了解しましたの言い換え完全ガイド|目上にも失礼にならない丁寧フレーズ集

最近さ、上司にチャット返すとき、つい「了解です」って打っちゃうんだけど、これって失礼かな?

マナー記事とか見ると「承知しました」にしましょうって書いてあるけど、正直どれ使えばいいか迷うんだよね。

目上には「かしこまりました」って言えって聞くけど、毎回それだと固すぎる気もするし…。

しかもメールとチャットと口頭で、また雰囲気違うしなあ。
パッと選べるようになりたいね!
ビジネスメールや社内チャットで、何気なく使っている「了解しました」「了解です」。
なんとなく便利だから使っているものの、ふとした瞬間に「これって目上の人には失礼なのでは…?」と不安になる方は少なくありません。
とはいえ、
- 何がどこまでNGなのか
- 代わりに何と言えばいいのか
- 承知しました/かしこまりましたとの違い
を、一度に整理して教えてくれる情報は意外と少ないものです。
この記事では、ビジネスシーンを前提にしつつ、現実的に使いやすい「了解しました」の言い換えフレーズを、メール・チャット・口頭・シーン別でまとめていきます。
この記事で分かること
- 了解しました/了解ですが「注意したほうがよい」と言われる理由と、承知しました・かしこまりましたとの違い
- ビジネスメールでそのまま使える、依頼・日程調整・修正依頼への具体的な言い換え例文
- 社内チャットやオンライン会議で使える、堅すぎず失礼にもならない一言フレーズ集
- NG→OKの言い換え表で分かる、「そのままだと印象が悪くなりやすい返事」と改善例
- よくある疑問(目上に了解はNGか、短く返したいときはどうするかなど)への実務的な答え
すべてを一気に暗記する必要はありません。
まずは「自分が一番よく使う場面」から、言い換えフレーズを二〜三個だけ持って帰ってもらえるような内容にしていきます。
なぜ「了解しました」は注意が必要と言われるのかと基本スタンス
「『了解しました』って失礼なんです」
そんなフレーズを一度は見聞きしたことがあるかもしれません。
ただ、ここで大事なのは
「了解=絶対NG」ではなく
「相手や場面を選んだ方が安全」という整理です。
まずは、「了解」という言葉の意味と立ち位置を軽く押さえたうえで、この記事全体のスタンスを共有しておきます。

ビジネスシーンで「了解」がグレーと言われる背景
「了解」は本来、「内容を理解して承認する」という意味を持つ言葉です。
日常会話では
- 「了解です!」
- 「了解しました!」
のように、ごく普通に使われていますし、社内チャットでも頻出の表現です。
一方で、ビジネス敬語の文脈では
- 目上の人に対しては「ややフランク」
- 取引先や社外の人に対しては「敬意が弱い」
とされ、「避けた方が無難」と紹介されることが多くなっています。
いわゆるマナー本や企業のビジネスマナー研修では、
- 社外・目上:なるべく「承知しました」「かしこまりました」を使う
- 社内・同僚:状況によっては「了解しました」でも許容されることが多い
という考え方が主流です。
つまり、「了解=間違い」ではなく、
- 相手との関係性
- 社風・業界
- メールなのか、チャットなのか
によって「グレーにも見えやすい」表現だ、という位置づけになります。
「承知しました」「かしこまりました」とのニュアンスの違い
ここで、一緒に語られやすい三つのフレーズをざっくり整理しておきます。
- 承知しました
- 意味:内容を理解し、受け止めました
- ニュアンス:丁寧。ビジネスで広く使える標準形
- 相手:上司・取引先・社外など、ほぼ誰にでも使える安全な表現
- かしこまりました
- 意味:目上の指示・依頼を、謹んでお受けします
- ニュアンス:「承知しました」より一段かしこまった印象
- 相手:お客様・取引先・明らかに目上の相手向け。接客・サービス業でもよく使われる
- 了解しました
- 意味:内容を理解し、了承しました
- ニュアンス:対等〜目下に向けて使われることが多く、少しくだけた印象を持たれやすい
- 相手:社内の同僚・部下などには違和感がない場合も多いが、目上・社外には避けた方が無難とされる
この違いを踏まえると、
- 社外・目上 →「承知しました」「かしこまりました」を軸にする
- 社内・同僚 →「承知しました」「了解しました」を場面で使い分ける
- チャット・口頭 →社風に応じて少し崩した形も選ぶ
という、「段階をつけた使い分け」をイメージしやすくなります。
全部禁止ではなく「場面で選ぶ」が現実的なスタンス
この記事のスタンスは、
- 「了解しました」を全面的に封印しましょう
ではなく、 - 「承知しました」「かしこまりました」「了解しました」以外にも、シーンに合った受け取りフレーズを増やしましょう
というものです。
たとえば、
