モヤモヤを言語化するフレーズ集|不満を爆発させない伝え方と例文【職場・家庭】

なんかモヤモヤするんだけど、うまく言葉にできないんだよね。

言い方ミスるとケンカになるし、我慢しすぎると爆発するし。

そう。責めずに伝えたいのに、結局トゲのある言い方になっちゃう。

なら、型で言葉にしよ。
事実→気持ち→お願い、これだけでだいぶ変わるよ!
言いたいことがあるのに、うまく言葉にならない。
そのまま抱え込むと、ある日まとめて出てしまって後悔しやすいのが「モヤモヤ」です。
この記事では、気持ちを整理するだけで終わらせず、相手に伝えても角が立ちにくい「言語化の型」と、コピペで使える短文例をセットでまとめます。
職場でも家庭でも使えるように、言い回しはできるだけ分かりやすく、現実的にしています。
この記事で分かること
- モヤモヤを荒れにくい形に変える基本の順番(事実→気持ち→理由→お願い)
- 角が立ちにくい短文テンプレ(LINE・チャットでも使える)
- よくあるNG例と言い換え(責め・決めつけを避ける)
- 職場・家庭・友人など、相手別に使い分けるコツ
- 空気が悪くなったときの回収フレーズ(関係を荒らさず終わらせる)
まず押さえる モヤモヤを言語化する基本の型
モヤモヤは、内容そのものよりも伝え方でこじれやすいものです。
最初に順番を固定しておくと、感情に引っ張られても言葉が荒れにくくなります。
結論:言語化は 事実→気持ち→理由(大事にしたいこと)→お願い で荒れにくい
この並びは、相手を責めずに要点を伝えるのに向いています。
ポイントは、事実を短く、お願いを小さくすることです。
事実:観察だけを書く(評価を混ぜない)
事実は、録画のように言える内容にします。
気持ち:短い感情語にする
長文で説明しないほうが伝わります。
例:不安、焦り、寂しさ、困り、残念、モヤモヤ、心配
理由:自分が大事にしたいことを一言で言う
正しさの主張より、価値観を置いたほうが角が立ちにくいです。
例:予定が見えると安心したい、約束は守りたい、仕事を前に進めたい、気持ちよく過ごしたい
お願い:小さく具体的に、相手が選べる形にする
いきなり大きく変えさせようとすると反発が出ます。
例:次から一言だけ先に知らせてほしい、期限だけ先に教えてほしい、今週はこのやり方で試したい
コピペ用の基本テンプレ(口頭・LINE共通)
テンプレ例(家庭)
テンプレ例(職場)
主語を自分に戻すと揉めにくい(Youメッセージ→Iメッセージ)
モヤモヤが一気にケンカに変わるのは、相手の人格や常識を裁く言い方が混ざったときです。
主語を自分に戻すだけで、同じ内容でも受け取られ方が変わります。
NGになりやすい言い方(責めに聞こえやすい)
OKに寄せる言い換え(Iメッセージ)
Iメッセージに直すミニ手順(3行で変換)
- 私は〇〇を見て(事実)
- △△と感じた(気持ち)
- □□したいから、◇◇してもらえると助かる(理由→お願い)
送る前に30秒で整えるミニ手順(送信事故を減らす)
勢いで送ると、事実ではなく解釈が混ざって刺さりやすくなります。
送信前に30秒だけ整えると、言い方の事故が減ります。
チェック1:事実と解釈を分ける
- 事実:返信が翌日だった
- 解釈:無視された、軽く見られている
解釈は断定せず、気持ちとして置くほうが安全です。
チェック2:目的を一つにする
目的が混ざると文が長くなり、責めに見えやすくなります。
- 分かってほしい
- 決めたい
- 手伝ってほしい
このどれか一つに絞ります。
チェック3:お願いを一つに絞る
お願いが増えるほど、相手は何から直せばいいか分からなくなります。
まず一つだけにして、次は様子を見てからにします。
送信前の30秒テンプレ(そのまま貼れる)
この型を先に持っておくと、次以降の例文も選びやすくなります。

