、オンライン会議での「話し始め」「質問」「意見の伝え方」を、同じようにテンプレートとしてまとめていきます。
オンライン会議で使えるフレーズ集 発言の入り方・質問・意見
オンライン会議で一番ハードルが高いのは、「最初の一言」を出すタイミングです。
顔が見えにくく、誰が話し出すのか分かりづらい場では、
- いつ入っていいか分からない
- かぶったらどうしよう
- マイクオンにする瞬間がこわい
と感じる人が多くなります。
ここでは、
- 話し始めるときの入り口フレーズ
- 質問・確認の言い方
- 賛成・懸念・締めコメントのひと言
をオンライン会議向けにまとめます。
「一言目の型」を持っておくと、発言への心理的ハードルがぐっと下がります。

話し始めるときの入り口フレーズ
オンライン会議では、「今、話しても大丈夫です」という合図を自分から出す必要があります。
その役割を果たしてくれるのが、一言目の“入り口フレーズ”です。
小規模ミーティングでの入り口フレーズ
数人の会議やチーム内の定例なら、次のような言い方が使えます。
一点だけ補足させてください。
いまの点について、質問よろしいでしょうか。
少し意見を述べさせていただいてもよろしいでしょうか。
ここで一つ確認させてください。
「一点だけ」「少し」と添えることで、相手も受け入れやすくなります。
大人数会議での「名前+一言目」テンプレ
参加者が多い全社会議やプロジェクト全体会議では、最初に名乗ると誰が話しているか分かりやすくなります。
〇〇部の△△です。コメントさせてください。
△△と申します。今の点について一つご質問させてください。
△△です。一点だけ補足させていただきます。
名前を名乗ってから「コメントさせてください」「質問させてください」と続けるのが基本形です。
かぶってしまったときのリカバリーフレーズ
オンライン会議では、どうしても発言がかぶることがあります。
そんなときに使える一言も用意しておくと安心です。
失礼しました。先にどうぞ。
すみません、かぶってしまいました。どうぞお先にお願いします。
では、そのあとで発言させてください。
一度このやり取りを経験しておくと、「かぶるのが怖い」という不安が少し和らぎます。
質問・確認をするときのフレーズ
オンライン会議では、表情や空気感が読みづらいぶん、質問の言い方がとても重要になります。
ここでは、前向きで建設的に聞こえる質問フレーズを整理します。
理解を確認するときの基本フレーズ
自分の理解が合っているかを確認したいときの言い方です。
こちらの理解としては、〇〇という認識ですが、合っていますでしょうか。
まとめると、今回のゴールは〇〇ということでよろしいでしょうか。
スケジュールのイメージとして、〇月末までに△△を完了させる、という理解で問題ないでしょうか。
「理解としては」「まとめると」と前置きすることで、責めるニュアンスを避けつつ確認できるのがポイントです。
スケジュール感や優先順位を確認するとき
テレワークでは、優先順位や期日の認識ズレが起きやすくなります。
次のようなフレーズで、早めにすり合わせておきましょう。
このタスクの優先順位を確認させてください。AとBのどちらを先に進めるイメージでしょうか。
こちらの作業は、いつまでにどの程度できていると望ましいでしょうか。
他のタスクとの兼ね合いもあるため、締切の目安を共有いただけると助かります。
相手の負担にならない範囲で、「目安」「イメージ」を聞くのがポイントです。
反対意見っぽく聞こえない“質問型”の投げ方
いきなり否定から入ると、オンライン会議では空気が重くなりがちです。
まずは質問の形でリスクや懸念を出すと、受け取られ方がやわらかくなります。
もし〇〇のケースが発生した場合の対応は、どのように想定されていますか。
この方針で進めたときに、△△への影響はどの程度になりそうでしょうか。
コストの観点で見ると、どれくらい変化が出そうかイメージはありますか。