- 取引先からの依頼メールへの返信なら
→「承知しました。〇日までに対応いたします。」 - 上司からのチャット指示なら
→「承知しました。〇時までにやります。」
→(社風によっては)「了解です。すぐ対応します。」も許容範囲 - 気心の知れた同僚とのやりとりなら
→「了解!任せて」「了解です、ありがとうございます!」のような少し柔らかい表現もあり
といった形で、「相手」と「媒体(メール/チャット/口頭)」に合わせて選ぶのが、現実的で再現性のある方法です。
本記事全体では、
- ビジネスメールでそのまま使える「承知しました」系フレーズ
- チャットやオンライン会議で使いやすい、堅すぎない返事
- NG→OK表で分かる、「そのままだと少し感じが悪く見えやすい返答」の書き換え例
- よくある疑問(「了解」はどこまでOK?など)へのQ&A
を通じて、「了解しました」一択になりがちな返事を、状況に応じて選べるフレーズ辞典として使っていただくことを目指します。
まず押さえたい 基本の言い換え3大パターン
ここでは、細かいバリエーションに入る前に
- 承知しました
- かしこまりました
- 承知いたしました
という三つを「迷ったときの基準」として押さえておきます。
この三つさえ使い分けられれば、社内外の多くのシーンで「了解しました」から一段階ていねいな返答に切り替えることができます。
このあと出てくるフレーズは、すべてこの三つをベースにした「プラス一言」の応用形だと捉えてください。
迷ったらこれ「承知しました」の使いどころと例文
まず軸にしたいのが「承知しました」です。
意味としては
相手の依頼・指示・連絡内容を理解し、それを受け入れました
というニュアンスで、ビジネスシーンで最も汎用性が高い了解表現です。
使いやすい場面のイメージは次の通りです。
- 上司からの依頼や指示への返答
- 他部署・同僚からの連絡に対するリアクション
- 取引先からの連絡・依頼に対する返信(フォーマルすぎない場面)
具体的には、次のような形にしやすい表現です。
- メール
- 「ご連絡ありがとうございます。内容、承知しました。」
- 「資料のご送付、承知しました。拝見のうえ、あらためてご連絡いたします。」
- チャット
- 「承知しました。本日中に対応します。」
- 「承知しました。では、明日の会議で共有します。」
ポイントは、単独で「承知しました。」とだけ打つのではなく、
- いつまでに
- 何をするのか
といった「次のアクション」を合わせて一文にしてあげることです。
「了解しました」から一歩ていねいにしつつ、言いやすさ・使いやすさのバランスが良いので、迷ったらまず「承知しました」を基準に考えるのがおすすめです。
一段階かしこまる「かしこまりました」のシーンと注意点
「かしこまりました」は、「承知しました」よりも一段階かしこまった表現です。
- 目上の人からの指示
- 顧客・取引先からのお願い
- サービス業でお客さま対応をするとき
など、「相手を立てたい場面」「こちらがお願いを受ける立場がはっきりしている場面」で特に使いやすいフレーズです。
例としては、
- 店舗・コールセンターなど
- 「かしこまりました。すぐに手配いたします。」
- 「かしこまりました。当日は〇時にお伺いいたします。」
- 取引先・社外向けメール
- 「ご依頼の件、かしこまりました。〇日までにご対応いたします。」
- 「ご要望、かしこまりました。社内で検討のうえ、あらためてご連絡申し上げます。」
一方で、注意しておきたい点もあります。
そのため、
- 顧客や明らかな目上の相手
→ 最初の一回は「かしこまりました」、二回目以降は「承知しました」「承知いたしました」に変える - 社内・同僚に対して
→ 基本は「承知しました」、どうしても改まったニュアンスにしたい時だけ「かしこまりました」
のように、「誰に対して」「どのくらいかしこまりたいか」を考えて選ぶと自然です。
メールや文書で使いやすい「承知いたしました」
三つ目の軸は、「承知いたしました」です。
「承知しました」に、謙譲語の「いたす」が入った形で、
- メールや文書
- お客様向けのご案内
- お詫びメール・フォーマルな連絡文
など、「書き言葉としてきちんと整えたい場面」で特に使いやすい表現です。
たとえば、
- 取引先への返信
- 「ご提案の内容、承知いたしました。」
- 「日程変更の件、承知いたしました。新しい日程で手配いたします。」
- 案内文・お詫び文
- 「本件につきましては、弊社にて対応させていただくことを承知いたしました。」
- 「ご要望の内容、承知いたしました。社内で共有のうえ、改善に努めてまいります。」
というように、少しフォーマルさが欲しいときに自然に使えます。
口頭で使うこともできますが、日常会話ではややかしこまりすぎて聞こえることもあるため、
