言いにくいことの切り出し方 「実は」の前置きフレーズ例文集

実はさ、ちょっと言いにくいんだけど…。

その言い方、なんか身構える。内容は普通でも重く聞こえるよ。

だよね。別の切り出し方ない?

あるよ。前置きを変えるだけで、空気がかなり変わる!
言いにくいことほど、内容より最初の一言で雰囲気が決まりやすいでしょう。
「実は」は便利です。
ただ、相手によっては深刻な話の予告に聞こえます。
そこでこの記事では、角を立てにくい前置きフレーズを場面別に整理します。
ビジネスメールやチャットでも、そのまま使える形でまとめます。
この記事で分かること
- 実はが重く聞こえる場面と、避けたい使い方
- 実はの代わりに使える前置きフレーズ集(相談・依頼・訂正・指摘・断り)
- 上司・同僚・取引先など、相手別の無難な切り出し方
- メールとチャットで使えるコピペ例文と、続ける本題の型
- NG→OKで迷いが減る、言い換えの考え方
「実は」が便利な一方で身構えられやすい理由
「実は」は短くて便利です。
思い切って本題に入れる感じも出ます。
一方で、相手が身構えやすい切り出しでもあります。
言う側が軽い気持ちでも、受け手の受け取り方が重くなることがあるでしょう。
ここでは、なぜそうなるのかを整理します。
理由が分かると、前置きの選び方が安定します。
「実は」は相手に「重要な話」を予告する言い方になりやすい
「実は」は、言葉の時点で空気を変えます。
相手は「大事な話が来る」と先回りして構えやすいでしょう。
たとえば次のような反応が起きます。
- 何かトラブルがあったのかもしれない
- 不満やクレームかもしれない
- 断りや批判が来るのかもしれない
この状態になると、こちらの説明がまだ始まっていなくても、相手の警戒が先に立ちます。
結果として、内容が普通でも重く聞こえたり、反応が硬くなったりします。
「重要な話の予告」をしたい場面では便利です。
一方、軽い相談や小さな確認には強すぎることがあります。
雑談のあとに「実は」で切り出すと不満が出ることがある
雑談で和んでいる流れのあとに「実は」を置くと、落差が出ます。
相手は急に切り替えさせられた感じになります。
たとえば、こんな不満が起こりやすいでしょう。
- さっきまで普通だったのに、急に重い
- 最初から言ってくれればよかった
- 引っ張られた感じがして疲れる
特にチャットは、前置きだけが先に届きます。
「実は…」で止まると、相手の想像が膨らみやすいです。
このパターンを避けるなら、前置きは短くして本題もすぐ出します。
「実は」を使うとしても、間を空けないのが無難です。
前置きは緊張をゆるめたり理解を助けたりする役割がある
前置きは、飾りではありません。
相手の受け取り方を整えるための道具です。
前置きには主に次の役割があります。
- 緊張をゆるめる
- 例:急に重くならないよう、軽い予告にする
- 目的を知らせる
- 例:相談、確認、訂正、依頼などを先に示す
- 断りや指摘の痛みを減らす
- 例:配慮の姿勢を先に置く
- 理解の準備をさせる
- 例:背景が必要な話だと伝えてから入る
- 相手の負担を下げる
- 例:今話していいか、どれくらい時間が必要かを示す
つまり、前置きは「内容を通すための準備」です。
「実は」が合わない場面では、目的が伝わる別の前置きに置き換えると安定します。
次の章では、前置きをどう選ぶかを基準で整理します。

前置きフレーズの選び方 3つの基準
前置きは「センス」ではなく「選び方」で整います。
迷う理由は、状況が毎回少しずつ違うからでしょう。
そこで基準を3つに絞ります。
- 目的
- 相手
- 媒体
この3つだけ押さえると、前置きが決めやすくなります。
目的で選ぶ 相談 依頼 訂正 指摘 断り
最初に「何をしたい話か」を決めます。
前置きは、目的を宣言するだけでも効果が出ます。
目的別の基本の型はこちらです。
相談
相手に時間と気持ちの余白を作ります。
重くしない予告が向きます。
ちょっと相談したいことがあるんだけど、今いい?