コピペOK 早見表 モヤモヤ言語化テンプレ
早見表
| シーン | モヤモヤの言語化フレーズ(短文) | お願い(次の一文) | 角が立つNG | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 職場:返信が遅い・確認が進まない | 「この件、返事待ちで作業が止まってて少し焦ってる」 | 「今日の何時ごろ見られそうか、目安だけ教えてもらえる?」 | 「まだ?」「早く返して」 | 責めずに“進行上困っている”を伝える。期限は“理由つき”に寄せる |
| 職場:丸投げ・役割が曖昧 | 「どこまで私がやるかが曖昧で、進め方に迷ってる」 | 「担当範囲を一度そろえたい。AとBどっちが担当がいい?」 | 「丸投げしないで」「そっちがやって」 | 不満より先に“整理したい”へ。選択肢を出すと決まりやすい |
| 家庭:家事分担が偏る | 「最近、私側の負担が増えていてしんどく感じてる」 | 「今週だけでもいいから、①ゴミ出し②食器の片づけどっちかお願いできる?」 | 「なんで私ばっかり」「手伝ってよ」 | “全部”を求めず、1つだけ頼む。まず小さく合意を作る |
| 家庭:予定共有がない | 「直前に予定が変わると、私は段取りが崩れて不安になる」 | 「予定が動きそうな日は、分かった時点で一言だけ教えてほしい」 | 「ちゃんと報告して」「勝手に決めないで」 | 管理に見せないために“自分の困りごと”として説明する |
| 友人:ドタキャン・遅刻が続く | 「最近予定が変わることが続いて、少し寂しかった」 | 「次は前日までに確定できる日で予定組まない?難しければ短時間でも」 | 「いい加減にして」「もう誘わない」 | 関係を切る言い方にしない。次の提案をセットで置く |
| LINE:既読スルー・温度差 | 「返事がないと、私は距離ができたのかなって不安になる」 | 「今忙しいなら、落ち着いたらで大丈夫。スタンプだけでも反応あると安心する」 | 「なんで無視するの」「既読なのに?」 | 逃げ道を用意すると重くならない。要求ではなく“安心材料”としてお願いする |
| 自分の整理:まだ送らないメモ版(3行) | ①事実:〇〇があった/②気持ち:△△だった/③大事:□□を守りたい | (送るなら)「お願いは◇◇だけにする」 | 「溜め込んで一気に送る」「不満を箇条書きで連投」 | まずメモに落として冷ます。お願いは“1個だけ”が基本 |
感情の言葉が見つかるミニ辞典(モヤモヤ→感情語→一文)