一点だけ確認させてください。今回、××のリスクについてはどのようにお考えでしょうか。
「もし〜の場合」「この方針で進めたときに」という枕詞を入れると、
「反対」ではなく「リスク管理としての質問」に聞こえやすくなります。
賛成・異論・締めのコメントフレーズ
オンライン会議では、「黙って聞いているだけ」の人が増えがちです。
しかし、短い賛成や補足の一言があるだけで、場の雰囲気はかなり変わります。
シンプルに賛成を伝えるフレーズ
賛成するときは、
「賛成であること」と「理由を一言」セットで伝えるのが基本です。
私も〇〇案に賛成です。その理由は、△△の観点でメリットが大きいと感じるためです。
今のご提案に賛成です。特に、□□の整理が分かりやすいと感じました。
A案に賛成です。現場メンバーとしても、実行しやすいと感じています。
理由は長く話す必要はありません。
一言添えるだけで、「ちゃんと考えたうえで賛成している」ことが伝わります。
賛成しつつ懸念や条件を伝えるフレーズ
基本的には賛成だが、「ここだけ少し気になっている」という場面で使える言い方です。
基本的には賛成です。ただ、一点だけ気になっているのが、スケジュール面です。
方向性には賛成ですが、運用の負荷を考えると、もう少し簡略化できないか検討したいです。
こちらの案に賛成ですが、△△の部分だけは事前にルールを決めておけると安心です。
「でも」ではなく「ただ」「一点だけ」といった接続に変えるだけでも、柔らかい印象になります。
異論・懸念を伝えるときのフレーズ
異論を出すときほど、言い方のトーンが重要になります。
オンライン会議では表情が見えにくいので、言葉で配慮を足しておきましょう。
少し違う視点なのですが、一つ懸念があります。
正直なところを申し上げると、〇〇の点で実現性に不安を感じています。
大変恐縮ですが、このやり方だと現場の負荷がかなり高くなる可能性があります。
方向性としては理解できるのですが、△△のリスクについても検討が必要だと感じています。
ここで出した懸念を、「NG→OK表」で紹介するような言い回しに変えていくと、より角が立ちにくくなります。
会議の終盤で使える「まとめ・感謝・次回につなげる」一言
最後に、会議の終わりに発言する機会があるときのひと言です。
短くても「まとめ」や「感謝」を添えるだけで、印象がよくなります。
本日の議論で、自分の中でも方向性が整理できました。ありがとうございます。
たくさんのご意見をいただき、ありがとうございます。いただいた内容を踏まえて、次回までに〇〇を準備します。
本日決まった内容を、こちらで一度資料にまとめて共有させていただきます。
今日は時間を取っていただきありがとうございました。次回までに△△の案を検討してまいります。
オンライン会議では、このような締めの一言が「会議が終わった感」をつくります。
全員が無言で退出するよりも、場の空気がやわらかくなり、次の会議にもつながりやすくなります。
ここでは、
- 話し始めるときの入り口フレーズ
- 質問・確認の言い方
- 賛成・懸念・締めコメントの一言
をオンライン会議向けに整理しました。
次のパートでは、チャットとオンライン会議それぞれで使えるNG→OKの言い換え表を用意し、ありがちな言い回しをどう柔らかく変えるかを具体的に見ていきます。
NG→OK テレワークのチャット&オンライン会議の言い方
テレワークでは、対面よりも文字と音声だけでやり取りする場面が増えます。
そのため、
- 自分では普通のつもりの一言が、ぶっきらぼうに見える
- 急かすつもりはないのに、圧が強く伝わってしまう
といったすれ違いが起きやすくなります。
ここでは、「NG→OK」の形で、よくある言い方の書き換え例を一覧にしました。
チャット・オンライン会議それぞれで、「一言足す」「語尾を少し変える」だけで印象がどう変わるかを確認してみてください。
ぶっきらぼうに見えやすいフレーズのNG→OK表