少しだけ意見を聞きたいんだけど、大丈夫?
結論から言うね。相談が一つある
依頼
相手の手間への配慮を先に置きます。
期限や作業量があるなら、先に軽く触れます。
お忙しいところ恐縮ですが、お願いが一つあります
可能でしたら、◯◯をお願いできますでしょうか
〇分ほどで済む内容です。確認をお願いできますか
訂正
責める空気を作らず、事実ベースで入ります。
自分の落ち度を先に認めると角が取れます。
先ほどの件、補足させてください
私の認識が違っていたら申し訳ないのですが、確認させてください
さっきの話、伝え方を直したいところがあります
指摘
相手を追い詰めない前置きが必要です。
「念のため」「確認」という形に寄せると通りやすいでしょう。
念のため確認したい点があります
言いにくいのですが、一点だけ共有します
進行を良くするために、気づいた点を伝えてもいい?
断り
相手の意図や好意を受け取ったうえで断ります。
理由は短く、代替案が出せるなら添えます。
せっかくですが、今回は見送らせてください
申し訳ないのですが、今回は難しそうです
今回は対応が難しいため、別の形なら可能です
ここまでで「目的」に合う前置きの方向性が決まります。
次に「相手」で語尾と距離感を調整します。
相手で選ぶ 上司 同僚 部下 取引先 家族 友人
同じ目的でも、相手で正解が変わります。
ポイントは3つです。
- 丁寧さ
- 距離感
- 断定の強さ
相手別の使い分けの目安はこちらです。
上司
短く丁寧が基本です。
指摘や訂正は、確認形に寄せると無難です。
お忙しいところ恐れ入りますが、相談がございます
認識を揃えたく、一点確認させてください
可能でしたら、進め方をご相談できますでしょうか
同僚
丁寧すぎると距離が出ます。
ただし、雑すぎると圧や馴れ馴れしさが出ます。
ちょっと確認いい?
相談があるんだけど、今時間ある?
念のため共有しておくね
部下
「詰められている感」を出さないのが重要です。
指摘は、意図を先に置くと受け取りやすいでしょう。
より良くするために一つ確認したい
困らないように、念のため伝えておくね
次回に活かしたいので、ここだけ一緒に見よう
取引先
配慮と明確さが必要です。
前置きは長くせず、要件を早めに出します。
お忙しいところ恐縮ですが、確認のお願いです
恐れ入りますが、一点ご相談がございます
先日の件、念のため補足いたします
家族
優先は安心感です。
切り出しが重くなるなら、目的を先に言うのが効果的です。
ちょっと相談したいことがある
ちゃんと決めたいことがあるんだけど、今いい?
心配させたいわけじゃないけど、確認しておきたい
友人
前置きは軽く、本題は早めが合います。
重さが出る言い方は避けます。
相談いい?
ちょっとだけ聞いてほしい
真面目な話していい?すぐ終わる
相手が決まると、言葉の硬さが決まります。
最後に「媒体」で長さと情報量を調整します。
媒体で選ぶ メール チャット 口頭
前置きは媒体で失敗しやすいです。
同じ言い方でも、伝わり方が変わるでしょう。
メール
結論を先に書きます。
前置きは挨拶より後、用件より前に最短で入れます。
〇〇の件でご相談がございます
〇〇について一点確認をお願いできますでしょうか
先ほどのご連絡につき、補足いたします
メールは「読み手が整理しやすい順番」が重要です。
前置きが長いと、用件が埋もれます。
チャット
前置きだけで止めないのが鉄則です。
通知で前置きだけ届くと、相手の想像が膨らみます。
相談があります。〇分だけ今いい?