- メール・書面:承知いたしました
- 会話・チャット:承知しました
と、媒体によって使い分けると、硬くなりすぎずに丁寧さを保てます。
この三つを「基本セット」として押さえておくと、
- 了解しました
→ 社内チャットの一部に限定して使う - それ以外は
→ 承知しました/承知いたしました/かしこまりました
という大まかな判断がしやすくなります。
このあと、より具体的な
- ビジネスメールでの言い換えフレーズ
- チャット・オンライン会議での柔らかい受け答え
- NG→OKの言い換え表
- よくある悩みへのQ&A
に落とし込みながら、「了解しました」一辺倒から抜け出す実践パターンを整理していきます。
ビジネスメールでの「了解しました」言い換えフレーズ集
このパートでは、ビジネスメールでそのまま使える言い換えフレーズを
- 依頼を受けるとき
- 日程・予定調整のとき
- 修正依頼や追加作業を受けるとき
に分けて整理します。
- 「了解しました」をそのまま入れ替えるだけで使えること
- できれば次のアクションや期限も一緒に書くこと
依頼を受けるときの言い換えフレーズ
まずは、相手から何かを依頼されたり、お願いを受けたときの返答です。
基本形
社内外どちらでも幅広く使えるのがこのあたりです。
ご依頼の件、承知いたしました。
ご依頼いただき、ありがとうございます。内容、承知いたしました。
ご連絡ありがとうございます。ご提示いただいた内容、承知しました。
これだけでも十分ですが、いつまでに何をするかを足すと、ぐっと仕事感が出ます。
ご依頼の件、承知いたしました。〇日までに草案を作成し、お送りします。
ご依頼いただき、ありがとうございます。内容、承知いたしました。社内で共有のうえ、明日中にご回答いたします。
トーン別の使い分け
- 取引先・目上向け
- 「ご依頼の件、承知いたしました。改めて正式なお見積もりをお送りいたします。」
- 「このたびはご依頼いただき、誠にありがとうございます。詳細、承知いたしました。」
- 社内・同僚向け
- 「ご依頼ありがとうございます。内容、承知しました。こちらで対応します。」
- 「依頼の件、承知しました。本日中に対応しておきます。」
「了解しました」の代わりに、まずは「承知しました/承知いたしました」を基準にし、相手や文面のフォーマル度に合わせて一文足すイメージです。

日程・予定調整の了解フレーズ
日程や予定の調整に対して「了解しました」と返しているケースはとても多いです。ここも、少し言い換えるだけで印象が整います。
日程を受けるときの基本形
ご提示いただいた日程で承知しました。
ご提案いただいた〇月〇日〇時の件、承知いたしました。
〇日の打ち合わせについて、かしこまりました。
時間まで明記すると、ダブルチェックにもなります。
〇月〇日(〇)〇時からのオンライン打ち合わせ、承知いたしました。
〇月〇日〇時にお伺いする件、かしこまりました。当日はよろしくお願いいたします。
いくつか候補をもらった場合
候補から一つ選ぶときは、選んだ日程をそのまま文中に書くと親切です。
候補日をご提示いただきありがとうございます。〇月〇日(〇)〇時の枠で承知いたしました。
ご提案いただいた日程のうち、〇月〇日〇時でお願いできれば幸いです。
もし全て難しい場合でも、「了解しました」ではなく、丁寧に伝え直します。
候補日をご提示いただきありがとうございます。
恐れ入りますが、いずれの日程も都合がつかず、調整が難しい状況です。
別途、こちらから候補日を改めてご提案させていただいてもよろしいでしょうか。
修正依頼・追加作業を受けるときの返答
修正や追加のお願いを受けたときに「了解しました」とだけ返すと、やや素っ気なく見えることがあります。
ここは、内容の認識+対応方針までセットにするのがおすすめです。
修正依頼を受けたとき
いただいた修正内容、承知いたしました。〇日までに反映し、最新版をお送りいたします。
ご指摘ありがとうございます。ご教示いただいた点、承知いたしました。早速修正のうえ、再送いたします。
複数箇所がある場合は「すべて確認した」ことを示す一言を足してもよいです。
修正箇所の一覧、拝見しました。全て承知いたしました。反映後に改めてご共有いたします。
追加作業・追加要望を受けるとき
追加の依頼は、負担や工数も関わる部分なので、トーンを丁寧にしておくと安心です。
追加のご要望についても、かしこまりました。対応案を整理のうえ、ご提案いたします。
追加でご依頼いただいた内容、承知いたしました。スケジュールを調整し、問題なければ〇日までの対応を予定しております。
対応が難しい場合でも、「了解しました」と短く返すのではなく、
- まずは内容を受け取ったこと
- そのままでは難しい理由
- 代わりにできること