以下の表をコピー&編集して自分用に変え、
まずは職場でよく使いそうなものから 2〜3 行だけでも取り入れてみてください。
| NGフレーズ例 | OKフレーズ例 | 想定シーン |
|---|---|---|
| 了解 | 承知しました。◯日◯時までに対応します。 | チャット/社内・同僚向けの返信 |
| 無理です | 現状のスケジュールでは難しいため、別の日時でご相談させていただけますか。 | チャット/オンライン会議で依頼を断るとき |
| まだです | まだ完了しておりませんが、◯日中の完了を予定しています。進捗は随時共有します。 | チャットで進捗を聞かれたとき |
| 見ておいてください | お手すきの際に、添付の資料をご確認いただけますと助かります。ご意見があれば教えてください。 | チャットで資料確認をお願いするとき |
| どうなっていますか? | ◯◯の件、その後の状況を教えていただけますか。こちらの対応の参考にしたく、確認させてください。 | チャットで進行状況を確認するとき |
| 早くしてください | お急ぎのところ恐れ入りますが、◯日◯時までにご対応いただくことは可能でしょうか。 | チャット/上司・他部署へ依頼するとき |
| 聞こえてますか? | すみません、こちらの音声が届いているか確認させてください。聞こえていなければお知らせいただけると助かります。 | オンライン会議で反応がないとき |
| 違います | ありがとうございます。少し認識が異なるので補足させてください。◯◯という前提で〜と考えています。 | オンライン会議で意見を修正するとき |
| 分かりません | いまのご説明だけでは理解が追いついていないため、◯◯の部分をもう少し詳しく教えていただけますか。 | 会議中に質問するとき |
| とりあえずやっておきます | まずは◯◯まで進めてみます。結果を共有したうえで、必要に応じて次の方針をご相談させてください。 | チャット/オンライン会議で対応方針を伝えるとき |
- 左側の NG は「短すぎる」「相手の状況への配慮が見えない」ため、冷たく感じられやすい表現です。
- 右側の OK では、クッション言葉+期限や意図+感謝や一言 を足すことで、印象が大きく変わります。
自分のチーム用にカスタマイズするポイント
上の NG→OK 表は、そのまま使っても構いませんが、
自分のチームや職場の文化に合わせて少し書き換えると、より使いやすくなります。
カスタマイズのポイントは次の通りです。
① 名詞部分だけ入れ替えて使う
- 案件名:◯◯案件、◯◯プロジェクト など
- 担当者名:◯◯さん、◯◯部長、◯◯様
- 期限:本日中/◯日中/今週中/◯日◯時まで など
OKフレーズの骨組みはそのままに、
自分の業務内容(プロジェクト名・顧客名・社内用語)に置き換えるだけでも十分です。
② 社内文化に合わせて「敬語レベル」を調整する
- 上司・取引先向け
- 「承知しました」「恐れ入りますが」「ご対応いただけますと幸いです」など、丁寧寄りの言い方を採用
- 同僚・チームメンバー向け
- 「了解です」「助かります!」「手が空いたタイミングで大丈夫です」など、少しカジュアル寄りでもよい
「誰に向けて書いているか」によって、
語尾だけ少し変えるイメージで調整すると、不自然さが減ります。
③ チャット・会議それぞれで「よく使う3行」を決める
すべて覚えようとする必要はありません。
- チャット用に「承知しました」「ご確認いただけますか」「進捗教えてください」の OK 表現を3つ
- オンライン会議用に「入り口フレーズ」「質問」「異論」の OK 表現を3つ
だけ決めてメモしておくだけでも、
テレワークでのやり取りがかなりスムーズになります。
シーン別 テレワークで使えるコミュニケーションフレーズ
ここでは、実際によくあるシーンごとに、テレワークで使いやすいフレーズをまとめます。