確認です。〇〇の件、AとBどちらで進めますか
補足です。さっきの件、結論は〇〇です
チャットは短文で完結させます。
「前置き+本題」を同じ投稿に入れると安心です。
口頭
相手の状況を見て切り出します。
前置きは短く、相手の許可を取る形が向きます。
今、少しだけいいですか
〇分だけ相談してもいいですか
一点だけ確認したいことがあります
口頭は表情や間がある分、言葉を増やしすぎない方が自然です。
この章の基準に沿って選ぶと、前置きが過剰になりにくいです。
次は、言いにくさ別にそのまま使えるフレーズ集を並べます。
コピペで使える 前置きフレーズ集 言いにくさ別
この章は、そのまま貼って使える形に揃えます。
前置きは短くします。
本題が続けやすい文にしてあります。
使い方のコツも添えます。
迷ったら「前置き+本題」を同じ文量で出すと安定します。
軽い相談を始めたいとき
軽い相談は、重く見せないのが最優先です。
「実は」を使わず、目的を先に言うのが無難でしょう。
そのまま使える前置き
少し相談があるんだけど、今いい?
結論から言うね。ひとつ確認したいことがある
ちょっと意見を聞きたい。今、数分だけいける?
迷ってることがある。短く相談してもいい?
いま急ぎじゃないんだけど、あとで少し話せる?
続ける本題の型
◯◯の進め方で迷ってる。AとBならどっちがよさそう?
〇〇について、判断基準を一度すり合わせたい
依頼を切り出すとき(ビジネス寄り)
依頼は「相手の手間への配慮」を先に置きます。
そのうえで、何をしてほしいかを早めに出します。
そのまま使える前置き
お忙しいところ恐縮ですが、確認をお願いできますでしょうか
差し支えなければ、◯◯について一度ご相談させてください
恐れ入りますが、◯◯の件でお願いがございます
可能でしたら、◯◯をご対応いただけますでしょうか
お手数をおかけしますが、◯◯をご確認いただけますと助かります
続ける本題の型
〇月〇日までに、添付の内容をご確認いただけますでしょうか
A案とB案のどちらで進めるか、ご意見をいただきたいです
訂正 変更を伝えるとき
訂正は「責めない空気」を作るのが先です。
自分の側の確認不足を先に置くと角が取れます。
そのまま使える前置き
先ほどの件、補足させてください
認識が違っていたら申し訳ないのですが、確認させてください
先ほどのご連絡、内容を一部訂正いたします
念のため、前提を整理させてください
共有内容に修正があり、ご連絡いたします
続ける本題の型
正しくは◯◯です。混乱させてしまい申し訳ありません
日程が◯◯に変更となりました。以後こちらで進めます
指摘しにくいことを伝えるとき
指摘は、言い方より「目的」で受け取られます。
「責めたい」のではなく「良くしたい」を先に置くのが効果的です。
そのまま使える前置き
言いにくいのですが、念のため共有します
一点だけ気になったので、確認してもいいですか
より良くするために、一点だけ確認させてください
誤解があると困るので、念のためお伝えします
進行のために確認です。ここだけ揃えておきたいです
続ける本題の型
〇〇の部分、資料だとAになっています。どちらが正しいでしょうか
〇〇の認識がずれていそうです。一度合わせたいです
断りに入りたいとき
断りは、相手の好意や意図を受け取ってから入ります。
理由は短くします。
代案が出せるなら添えます。
そのまま使える前置き
せっかくですが、今回は見送らせてください
申し訳ないのですが、今回は難しそうです
お声がけありがとうございます。今回は対応が難しいです
検討しましたが、今回は見送る判断にしました
大変恐縮ですが、ご期待に沿えません
続ける本題の型
現状の予定では難しいため、別日なら〇〇が可能です
今回は対応できませんが、次回であれば相談できます
ひとことで角を取る NG→OK早見表
迷ったら、この表から選ぶと早いです。
前置きは短くします。
本題は「確認」「相談」「共有」に寄せると角が立ちにくいでしょう。
| NG表現 | OKの前置き | 本題の言い方 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 実はさ… | 相談があるんだけど、今いい? | 〇〇で迷ってる。意見を聞かせてほしい | 軽い相談、判断の相談 | 前置きだけで止めない |
| 実は…(チャットで単独送信) | 確認です。今1分だけいい? | 〇〇の件、Aで進めて問題ない? | チャット、短いやり取り | 送信を分けると相手が不安になる |