モヤモヤを分解する5分類(例:イライラ/不安/悲しさ/疲れ/寂しさ)
モヤモヤは、まず感情を1語に落とすと整理しやすくなります。
ここでは「よくあるモヤモヤ」→「使える感情語」→「そのまま使える一文」の順でまとめます。
1)イライラ(もどかしい・腹が立つ・焦る)
よくあるモヤモヤ
- 返信が遅い
- 約束が守られない
- 確認が進まない
使える感情語
- いらだち
- もどかしさ
- 焦り
- 腹立たしさ
一文テンプレ(例)
2)不安(心配・落ち着かない)
よくあるモヤモヤ
- 相手の反応が薄い
- 予定が未確定のまま
- ミスが起きそうな状況
使える感情語
- 不安
- 心配
- 落ち着かない
- 気がかり
一文テンプレ(例)
3)悲しさ(傷ついた・残念)
よくあるモヤモヤ
- 言い方がきつかった
- 大事に扱われていない気がする
- 期待していたことが起きなかった
使える感情語
- 悲しい
- 傷ついた
- 残念
- つらい
一文テンプレ(例)
4)疲れ(しんどい・余裕がない)
よくあるモヤモヤ
- やることが増えすぎた
- 気を遣い続けて消耗している
- 同じ話を何度も繰り返している
使える感情語
- 疲れ
- しんどさ
- 消耗
- 余裕がない
一文テンプレ(例)
5)寂しさ(距離を感じる・置いていかれる感じ)
よくあるモヤモヤ
- 連絡が減った
- 自分だけ頑張っている気がする
- 話す時間がない
使える感情語
- 寂しい
- 距離を感じる
- 置いていかれた感じ
- ぽつんとした感じ
一文テンプレ(例)
強さを調整する言い回し(角を丸める)
同じ内容でも、強さの調整で受け取られ方が変わります。
強く言いすぎて爆発するのを防ぐために、次の2点だけ押さえると安全です。
強さを弱める言葉(最初の一歩に向く)
- 少し
- ちょっと
- 気になっていて
- 念のため
例
- 少し気になっていて、確認したいことがある。
- ちょっと不安で。今の状況だけ教えてほしい。
強さをはっきりさせる言葉(重要度を伝えるときに使う)
- けっこう
- かなり
- 正直
- 今は
例
- 正直、かなり困っている。今日中に方向性だけ決めたい。
- 今は疲れが強いから、今日は短めに話したい。
固定化を避ける一言
- いつも/毎回/絶対 を避ける
- 今は/最近は を避難口として付ける
例
- 最近、連絡のタイミングが合わなくてモヤモヤしてる。
- 今は余裕がない日が多いから、やり方を少し変えたい。
感情ラベルは落ち着きにもつながる(短く根拠を置く)
モヤモヤしたときに、感情を言葉にする行為は、気持ちの高ぶりを下げる助けになることが研究で示されています。
いわゆる affect labeling と呼ばれ、感情に名前をつけることで、反応が落ち着きやすくなるという整理です。
出典:PMC
実務での使い方はシンプルです。
次の3行に落とすと、送る前に整います。
- 事実:起きたことを1行
- 感情:感情語を1つ
- お願い:次にしてほしいことを1つ
例(まだ送らない下書き)
- 事実:返信が来ていない
- 感情:不安
- お願い:いつ返せそうか教えてほしい
この形にしてから送ると、長文の説教や詰問になりにくいです。
結果として、不満を爆発させずに話を前に進めやすくなります。
相手に伝える短文テンプレ 3パターン(相談・提案・お願い)
相談テンプレ:責めずに話し合いにする
「正す」より「すり合わせる」に寄せると、相手が構えにくくなります。
相談テンプレは、次の3つだけで十分です。
相談テンプレの型
コピペOK:相談テンプレ(汎用)
例:職場(返信・確認が遅い)
いま確認が止まっていて、少し不安です。
よければ10分だけ、進め方を相談してもいいですか?
例:家庭(予定共有がない)
最近予定が直前に分かることが多くて、私は少し焦る。
10分だけ、共有のやり方を相談してもいい?
例:友人(ドタキャンが続く)
直前の変更が続いて、私は少し残念な気持ちがある。
次の約束の決め方、少し相談してもいい?
相談テンプレのポイントは、相手の人格に触れないことです。
原因追及より、次にどうするかに焦点を置きます。
提案テンプレ:小さく始める(選択肢つき)
モヤモヤは「いきなり大改革」を言うと反発されやすいです。
提案テンプレは、小さく・短く・選べるが基本です。
提案テンプレの型
コピペOK:提案テンプレ(A案B案+期間)
例:職場(確認が進まない)
いま確認が止まっていて、私は少し焦っています。
まず今週だけ、進め方を整えたいです。
A:毎日15時に進捗だけ共有
B:今日中に判断ポイントだけ先に決める
どちらがやりやすいですか?
例:家庭(家事分担が偏る)
最近家のことが私に寄っていて、少ししんどいです。
まず今週だけ、やり方を変えてみたい。
A:平日は私、週末はお願い
B:皿洗いだけ固定でお願い
どっちなら無理なくできそう?
例:LINE(温度差・既読スルー)
連絡のテンポが合わなくて、私は少し不安になってる。
今週だけ試したいんだけどどうかな。
A:急ぎだけ先に一言で返す
B:夜にまとめて返すでOKにする
どっちが楽?
提案テンプレの狙いは、相手に「やらされ感」を出さず、一回だけ試す形にすることです。
お願いテンプレ:具体・単発・相手の逃げ道
お願いテンプレは、曖昧にすると重く見えやすいです。
代わりに、具体・単発・判断ポイント1つで組むと通りやすくなります。
お願いテンプレの型
コピペOK:お願いテンプレ(単発+逃げ道)
例:職場(確認・承認)
この資料の確認を今日17時までにお願いできますか?
判断は結論と懸念点があるかだけで大丈夫です。
難しければ、いつなら見られそうか教えてください。
例:家庭(予定共有)
今度から予定が決まった時点で一言だけ教えてほしい。
判断は日付と時間だけで大丈夫。
難しければ、週末にまとめて共有でもいいよ。
例:友人(約束の確定)
次の予定、今日中に日程だけ決めたい。
判断は行ける日だけで大丈夫。
難しければ、候補日を2つ出してくれると助かる。
お願いテンプレの注意点は、お願いを連発しないことです。
1通に1お願いまでに絞ると、モヤモヤが爆発しにくくなります。
シーン別 そのまま使える例文(職場・家庭・友人)