すべてを覚える必要はなく、まずは自分の仕事でよく発生する場面から、2〜3個だけ拾ってメモしておくイメージで使ってください。
上司とのやり取りで使えるフレーズ
テレワークでは、上司の様子が見えにくく、話しかけるタイミングもつかみにくくなります。
その分、チャットやオンライン1on1では「結論」「お願いしたいこと」を短くはっきり書くことが大切です。
進捗報告のチャット例
お疲れさまです。◯◯案件の進捗をご報告します。現在、◯◯まで完了しており、予定どおり◯日中の納品見込みです。
◯◯の件、現時点の状況を共有します。完了タスク:◯◯/残りタスク:◯◯/懸念点:◯◯ です。
少し不安があるときは、報告とあわせて一言添えます。
現状はこのような進捗ですが、◯◯の部分で少し遅れが出る可能性があります。後ほどご相談させてください。
相談・判断依頼のチャット例
お疲れさまです。◯◯案件について、方針を相談させてください。A案とB案で迷っており、◯分ほどお時間いただけないでしょうか。
◯◯の対応について、締切までに終わらない可能性が出てきました。優先順位のご相談をさせていただきたいです。
オンライン1on1での「話し始め」の一言
本日はお時間ありがとうございます。最初に、今週の進捗と、悩んでいる点を共有させてください。
今日は、①直近のタスクの状況 ②今後のキャリアについて感じていること、この2点をご相談させてください。
1on1の「振り返り」の一言
今日は相談に乗っていただき、ありがとうございました。教えていただいた◯◯から試してみます。
いただいたフィードバックをもとに、来週までに◯◯を改善してみます。引き続きよろしくお願いします。
チーム・同僚との連携フレーズ
同僚とのやり取りでは、スピードと気軽さが求められる一方で、
テキストだけだと冷たく見えやすいので、短くてもクッションを一言入れると印象が和らぎます。
タスクの引き継ぎ・お願い
◯◯の件ですが、本日中に対応が難しいため、可能であれば一部をお願いできないでしょうか。対応依頼内容は下記の2点です。
明日の会議資料のうち、資料番号3だけ、内容チェックをお願いできますか。気になる点があれば教えてください。
フォロー・ヘルプの申し出
◯◯のタスク、もし手が足りていなければ、私に振っていただいても大丈夫です。
◯◯の件でお忙しそうですが、こちらでできる部分があれば、遠慮なく言ってください。
相手の作業状況を尊重しつつ聞く一言
今お忙しいところ恐縮ですが、◯◯の件で、今日中に状況だけ教えていただけますか。
お手すきのタイミングで大丈夫ですので、◯◯の進捗を一度共有いただけると助かります。
他部署・初対面の人とのフレーズ
テレワークでは、他部署や初対面の相手ともチャットやオンライン会議でいきなりつながることが増えます。
最初の一言で「誰なのか」「何の用件なのか」を簡潔に伝えると、相手も対応しやすくなります。
初めてチャットを送るときの自己紹介+用件
突然のご連絡失礼いたします。◯◯部の△△と申します。◯◯プロジェクトでご一緒させていただくことになり、ご挨拶を兼ねてメッセージいたしました。
◯◯部の△△です。◯月◯日の打ち合わせについて、事前に確認させていただきたい事項があり、ご連絡いたしました。
プロジェクトで初めてオンライン会議をする時の一言
◯◯プロジェクトでご一緒する◯◯部の△△です。本日はよろしくお願いいたします。
本日は、①プロジェクトの全体像の共有 ②各担当の確認 を中心に進められればと思っています。よろしくお願いいたします。
他部署への依頼フレーズ
◯◯部の皆さま、お世話になっております。◯◯案件で、貴部署にご協力いただきたい点があり、ご相談のメッセージをお送りしました。
詳細は以下に整理しましたので、ご確認のうえ、ご対応が可能かお知らせいただけますと幸いです。
ちょっとした雑談・フォローに使えるフレーズ
テレワークでは、雑談が極端に減りがちです。