| ちょっといい? | 今、数分だけ大丈夫? | 〇〇の件で確認したいことがある | 同僚、社内口頭 | 連発すると圧になりやすい |
| ちょっといい?(上司) | お忙しいところ恐れ入ります | 〇〇について一点確認させてください | 上司、目上、社外 | 目的を添えると通りやすい |
| 率直に言うけど | 念のため確認です | 〇〇の部分、資料だとAですが合っていますか | 指摘、誤解防止 | 強い言い方は防御反応が出やすい |
| 率直に言うけど(断り) | せっかくですが | 今回は見送らせてください | 誘い、提案の断り | 理由は短く。代案があれば添える |
| 言いたいことがある | 一点だけ共有してもいい? | 〇〇の点、次回に向けて揃えたい | 指摘、改善提案 | 目的が不明だと怖く聞こえる |
| すみませんが(連発) | 恐れ入りますが | 〇〇をご確認いただけますでしょうか | ビジネスメール、依頼 | 謝罪が多いと弱く見えることがある |
| それ違うよ | 認識を揃えたいので確認です | 私は〇〇だと思っていました。どちらが正しい? | 訂正、認識合わせ | 断定を避け、質問形に寄せる |
| なんでこうしたの? | 意図を確認したいです | 〇〇の判断理由を教えてもらえますか | 部下への確認 | 責め口調にならないようにする |
| とりあえず言うね | 要点だけ伝えます | 結論は〇〇です。対応は△△で進めます | 共有、連絡 | 雑に聞こえる相手もいる |
| ちょっと話がある(家族・友人) | 相談してもいい? | 〇〇のことで悩んでる。少し聞いてほしい | プライベートの相談 | 重くしたくないなら「短く」を添える |

シーン別テンプレ ビジネスメールとチャットの実用例
言いにくい話は、型があると迷いません。
この章は「そのまま貼れる」形で揃えます。
メールは、主旨を冒頭で宣言します。
読む側の負担が下がるでしょう。

メール 件名と冒頭の型(目的を先に宣言する)
件名は「目的+対象」を入れます。
前置きが必要でも、件名は端的にします。
件名テンプレ
【ご相談】〇〇の進め方について
【お願い】〇〇のご確認(〇月〇日まで)
【訂正】〇〇のご連絡内容について
【補足】〇〇の件(先ほどのご連絡)
【ご確認】〇〇の認識合わせ
冒頭テンプレ(主旨を先に宣言)
〇〇の件でご相談があり、ご連絡いたしました。
〇〇について一点確認をお願いしたく、ご連絡いたします。
先ほどのご連絡につき、内容を一部訂正いたします。
〇〇の進行に関して、補足を共有いたします。
冒頭に続ける一文(相手の負担を下げる)
結論から申し上げますと、〇〇をご確認いただきたいです。
要点は2点です。以下にまとめます。
先に結論をお伝えします。〇〇で進めたく存じます。
挨拶のあとに主旨を出します。
理由や背景は後で十分です。
依頼のテンプレ(前置き→本題→期限→お礼)
依頼は、相手が動きやすい情報を先に置きます。
「何を」「いつまでに」「どう返すか」が揃うと往復が減ります。
テンプレ(メール)
お忙しいところ恐れ入りますが、〇〇の件でお願いがございます。
〇〇について、以下をご確認いただけますでしょうか。
ご対応期限は〇月〇日(〇)まででお願いできますと幸いです。
ご不明点があればご連絡ください。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
コピペ例(確認依頼)
件名:【お願い】〇〇のご確認(〇月〇日まで)
〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇です。
〇〇の件でお願いがあり、ご連絡いたしました。
お忙しいところ恐れ入りますが、添付資料の赤字部分をご確認いただけますでしょうか。
期限は〇月〇日(〇)までにご返信いただけますと幸いです。
問題なければ「問題ありません」の一言だけでも大丈夫です。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
返信の形まで指定すると、相手が楽になります。
依頼が軽いほど、前置きは短くします。
訂正 変更のテンプレ(前置き→事実→影響→対応案)
訂正や変更は、先に事実を出します。
次に影響を短く書きます。
最後に対応案を添えます。
テンプレ(メール)
先ほどのご連絡につき、内容を一部訂正いたします。