までを一緒に書くと、印象が大きく変わります。
追加のご要望、承知いたしました。
ただ、現行スケジュールの都合上、〇日までの対応は難しい状況です。
代替案として、先にAのみ対応し、Bは翌週の対応とさせていただくことは可能でしょうか。
このように、ビジネスメールでは
- 「了解しました」を
→ 「承知しました」「承知いたしました」「かしこまりました」に置き換える - そのうえで「何に対して」「どう対応するか」を一文足す
だけでも、受け手の印象が大きく変わります。
次のパートでは、チャットや会話で使いやすい、少しやわらかい言い換えフレーズも整理していきます。
チャット・社内コミュニケーションでのやわらかい言い換え
ここでは、Slack・Teams・LINE WORKS などの社内チャットでよく使う
「了解です」「了解しました」を、少しだけ丁寧に・やわらかく言い換えるパターンを整理します。
- 相手との関係性に合わせて、かしこまり度を上げ下げする
- 一言だけで終わらせず、できれば「対応方針」や「お礼」を一緒に添える
- 社外にも転用できるフレーズと、社内専用のカジュアル表現を分けておく
上司・先輩への一言返信フレーズ
上司や先輩へのチャット返信では、「了解です」よりも一段丁寧なフレーズを基本にすると安心です。
定番の受け取りフレーズ
承知しました。
承知いたしました。
かしこまりました。
ご連絡ありがとうございます。承知しました。
「承知しました」は社外メールにもそのまま使える万能フレーズなので、
迷ったときはこれをベースにしておくと安全です。
対応方針まで添えるパターン
一言で終わらせず、「次に何をするか」まで足すと、仕事が進んでいる印象になります。
承知しました。本日中に対応いたします。
かしこまりました。こちらで内容確認のうえ、改めてご報告します。
承知いたしました。〇時までに資料を共有いたします。
お礼をセットにするパターン
指示やフィードバックをもらったときは、感謝を足すとトーンが柔らかくなります。
承知しました。ご指示ありがとうございます。
かしこまりました。アドバイスいただきありがとうございます。
承知いたしました。フォローしていただき、助かります。
同僚・チームメンバーとのカジュアル寄りフレーズ
同僚やチームメンバーには、少しくだけた表現も使いやすくなります。
とはいえ、社内チャットはログが残るため、砕けすぎないラインを意識するのが無難です。
社内限定で使いやすいフレーズ
了解です!
ありがとうございます、把握しました!
内容確認しました。大丈夫です。
了解です、こちらで進めておきますね。
はい、認識合わせできました!
「了解です!」だけだと少し素っ気ないと感じるときは、
一言足して「了解+感謝・アクション」のセットにすると印象がやわらぎます。
了解です!共有ありがとうございます。
了解です、引き続きよろしくお願いします。
了解しました、こちらも準備しておきます。
少し丁寧寄りにしたいとき
同僚でも、初めて話す人や年次が離れている相手には、
「了解」よりも「承知」をベースにした方が無難です。
承知です。ありがとうございます。
承知しました、助かります。
承知しました。では、その方向で進めます。
「承知です」は完全な敬語ではありませんが、
社内チャットのライトなやり取りではよく使われるバランスのよい表現です。
オンライン会議・チャットでの確認・同意のフレーズ
オンライン会議中や、チャットで議論している最中の「了解しました」は、
「ただ聞いただけ」ではなく「理解した/この方針で進める」に変換しておくと、話がスムーズになります。
理解・認識の一致を伝えるフレーズ
はい、内容理解しました。
ご説明ありがとうございます。理解しました。
お話の内容、認識一致しております。
今のご説明の通りで承知しました。
「了解しました」よりも、「理解しました」「認識しました」を使うと、
きちんと話を聞いた印象が出せます。
方針・進め方への同意を伝えるフレーズ
この方針で進める形で承知しました。
そのスケジュール感で進行する方針で問題ありません。
では、その案で進める形で合意させてください。
会議の終盤や結論が出たタイミングでは、
「何に同意したか」をもう一度言葉にしておくと、認識ズレの防止にもなります。
確認しながら同意するフレーズ
完全に理解し切れないときは、同意の前に軽く確認を挟む言い方も便利です。
確認ですが、A案で進めるという理解でよろしいでしょうか。
整理すると、来週中にこちらでドラフトを作成する、という認識で承知しました。
このように、チャットやオンライン会議では
- 「了解しました」を
→ 「承知しました」「理解しました」「認識しています」などに変える - できれば「何に対して」「どう進めるか」を一言添える
だけで、ぐっと丁寧で伝わりやすいコミュニケーションになります。