職場:返信待ち・確認待ちのモヤモヤ(淡々と通す)
職場は感情を強く出すほど、論点がずれやすいです。
基本は 事実+影響+お願い(期限・次アクション) でまとめます。
上司向け(判断をお願いしたい)
短文(チャット)
少し丁寧(メール・チャット共通)
同僚向け(角を立てずに催促したい)
短文(チャット)
負担を減らす聞き方(選択肢)
取引先向け(敬意を保ちつつ期限を明確に)
丁寧(メール)
短め(チャット想定)
家庭:家事・予定・会話のすれ違い(関係否定にしない)
家庭は、内容よりも言い方で受け取りが変わります。
最初に 責めたいわけではない+自分の気持ち+具体案 を置くと荒れにくいです。
家事分担が偏っている
口頭(短め)
LINE・チャット(短文)
代替案に落とす(曜日/当番)
予定共有がない・直前に言われる
口頭
LINE・チャット
会話がすれ違う・空気が悪くなる
口頭
引き際(悪化させない)
友人:距離感のモヤモヤ(関係を壊さない)
友人関係は、正しさよりも「希望として伝える」方が通りやすいです。
断られても終われる一文で締めると、関係が荒れにくくなります。
ドタキャン・遅刻が続く
やわらかめ(希望)
断られても終われる締め
連絡頻度・既読スルーの温度差
確認しつつ押しつけない
締め(逃げ道)
距離が近すぎてしんどい(誘いが多い等)
希望として伝える
締め
地雷を避ける NG例と言い換え(保存されやすい形)
NGになりやすい型(決めつけ・一般化・人格)
相手は内容より「言われ方」に反応します。特に次の型は、話の目的が崩れやすいので避けます。
決めつけ・一般化(いつも/普通は/なんで)
比較(他の家は/みんなは)
皮肉・嫌味(さすがだね 等)
人格・能力への言及(怠け・だらしない 等)
OK言い換え(事実+私+具体)
言い換えの基本は 事実(観察)+私(気持ち・困りごと)+具体(次の一手) です。
以下は、そのままコピペできる形でまとめます。
「いつも〜」を避ける
「普通は〜」を避ける
「なんでできないの?」を避ける(詰問→選択肢)
比較(他の家は〜)を避ける(家庭・子ども向けにも有効)
皮肉を避ける(関係修復を優先)
目的を明確にする「具体」のテンプレ
言った後に空気が悪くなったときの回収テンプレ
誤解の回収+目的の確認+落とし所(今日はここまで) で収束させます。
ポイントは、正しさの勝負に戻らないことです。
回収テンプレ(口頭・LINE両対応)
その場で揉めそうなときの「引き際」だけ置く一文
FAQ モヤモヤの言語化でよくある疑問
Q1. モヤモヤを言語化すると関係が悪くなりませんか
言い方次第で、悪くなる可能性は下げられます。
関係が荒れやすいのは「相手を裁く言い方(いつも/普通は/なんで)」になったときです。逆に、次の形なら“揉め”より“調整”になりやすいです。
例
「昨日の連絡が直前だったから、私は少し焦った。次は前日までに分かると助かる。難しければ目安だけでも教えてほしい」
Q2. うまく言葉が出ないとき、最初の一文は何が安全ですか
“責めない宣言+短い相談”が最も安全です。 相手に身構える時間を与えません。
使いやすい一文
最初の一文で「目的=改善」「時間=短く」「攻撃ではない」を伝えます。
Q3. LINEで送るのは失礼ですか。会って言うべきですか
失礼かどうかは 内容と重さ で決まります。目安は次の通りです。
LINEで済ませやすい
- 事務連絡に近い(予定・分担・決め事)
- 誤解が少ない内容(お願いが1つ、短い)
- 感情が強くない(落ち着いて書ける)
会って話した方が安全
- 別れ話に近い誤解が出そう
- 相手が受け止めにくい内容(価値観・お金・家族)
- 長期的に溜まっている不満(背景が多い)
LINEで送るなら、角を丸める一文を添えます。
Q4. 相手に否定されたとき、どう返すと揉めませんか
反論より先に“受け止め”を置くと揉めにくいです。目的は勝ち負けではなく、次の行動を決めることです。
使える返し方(テンプレ)
Q5. 何度も同じことでモヤモヤします。伝える頻度の目安はありますか
目安は 「同じ内容を短く・一度」→「運用で様子見」→「見直し」 です。
何度も言うほど角が立つので、頻度より“設計”に寄せるのが安全です。
おすすめの進め方
例
「次から前日までに共有してほしい。難しければ当日でも朝の時点で一言ほしい。来週また様子見て、必要なら調整しよう」
“言う回数”ではなく、“仕組み化”で回数を減らします。
Q6. 伝える前に整理したいです。メモはどう書けばいいですか
メモは 3行 か 4項目 にすると迷いません。送らない前提でOKです。
3行メモ(最短)
例
- 昨日、集合時間が直前に変わった
- 焦った/置いていかれた感じ
- 次は前日までに目安だけでも教えてほしい
4項目メモ(NVC寄せ)
メモの段階で「お願い」を1つに絞ると、文章が荒れにくくなります。
まとめ
迷ったら、事実→気持ち→理由→お願いの順に戻すと、話が荒れにくくなります。
最初に「何が起きたか」を短く示してから、自分の気持ちと大事にしたいことを添え、最後は小さなお願いで終えるのが基本です。
相手を責める言い方になりそうなときは、主語を自分に戻すと角が立ちにくくなります。
「あなたが悪い」ではなく、「私はこう感じた」「私はこうしたい」と言うだけで、同じ内容でも受け取られ方が変わります。
伝える前に、早見表テンプレを使って、
感情の言葉(短い)+次の一文(お願い)をセットで用意しておくと、勢いで送ってしまうミスを減らせます。