仕事の話だけだと、関係が事務的になりやすい一方、雑談が多すぎると負担になる人もいます。
「会議の前後に一言」「チャットの最後に一文」程度を目安にするとバランスが取りやすくなります。
会議前後のアイスブレイク用ミニフレーズ
最近少し冷え込んできましたが、在宅中は体調いかがですか。
背景の本棚、素敵ですね。おすすめの本があれば今度教えてください。
今日の会議は短めですが、要点だけサクッと決められればと思っています。
体調・在宅環境へのねぎらいの一言
在宅続きでお疲れも溜まりやすいと思いますので、無理のない範囲でお願いします。
お子さんもいらっしゃるなかでの在宅勤務、本当にお疲れさまです。何か調整が必要な点があれば、遠慮なく教えてください。
雑談の入れすぎ・なさ過ぎのバランスについて一言
チャットの本題のあとに、一言だけ添えるイメージ
本題は以上です。ところで、◯◯の件はいかがでしょうか。
急ぎではないので、タイミング合うときにまた雑談させてください。
雑談が続きすぎたと感じたら、軽く区切るフレーズ
いろいろお話しできてうれしかったです。そろそろ作業に戻りますね。またお願いします。
よくある質問Q&A テレワークのコミュニケーションの悩み
ここでは、検索されやすい悩みをそのまま「質問」にして、短くピンポイントで答えていきます。
詳細なフレーズ集は前の各パートに載せているので、気になるところだけ行き来しながら読んでみてください。
質問 チャットだとどうしてもそっけなく見えてしまいます
チャットでそっけなく見えてしまう主な原因は、次の3つです。
- 単語だけで返している
- 結論だけを書いて、クッションがない
- 相手へのねぎらい・感謝の一言が抜けている
まずは「単語返信だけは避ける」ことを意識してみてください。
また、負担にならない範囲でクッション言葉を足すだけでも印象は変わります。
- 「ご連絡ありがとうございます。」
- 「お知らせいただき助かります。」
- 「お手すきの際で構いませんので」
- 「ご無理のない範囲で大丈夫です。」
絵文字やスタンプについては、相手とチーム文化に合わせるのが基本です。
- フルリモートでカジュアルなチーム
- 軽い絵文字をたまに使う
- 「ありがとうございます!」
- 「助かりました、感謝です」
- 軽い絵文字をたまに使う
- かたい社風・目上の人が多いチーム
- 絵文字は使わず、言葉でクッションを足す
- 「迅速なご対応、ありがとうございます。」
- 絵文字は使わず、言葉でクッションを足す
「絵文字を足すかどうか」よりも、「一文足すかどうか」の方が影響は大きいです。
迷ったら、短くても二文構成(結論+一言)を意識してみてください。
質問 オンライン会議で話すタイミングが分かりません
オンライン会議は、顔を見合わせて「どうぞどうぞ」と譲り合う空気が読みづらい分、
「いつ話し始めればいいか分からない」という悩みを持つ人が多くなります。
対策としては、次の三つを押さえておくと楽になります。
- 自分の一言目を決めておく
- 「一点だけ補足させてください。」
- 「質問させてください。」
- 「◯◯について確認させてください。」
先に「入り口フレーズ」を決めておくと、タイミングが来たときに口が動きやすくなります。
- 名前+一言目で入る
特に人数が多い会議では、最初だけ名乗ると相手も聞き取りやすくなります。- 「◯◯部の△△です。一点だけコメントさせてください。」
- 「△△です。今のご説明について質問があります。」
- 司会者にあらかじめ伝えておく
どうしてもタイミングをつかみにくいときは、会議冒頭やチャットで- 「後ほど、◯◯の部分で一つ質問させてください。」
と先に伝えておく方法もあります。司会が「ではここで△△さんから質問を」と振ってくれれば、入りやすくなります。
- 「後ほど、◯◯の部分で一つ質問させてください。」
また、話したいタイミングが他の人とかぶってしまったときは
- 「先にどうぞ。」