シーン別 「了解しました」代わりの定番フレーズ例文
ここでは「了解しました」を、そのまま置き換えやすい形で
シーン別に整理していきます。
- 取引先・顧客あて(社外)
- 社内の上司・他部署あて
- 急な依頼を引き受けるとき
- 条件付きで受ける/一部お断りを伝えるとき
という四つの場面をカバーします。
それぞれ「メール文」と「口頭・チャット」で使える例文をセットにしておきます。
取引先・顧客からの依頼に返答するとき
社外では「了解しました」は避けて、
基本的には「承知いたしました」「かしこまりました」を使うのが安全です。
納期連絡への返答
【メール例】
このたびはご連絡ありがとうございます。
ご提示いただいた納期につきまして、承知いたしました。
ご提示いただきました納期条件の件、かしこまりました。
社内での調整のうえ、そのスケジュールで進めてまいります。
【口頭・オンライン会議】
〇月〇日納品の件、承知いたしました。
納期のご指定について、かしこまりました。社内でも共有しておきます。
見積もり・提案依頼への返答
【メール例】
お見積りのご依頼をいただき、誠にありがとうございます。
内容承知いたしましたので、〇月〇日までにご提案をお送りいたします。
ご依頼の内容、承知いたしました。
詳細を確認のうえ、改めてお見積りをご提示いたします。
【チャット・短文】
お見積りの件、承知いたしました。準備でき次第お送りいたします。
ご依頼ありがとうございます。内容把握いたしました。
仕様変更・追加要望への返答
【メール例】
仕様変更のご要望につきまして、内容承知いたしました。
影響範囲を確認し、あらためてお見積りとスケジュールをご連絡いたします。
追加のご要望について、かしこまりました。
可能な対応案を整理し、追ってご提案申し上げます。
【口頭】
仕様変更の件、承知いたしました。詳細は社内で確認のうえご連絡いたします。
追加のご要望、かしこまりました。対応案を持ち帰って検討いたします。
社内で上司・他部署からの依頼に返答するとき
社内では、ややフラットにしつつも上司・他部署には丁寧めの返答が安心です。
「承知しました」+「いつまでに何をするか」のセットを基本形にします。
上司からの依頼・指示への返答
【チャット・対面】
承知しました。本日中に対応いたします。
承知しました。まずは〇〇から整理して進めます。
かしこまりました。結果はあらためてご報告いたします。
【メール】
ご指示いただきありがとうございます。内容承知いたしました。
〇日までにドラフトを作成し、ご確認用に共有いたします。
ご連絡の件、承知いたしました。
先に△△を優先し、その後に□□に着手いたします。
他部署からの依頼・問い合わせへの返答
【メール】
お問い合わせいただきありがとうございます。内容承知いたしました。
関連部署とも確認のうえ、〇日までにご回答いたします。
ご依頼の件、承知いたしました。
当方で対応可能な範囲を整理し、あらためて共有いたします。
【チャット】
承知しました。こちらで確認して、分かり次第ご連絡します。
内容把握しました。先に〇〇チームにも共有しておきます。
急な依頼・イレギュラー対応を引き受けるとき
「急で申し訳ないのですが」「イレギュラーで…」という前置きがある依頼に対しては、
単なる了解ではなく、相手の状況に配慮する一言を添えると印象が大きく変わります。
急ぎの依頼を受けるとき
【メール】
急なご依頼かと存じますが、承知いたしました。
本日できる限り対応を進め、進捗は都度ご報告いたします。
タイトなスケジュールではございますが、可能な範囲で対応させていただきます。
まずは〇〇から着手する形で進めること、了承いたしました。
【チャット・対面】
急ぎの件かと思いますが、承知しました。すぐに着手します。
かしこまりました。時間の都合をつけて対応いたします。
イレギュラーなお願いに応じるとき
【メール】
通常と異なるフローではございますが、内容承知いたしました。
影響範囲を確認しつつ、この方法で対応を進めます。
特例対応のご相談について、かしこまりました。
社内規程の範囲で可能な対応を検討のうえ、ご回答いたします。
【チャット】
少しイレギュラーではありますが、承知しました。こちらで調整してみます。
事情理解しました。その前提で対応する形で承知しています。
断り・条件付きで受けるときの「了解」言い換え
すべてをそのまま「承知しました」と受けるのではなく、
条件付きで受ける・一部は難しいことを伝える場面でも、
「了解しました」より柔らかく、具体的に言い換えることができます。
条件付きで受けるとき
【メール】
ご依頼の件、内容は承知いたしました。
ただ、現行スケジュールの都合上、〇日以降の着手であれば対応可能です。
〇〇の条件であれば承知いたしました。