正しくは〇〇です。
ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
影響は〇〇です(例:納期は変更ありません)。
こちらで〇〇対応いたします。必要があれば〇〇も可能です。
コピペ例(情報訂正)
件名:【訂正】〇〇のご連絡内容について
〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇です。
先ほどのご連絡につき、内容を一部訂正いたします。
正しくは〇〇です。
ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
なお、〇〇への影響はございません。
こちらで資料も差し替えて共有いたします。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
コピペ例(日程変更)
件名:【変更】〇〇打ち合わせ日時の再調整
〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇です。
〇〇打ち合わせにつき、日程を変更させてください。
当初〇月〇日(〇)〇時の予定でしたが、〇月〇日(〇)〇時へ変更をお願いできますでしょうか。
難しい場合、以下の候補でも可能です。
・〇月〇日(〇)〇時
・〇月〇日(〇)〇時
ご調整いただく形となり恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
訂正は「結論→影響→対応」の順が読みやすいです。
言い訳の説明は最小限にします。
チャット短文のテンプレ(最短で失礼を避ける)
チャットは前置きだけで止めません。
1投稿で「前置き+本題」まで入れます。
相手の反応待ちを減らせます。
相談(社内)
相談です。今2分だけいいですか。〇〇の進め方でAとBならどちらが良さそうでしょう。
依頼(社内)
確認お願いです。〇〇の資料、赤字部分だけ見てもらえますか。期限は今日17時までで大丈夫です。
訂正(社内)
補足です。さっきの件、正しくは〇〇でした。混乱させてすみません。
指摘(社内)
念のため確認です。〇〇の数値、資料だとAですが合っていますか。
断り(社内)
お声がけありがとうございます。申し訳ないのですが、今日は対応が難しいです。明日午前なら可能です。
短文でも、目的と本題を同時に出します。
「今いい?」だけの送信は避ける方が無難です。
前置きのあとに失敗しない 本題の続け方
前置きがうまくいっても、本題で失敗することがあります。
原因はだいたい同じです。
- 結論が遅い
- 理由が長い
- 相手が次に何をすればいいか分からない
ここは型で直せます。
結論 → 理由(短く) → 代案(選択肢) → 確認(次の行動)
前置きのあとをこの「4ステップ」にします。
結論を先に置く 何をお願いしたいか 何が問題か
最初に結論を言います。
要望か問題点を一文で出します。
結論の型(相談)
〇〇で迷っています。AとBならどちらがよいでしょうか。
〇〇の進め方を決めたいです。判断材料をください。
結論の型(依頼)
〇〇を確認していただきたいです。
〇〇の対応をお願いできますか。
結論の型(訂正)
先ほどの件、正しくは〇〇です。
〇〇の部分を〇〇に変更します。
結論の型(指摘)
〇〇に不一致がありそうです。確認したいです。
〇〇の点だけ、念のため揃えたいです。
結論の型(断り)
今回は対応が難しいです。
今回は見送らせてください。
結論が早いほど、相手は安心します。
前置きが短くても失礼になりにくいでしょう。
理由は短く 言い訳に見せないコツ
理由は「事実だけ」を短く置きます。
感情や詳細を盛るほど、言い訳っぽく見えます。
理由の型(事実のみ)
予定が重なりました。
急ぎの対応が入りました。
認識に差がありそうです。
仕様変更がありました。
言い訳に見せないコツは3つです。
- 主語を増やさない
- 私が、あなたが、などを増やすと責め合いに見えます
- 過程を語らない
- どうしてそうなったかの長文は不要です
- 断定を避ける
- 相手のミス前提の言い方は避けます
言い換え例
代案か選択肢を添える 角が立ちにくくなる
お願いや断りは、代案があると通りやすいです。
相手の負担が減るからでしょう。
代案の型(依頼)
もし難しければ、〇〇だけでも大丈夫です。
〇〇が難しい場合、△△の形でも構いません。