- 「すみません、どうぞお願いします。」
と一度譲ってから、後で改めて
- 「先ほどお話ししようとしていた点なのですが」
と切り出すと、印象を悪くせずに発言を取り戻せます。
質問 テレワーク中の雑談はどこまでしていいのか不安です
テレワークだと、雑談が
- 「全然ない」
- 「一部メンバーだけ盛り上がる」
の両極端になりがちです。
ポイントは、時間帯・頻度・場所の三つです。
- 時間帯
- 会議前後の1〜2分
- タスクの区切りでの軽いやり取り
など、「本題の前後に少し添える」くらいが基本です。
- 頻度
- 毎回の会議で一〜二言程度
- チャットでは「本題+一言」のイメージ
たとえば、本題メッセージのあとに - 「本題は以上です。最近少し冷え込んできましたが、体調などいかがですか。」
と添えるくらいで十分です。
- 場所(どのチャネルで話すか)
- 全員が入っているプロジェクトチャット
- 業務に関わる軽い雑談(天気・仕事ネタ)程度
- 少人数の雑談用チャンネル
- プライベート寄りの話題も少し
- 個別DM
- 相手との関係性に応じて、仕事+αの話を少し
- 全員が入っているプロジェクトチャット
迷ったときは、
「相手が会話を切りやすい長さか」
を基準にしてみてください。
- 「返信不要です」
- 「お返事は大丈夫です」
と添えておけば、相手もプレッシャーなく読めます。
質問 チャットで注意やフィードバックをするときの言い方が難しいです
テキストだけで注意やフィードバックをすると、きつく伝わりやすくなります。
まず意識したいのは次の二点です。
- 公開チャットとDMの使い分け
- 全員に関係するルール・手順の話
- チームチャットで共有
- 個人のミス・パフォーマンスについての具体的な指摘
- 原則はDM(個別チャット)で伝える
- 全員に関係するルール・手順の話
- クッション言葉+事実ベースで伝える
いきなり「ここが良くないです」と書くのではなく、- 「いつも対応ありがとうございます。」
- 「一点だけ共有させてください。」
などのクッションを入れてから、事実を簡潔に伝えると角が立ちにくくなります。
具体的なフレーズ例は次の通りです。
- 公開チャットでルールを共有するとき
- 「皆さん、いつも◯◯の対応ありがとうございます。一点だけ共有です。今後、◯◯の登録は◯◯日までに完了する運用としたいので、ご協力いただけますと助かります。」
- 個別DMでフィードバックするとき
- 「いつも◯◯の対応ありがとうございます。一点だけ、次回以降の参考になればという観点でお伝えさせてください。」
- 「今回の◯◯のチャットですが、相手側には少し強く伝わっている可能性があります。次回からは『お手すきの際に』などの一言を足せると、より良くなると思いました。」
- 強く責めないための言い換えのイメージ
- NG
- 「この書き方だときついです。」
- OK
- 「この書き方だと、少し強く伝わる可能性があるので、『もし可能でしたら』のような一言を足しても良いかもしれません。」
- NG
どう伝えるか悩んだときは、まず
- 公開かDMか
- クッション言葉が入っているか
- 事実と改善提案がセットになっているか
この3点をチェックすると、ぐっと伝わりやすくなります。
このFAQパートでは、テレワークならではの細かな悩みに対して、「まずこうしてみる」レベルの具体策をまとめました。
次のまとめパートでは、記事全体を振り返りながら、今日から試せる小さな一歩を整理していきます。
まとめ 今日から試せるテレワークコミュニケーションの一歩
テレワークのコミュニケーションは、慣れるまでどうしても難しく感じます。
ただ、完璧な話し方や長い文章を目指す必要はありません。
大事なのは、チャットやオンライン会議で
早く・分かりやすく・相手への配慮が伝わる一言を少しずつ増やしていくことです。
ここでは、今日からすぐ試せる小さな一歩を三つに絞って整理します。