・対応範囲:△△まで
・納期:□□まで
上記前提で進めても問題ないか、ご確認いただけますでしょうか。
【チャット・対面】
その内容でしたら、〇日からの対応という条件で承知しました。
一部仕様を調整していただければ、対応可能です。その条件であればお受けします。
やんわり断りつつ代案を出すとき
【メール】
ご依頼内容、承知いたしましたが、現状のリソースでは
ご希望の納期での対応が難しい状況です。
代わりに、〇日納品であれば対応可能ですが、いかがでしょうか。
本件につきましては、弊部署での対応が難しい状況です。
恐れ入りますが、〇〇部門にご相談いただく形でよろしければ、担当者をご紹介いたします。
【チャット・対面】
内容は理解しましたが、今週中の対応は難しそうです。来週以降でしたら対応可能です。
こちらでの対応は難しいのですが、〇〇さんをご紹介する形でよければ調整します。
きっぱり断る必要があるとき
どうしても受けられない場合は、「了解しました」で曖昧にせず、
理由+お詫び+代替案(あれば)までセットで伝えると角が立ちにくくなります。
【メール】
ご相談の件、内容は拝見し承知いたしましたが、
誠に恐縮ながら、弊社のサービス範囲外となるため、今回は対応いたしかねます。
お力になれず申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
【チャット】
内容は理解しましたが、今回はこちらでの対応が難しいです。申し訳ありません。
代わりに、〇〇の方法で進めていただくのがよいかと思います。
このようにシーンごとに
- 「承知しました」「かしこまりました」を軸にしつつ
- 期限・条件・難易度・代案などを一文添える
だけで、「了解しました」よりもずっと丁寧で、仕事の進み方も伝わる返答に変えられます。
NG→OK 「了解しました」言い換え表

「了解しました」まわりで、ありがちな返事を
シーン別に NG→OK で並べたチェックリストです。
シーン別 NG→OK フレーズ一覧表
| シーン | NG例 | OK例 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 社外メール(納期連絡への返事) | 了解しました! | ご連絡ありがとうございます。ご提示の納期で承知いたしました。 | 感嘆符付きのカジュアルさを避け、挨拶+「何について承知したか」を明示する。 |
| 社外メール(仕様変更の連絡) | 了解です〜 | 仕様変更の件、かしこまりました。内容を確認のうえ、あらためてご連絡いたします。 | 伸ばし棒や「です〜」は社外では幼く見えるため、件名+次のアクションまでセットにする。 |
| 社外メール(依頼全般の受付) | 了解しました。以上。 | ご依頼の件、承知いたしました。〇日までに対応し、完了次第ご報告いたします。 | 素っ気ない一言は避け、「いつまでに何をするか」を具体的に添える。 |
| 上司へのチャット(指示への返事) | 了解です。 | 承知しました。本日中に対応いたします。 | 上司には「承知しました」を基本にし、期限や対応内容を一文足す。 |
| 上司へのチャット(資料修正依頼) | 了解です〜やっておきます。 | 承知しました。資料を修正のうえ、〇時までに最新版を共有いたします。 | 伸ばし棒を避け、やる内容+完了予定時刻を具体的に伝える。 |
| 社内メール(他部署からの依頼) | 了解しましたー | 内容、承知しました。こちらで関係部署と調整のうえ、結果をご共有いたします。 | 伸ばし棒や崩しはメールでは避け、「承知」と「社内調整」をセットで書く。 |
| 会議中の方針確認 | はい、了解しました。 | はい、承知しました。この方針で進める形で対応いたします。 | 「どう進めるか」まで添えると、共通認識が取りやすくなる。 |
| 納期シビアな案件の返答 | 了解しました。たぶん大丈夫です。 | 承知しました。現行スケジュールでも対応可能です。遅れそうな場合は、早めにご相談いたします。 | 「たぶん」「おそらく」など曖昧さは不安を招くため、条件とリスク対応を明確にする。 |
| 条件付きで受けるとき | 了解ですが、無理かもしれません。 | 内容は承知しましたが、〇日以降の着手であれば対応可能です。いかがでしょうか。 | 否定表現よりも、「どこまでならできるか」を先に提示する。 |
| 社内チャット(親しい同僚) | かしこまりました!(硬すぎ) | 了解です、ありがとうございます。 / 承知です、助かります。 | 同僚には「かしこまりました」はかしこまりすぎる場合も。社内なら少し砕けた丁寧さで十分。 |
自分の返信を書き換えるときのチェックポイント
「了解しました」をやわらかく、かつ丁寧に書き換えるときは、次の順番で見直すと整理しやすくなります。