代案の型(断り)
今日は難しいです。明日午前なら可能です。
今回は見送ります。次回の〇〇なら参加できます。
選択肢の型(相談・調整)
AとBならどちらが良さそうでしょうか。
〇日10時/〇日15時/〇日終日(30分)で可能な枠はありますか。
代案は出しすぎない方がいいでしょう。
2〜3案が選びやすいです。
相手に確認で終える 次どうするかが決まる
最後は「確認」で終えると、会話が前に進みます。
相手が返す内容が明確になります。
確認で終える型(はい/いいえ)
この進め方で問題ないでしょうか。
この認識で合っていますか。
確認で終える型(選択)
AとBならどちらがよいでしょうか。
〇日と〇日なら、どちらが都合がよいですか。
確認で終える型(次の行動)
可能な日時を教えてください。
〇月〇日までに可否をご返信いただけますか。
「確認で終える」と、相手が返信しやすくなります。
返事が遅い相手にも効きやすいでしょう。
よくある質問 FAQ 実はの前置きと切り出し方
Q1:実はってビジネスで使っても失礼ではないですか
失礼と決まっているわけではありません。
ただ、相手が身構えやすい前置きです。
ビジネスでは「主旨を先に宣言する」方が安定します。
実はを使うなら、すぐ本題まで出すのが無難でしょう。
おすすめの置き換え
〇〇の件でご相談がございます
〇〇について一点確認させてください
先ほどの件、補足いたします
実はを使うなら(止めない)
実は、〇〇の認識がずれていそうです。確認させてください
実は、日程の再調整が必要になりました。候補をお送りします
前置きだけで空気を重くしないことが大切です。
Q2:実はの代わりに無難な前置きは何ですか
「目的が分かる前置き」が無難です。
相談、確認、共有、依頼のどれかに寄せます。
よく使える無難な前置き
相談があります。今少しだけいいですか
念のため確認です
要点だけ共有します
先に結論からお伝えします
お忙しいところ恐れ入りますが、お願いがございます
迷ったら「確認です」が万能でしょう。
指摘にも訂正にも使えます。
Q3:申し上げにくいのですがは重すぎませんか
重く感じる相手はいます。
特に軽い確認や小さな依頼には強すぎるでしょう。
使う価値があるのは、次のような場面です。
- 指摘や断りなど、摩擦が出やすい内容
- 取引先や目上で、丁寧さを最優先したいとき
軽くしたい場合の置き換え
恐れ入りますが
念のため共有いたします
一点だけ確認させてください
前置きが重いほど、文も重くなります。
本題が軽いなら、前置きも軽くします。
Q4:チャットで言いにくい指摘をするときの前置きはありますか
あります。
チャットでは「前置きだけで止めない」のが鉄則です。
1投稿で前置きと本題をセットにします。
使いやすい前置き
念のため確認です
誤解があると困るので確認です
進行のために一点だけ確認です
より良くするために確認させてください
コピペ例(確認+本題)
念のため確認です。〇〇の数値、資料だとAですが合っていますか。
進行のため確認です。〇〇の担当、Bで合っていますか。
誤解があると困るので確認です。さっきの合意は〇〇で合っていますか。
断定より質問形が安全です。
「違いますよ」は避けた方がいいでしょう。
まとめ 実はを使わなくても言いにくいことは伝えられる
言いにくいことは、内容より切り出しで重くなります。
実はは便利です。
ただ、相手を身構えさせることがあります。
迷ったときは、目的に合う前置きを選びます。
そのあとに結論を先に出します。
これだけで会話は進みやすくなるでしょう。
前置きは相手の心構えを作るための短い予告
前置きの役割は、相手の準備を作ることです。
相手が「何の話か」を分かれば、反応が柔らかくなります。
前置きは短くします。
本題が続く形にします。
- 相談があります
- 念のため確認です
- 要点だけ共有します
- 先に結論からお伝えします
前置きだけで止めないことも大切です。
チャットでは特に効きます。
今日からは「目的に合う前置き」を一つ決めて使う
前置きは、毎回考えると疲れます。
よく使う目的に合わせて、1つだけ決めるとラクです。
おすすめはこの3つです。
どれも使い回しが効きます。
- 相談があります。今少しだけいいですか
- 念のため確認です
- 先に結論からお伝えします
あとは本題を短く続けます。
結論→理由(短く)→選択肢→確認
この順で整えると、言いにくい話でも通りやすいでしょう。