まずは一つの場面と三つのフレーズだけ決める
最初から全部のフレーズを覚えようとすると、ほぼ確実に挫折します。
そこでおすすめなのは、次のようにテーマを一つに絞ってしまうことです。
例えば、次のような場面の中から、自分に一番関係が深いものを一つ選びます。
- 上司にチャットで報告するとき
- オンライン会議で質問するとき
- 打ち合わせ後にお礼を言うとき
そして、その場面に対応するフレーズを三つだけ選びます。
例として、
- 上司へのチャット報告
- お疲れさまです。◯◯の件について、現状をご報告します。
- 現在の進捗は◯%で、◯日までには完了できる見込みです。
- 詳細は以下にまとめましたので、お手すきの際にご確認いただけますと助かります。
- オンライン会議で質問するとき
- △△について一つだけ確認させてください。
- 先ほどのご説明のうち、◯◯の部分のイメージが追いついていないので、もう少し詳しく伺えますか。
- 私の理解では◯◯ですが、この認識で合っていますでしょうか。
- 打ち合わせ後にお礼を言うとき
- 本日はお時間をいただき、ありがとうございました。
- 具体的な進め方がイメージできるようになり、とても助かりました。
- 本日の内容を踏まえ、◯日までに◯◯を共有いたします。
このように、
一つの場面 × 三つのフレーズ
だけ決めれば十分です。
明日から違う場面が増えたら、そのときにもう三つ足す。
そのくらいのペースで、テレワーク用の言い方を少しずつ増やしていくイメージで十分です。
自分専用のフレーズメモを作って育てていく
記事にあるフレーズを、そのまま全部覚える必要はありません。
むしろ、
自分の会社・部署・チームの雰囲気に合わせて、言い方を変えた方が使いやすくなります。
おすすめは、スマホやPCのメモアプリに
- チャット用
- オンライン会議で話すとき用
- お礼やフォローのひと言用
といったカテゴリで、自分専用フレーズ集を作っておくことです。
例えば、メモには次のように書いておきます。
- チャット報告用
- お疲れさまです。◯◯の進捗をご共有します。
- 現在は◯◯まで完了しており、◯日までには完了見込みです。
- 相談したいとき
- 少しご相談したいことがあります。お時間よろしいタイミングを教えていただけますか。
実際のやり取りで使ってみて、
- しっくり来たフレーズ → 残す
- 硬すぎる・カジュアルすぎると感じたフレーズ → 少し書き換える
という形で、メモを更新していきます。
このメモは、
テレワークを続けるほど、自分の働き方に合った「実践的な辞書」になっていきます。
うまくいかなかったメッセージも“改善素材”と考える
テレワークのコミュニケーションは、どうしても試行錯誤がつきものです。
- チャットの反応が薄かった
- 意図と違う受け止められ方をされた
- オンライン会議でタイミングを逃してしまった
こうした経験があると、
自分の言い方が悪かったのではないかと落ち込みがちですが、
ここをそのまま反省だけで終わらせてしまうのはもったいないです。
例えば、次のように振り返ってみます。
- もう一文クッションを入れた方がよかったか
- 結論から書いた方がよかったか
- チャットではなく短いオンラインミーティングをお願いした方がよかったか
気になったメッセージは、そのまま削除するのではなく、
- 次はこう書いてみる
- この一言を足してみる
という形で、フレーズメモに「改善案」として残しておきます。
テレワークだからこそ、
- 言葉がログとして残る
- 後から見返して、少しずつ調整できる
というメリットがあります。
完璧な一通を目指すよりも、
今日より明日の一言を少しだけ良くする。
その積み重ねが、テレワークでも話しやすい自分を作っていきます。
この記事で紹介したフレーズや考え方も、
自分の働き方とチーム文化に合わせて、無理のない範囲で取り入れてみてください。