- 一度「了解しました」を削ってみる
文章から「了解しました」「了解です」を一旦消し、
その上で「自分は何を伝えたいのか」を書き直します。
例:- 何に対して了解しているのか(依頼内容・日程・方針など)
- いつまでに何をするのか(期限・具体的な行動)
- 「何に対する了解か」を一文で足す
- 「ご依頼の件、承知しました。」
- 「本日の打ち合わせ日時の件、承知いたしました。」
といった形で、「どの話を受けたのか」が相手にも分かるようにします。
- 「期限」と「次のアクション」をセットにする
- 「〇日までに対応いたします。」
- 「社内で確認のうえ、あらためてご連絡いたします。」
のように、相手が次の展開をイメージできる一文を添えます。
- 相手への一言を加えられないか確認する
余裕があれば、短い一言を足します。- 「ご連絡ありがとうございます。」
- 「急なご依頼にもかかわらず、調整いただきありがとうございます。」
など、相手への配慮や感謝が一言入るだけで、印象は大きく変わります。
この「NG→OK表」を見ながら、
- 文頭の「了解しました」を「承知しました/承知いたしました/かしこまりました」に置き換える
- その後ろに「何に対して」「いつまでに何をするか」を足す
という流れで、自分の定番フレーズを少しずつ整えていくイメージで使ってください。
よくある質問Q&A 「了解しました」のマナーと使い分け(FAQ)
テレワークやチャット文化が広がったこともあり、「了解しました」「了解です」をどこまで使って良いのか、不安に感じている人は多いです。
ここでは、検索されやすい疑問に絞って、ポイントだけをコンパクトに整理します。
質問 ビジネスメールで「了解しました」は失礼ですか?
結論から言うと、
- 社内メールなら、運用上許容されている職場も多い
- 社外・目上へのメールでは避けた方が無難
この2点を押さえておくと安心です。
ビジネス敬語の一般的な考え方では、「了解」は同等か目下に向けて使う表現とされます。
そのため、取引先・顧客・年上の相手に対しては、
- 「了解しました」ではなく
→ 「承知しました」
→ 「承知いたしました」
などに言い換えておくと、安全度がぐっと上がります。
また、単に
「了解しました。」
とだけ書くと、文面としてはそっけなく見えやすいのもデメリットです。
例えば、同じ内容でも
- 「ご連絡ありがとうございます。内容、承知いたしました。」
- 「ご共有いただきありがとうございます。こちらの内容で承知いたしました。」
のように、
- 相手へのひと言(ご連絡ありがとうございます)
- 「何について」承知したのかの明示(内容、この日程で など)
を足すだけで、印象はかなりやわらぎます。
質問 目上の人に「了解です」「了解しました」を使っても大丈夫?
口頭でのちょっとしたやり取りで一度出てしまう程度なら、実務上は大きな問題にならないケースもあります。
ただし、ビジネスマナーとしては、目上・上司・取引先に対して「了解」は避けた方がよいと言われています。
理由は、
- 「了解」は本来「事情を把握した」「認める」というニュアンスが強く、
相手の指示を「分かったよ」と同等目線で受け止めている印象を与えやすいためです。
目上に対しては、次のような言い換えが基本ラインです。
- 「承知しました」
- 「承知いたしました」
- 「かしこまりました」(より改まった場面)
例
チャットでも同じで、
- 上司・目上
「承知しました」「承知です」「かしこまりました」 - 同僚・後輩
「了解です」「了解しました」も状況によっては可
というように、相手との関係性で使い分ける意識を持っておくと安心です。
質問 承知しました・かしこまりました・了解しましたはどう使い分ければいいですか?
ざっくりとしたイメージは、次のようになります。
- 了解しました
同等〜目下向け。砕けた場面・社内限定のコミュニケーションで使われることが多い。 - 承知しました
ビジネスシーン全般で使いやすい、標準的な丁寧表現。
社内・社外、上司・同僚・取引先に対しても、ほぼ問題なく使える。 - かしこまりました
ホテル・接客業などでも使われる、よりかしこまった敬語。
目上・顧客・取引先など、丁寧さを意識したい場面向け。
実務的には、次のような「ざっくりルール」で考えると分かりやすくなります。
- 迷ったら → 「承知しました/承知いたしました」
- 特に丁寧にしたい → 「かしこまりました」
- 社内チャット限定・同僚相手など崩せる場面 → 「了解です」「了解しました」も選択肢
また、メールや文書では、
- 「承知しました。」よりも
- 「承知いたしました。」の方が一段階フォーマル
というニュアンスになります。
質問 チャットで「了解です」以外に、短く返せる言い方は?
チャットはテンポが重要なので、短く・感じよく・失礼になりにくいフレーズをいくつか持っておくと便利です。
例えば、上司・目上を含む場面では、次のようなショートフレーズが使いやすくなります。
- 「承知しました!」
- 「承知です、ありがとうございます。」
- 「かしこまりました。」
- 「内容、把握しました。」
同僚・チーム内であれば、もう少しカジュアル寄りにしても成立します。
- 「了解です、助かります!」
- 「ありがとうございます、把握しました!」
- 「了解しました、〇時までに対応しておきます。」
- 「了解」一語で終わらせない
- 「了解です。」だけよりも
- 「了解です、ありがとうございます!」
- 「了解しました、こちらで対応します。」
のように、一言添えるだけで印象が和らぎます。
- 「何をするのか」まで入れる
- 「承知しました。まず〇〇の確認から進めます。」
といった形で、次のアクションが分かる一言を足すと、やり取りの質が上がります。
- 「承知しました。まず〇〇の確認から進めます。」
- 誰に向けたチャットかを意識する
- 上司・目上:基本「承知しました」「承知です」ベース
- 同僚:状況を見て「了解です」も可
- 社外チャット:メールと同様に「承知いたしました」を基本に
このFAQを目安にしながら、「自分のチームで浮かないライン」を探していくイメージで、少しずつフレーズを育てていってください。
まとめ 今日から試せる「了解しました」言い換えの一歩
「了解しました」を全部やめて完璧な敬語を目指す必要はありません。
大事なのは、よく使う場面ごとに「これなら自信を持って使える」というフレーズを少しずつ増やしていくことです。
ここでは、明日から実践しやすい一歩を整理します。
まずは一つの場面と三つのフレーズだけ決める
最初からあらゆるシーンをカバーしようとすると、覚えるだけで疲れてしまいます。
まずは、自分の仕事で頻度の高い場面を一つだけ決めてしまいましょう。
例としては、次のようなイメージです。
- 取引先メールの返信
- 社内チャットでの一言返信
- 上司への口頭の返事
そして、その一場面に対して
- 承知しました
- 承知いたしました
- かしこまりました
この三つの中から、「これなら使えそう」と思うものを一つずつ選んでおきます。
例えば、
- 取引先メールの締めには「承知いたしました。」
- 上司への口頭返事には「承知しました。」
- とても丁寧にしたい場面だけ「かしこまりました。」
というように、場面 × フレーズをあらかじめ紐づけておくと、その場で迷う時間がぐっと減ります。
自分専用の「了解言い換えメモ」を作る
一度決めたフレーズは、頭の中だけで覚えようとせず、目に見える形でストックするのがおすすめです。
- スマホのメモアプリ
- PCのテキストファイル
- メールソフトの下書きフォルダ
など、仕事中にすぐ開ける場所に
- 「承知いたしました。〇〇の件、〇日までに対応いたします。」
- 「ご指示の件、かしこまりました。まず△△から進めます。」
といった形で、自分の業界名・案件名・よく出る単語入りの例文をそのまま保存しておきます。
実際のメールやチャットで使いながら、
- しっくり来た言い方はそのまま残す
- 少し堅すぎる・弱すぎると感じたら、言い回しを微調整して上書きする
というふうに、「自分の職場・自分のキャラクターに合うフレーズ集」に育てていくイメージです。
完璧な敬語より「伝わり方」と「関係性」を大事にする
敬語の本を読むと、「了解は絶対NG」「この言い方はマナー違反」といった強い表現も目に入ります。
ただ、実際の現場で本当に大事なのは、
- 相手がどう受け取るか
- 仕事がスムーズに進むか
- 長期的な信頼関係を壊していないか
という三つの視点です。
「了解しました」を全部禁止することが目的ではなく、
- 社外・目上には「承知しました/承知いたしました/かしこまりました」に切り替える
- 社内チャットでも、必要に応じて「承知しました」「ありがとうございます、把握しました」と一言添える
といった形で、誤解を減らし、相手への敬意が伝わりやすい言い方に少しずつ寄せていくことがゴールになります。
今日から、
- よく使う一場面を一つ決める
- そこで使う三つのフレーズだけ選ぶ
- メモに保存して、実際のやり取りで試してみる
この三つができれば十分です。
その積み重ねが、「言い方に迷わない自分」「安心して任せてもらえる自分」をつくっていきます。


