有給休暇申請メール例文|上司に通る件名と口頭テンプレ

有給休暇申請メール例文|上司に通る件名と口頭テンプレ 職場・ビジネス

有給休暇申請メール例文|上司に通る件名と口頭テンプレ

「有給取りたい」って言うだけなら簡単です。
実際は、件名や理由の書き方で迷ったり、上司にどう切り出すかで止まったりします。

最初の一通が雑だと、確認のやり取りが増えます。
口頭でも、言い方が曖昧だと「で、いつ?」となりがちです。

ここでは、上司が判断しやすい形に整えたテンプレを用意します。
メールも口頭もチャットも、迷わず出せる状態にします。


てんこ
てんこ

有給取りたいんだけど、メールってどう書けばいいの?

ぷれお
ぷれお

日付だけ送るんじゃなくて、件名と段取りを先に出すのがコツだよ。

てんこ
てんこ

理由って書かないとダメ?

ぷれお
ぷれお

基本は短くでいいんだけど、仕事の扱いを先に書く方が通りやすいかも!


有給休暇の申請は、丁寧に頼むほど通るわけではありません。
上司が判断しやすい情報を先に渡すほど、やり取りが減って通りやすくなります。

「理由をどう書くか」よりも、
「取得日」「引き継ぎ」「連絡手段」を揃えることが実務では重要です。

特に、社内チャットが主流の職場では、短文ほど誤解が出ます。
テンプレを持っておくと安心です。

この記事で分かること

  • 有給申請が通りやすいメールの基本型(件名・本文の型)
  • 理由はどこまで書くべきか(書かない/ぼかす/具体の使い分け)
  • 事前申請・当日申請・繁忙期などケース別のコピペ例文
  • 口頭で角が立たない切り出し方(対面・電話・Teams)
  • チャットでの最短申請文と、返信が来ないときの追いメッセージ

  1. 有給申請が通りやすい人は、先に段取りを置いている
    1. 揉める原因は日付だけ投げて、業務の見通しがないこと
    2. 通る申請の最低ラインは3点(取得日/引き継ぎ/連絡手段)
    3. 会社は有給を拒否できるのかを一言で理解しておく
  2. まずはこれだけ:上司に送る有給申請メールの基本型
    1. 件名テンプレ(検索需要が強いので先出し)
    2. 本文は3ブロックで十分(用件→調整→お願い)
    3. 理由はどこまで書くべきか(書かない・ぼかす・具体)
      1. 書かない場合の無難表現
      2. ぼかす場合の言い方
      3. 具体が必要な職場で角が立たない理由の置き方
  3. コピペOK:ケース別の有給申請メール例文
    1. 事前申請(1日・連休・半休)
      1. 1日取得のテンプレ
      2. 連休取得のテンプレ(業務影響を先に潰す)
      3. 午前休・午後休のテンプレ(時間帯を明記)
    2. 当日・体調不良での申請(短く、責めない、次の連絡を置く)
      1. 朝イチの最短文
      2. 会議がある日の代替案つき
      3. 返信がない前提で「次の連絡」を置く
    3. 繁忙期で断られそうなとき(候補日を2つ出す)
      1. 第一希望+第二希望
      2. 期限がある業務の扱いを先に書く
  4. 口頭で伝えるテンプレ:対面・電話・Teams
    1. 対面の切り出しは10秒でいい(相談→日付→調整)
    2. 電話・Teamsは30秒の型(要点→確認→お礼)
    3. 押し返されたときの返し(調整提案に切り替える)
  5. チャットで通す一言:Slack・LINE WORKS・社内DM
    1. チャットは短文ほど誤解が出るので、情報を固定する
    2. 返信が来ないときの追いメッセージ(角が立たない)
    3. 休暇前後の一言(印象が落ちない締め方)
      1. 休暇前:引き継ぎ完了報告
      2. 休暇後:お礼+状況キャッチアップ
  6. NG→OKの言い換え早見表
  7. FAQ:よくある質問
    1. Q. 有給休暇の理由は書かないとだめですか?
    2. Q. 有給申請メールの件名は何が無難ですか?
    3. Q. 会社は有給休暇を断れますか?
    4. Q. 申請メールに返信が来ないときはどうすればいいですか?
  8. まとめ:有給申請は型で通る。日付と段取りだけで十分
    1. 今日から使う定番テンプレを1つ決める(メール・口頭・チャット)
    2. 揉めそうなときの最低ライン(取得日/業務の扱い/次の連絡)

有給申請が通りやすい人は、先に段取りを置いている

有給申請で詰まりやすいのは、丁寧語の不足ではありません。
上司が判断できる材料が足りないことが原因になりがちです。

「休みたい」の意思より先に、業務が回る見通しを置く。
これだけで、やり取りが減ります。


揉める原因は日付だけ投げて、業務の見通しがないこと

日付だけの連絡は、上司に確認タスクを増やします。
結果として「今それ?」になりやすいです。

上司がまず気にするのは、この2点です。

  • 業務影響(締切・会議・担当範囲)
  • 代替案(誰が・どう回すか)

「お願いします」よりも、共有+調整済みの形が通りやすいです。
口調が柔らかくても、情報がないと止まります。

NG例(揉めやすい)

  • 「○日に有給ください」
  • 「来週休みたいです」

OK例(判断しやすい)

  • 「○/○(終日)で有給取得予定です。案件Aは○○さんに引き継ぎ済みです。」
  • 「○/○午後は半休を取得します。会議Bは別日に調整しました。緊急はチャットで確認します。」

通る申請の最低ラインは3点(取得日/引き継ぎ/連絡手段)

最低限、これだけ揃えると通しやすいです。

1)取得日

  • 終日/半休/時間休
  • 日付+時間帯まで書く

2)引き継ぎ先 or 対応方針

  • 引き継ぎ先がいるなら「誰に」
  • いないなら「何を前倒ししたか」「何を後ろ倒しするか」

3)緊急連絡の可否

  • 対応できる:どの手段で、どの範囲まで
  • 対応できない:連絡先を置かず、代替窓口を置く

コピペ用:3点セット(社内チャット向け)

  • 「○/○(終日)有給取得します。案件Aは○○さんに共有済みです。急ぎはこのスレでお願いします(必要なら後で確認します)。」

コピペ用:3点セット(メール向け)

  • 「○/○(終日)に年次有給休暇を取得したく、ご相談です。案件Aは○○さんへ引き継ぎ予定です。緊急はチャットでご連絡ください(確認は夕方になります)。」

会社は有給を拒否できるのかを一言で理解しておく

結論だけ押さえると、動きやすいです。

会社は原則、労働者が指定した時季に有給を与える必要があります。

ただし、事業の正常な運営を妨げる場合は、別の時季に変更できる仕組みがあります(いわゆる時季変更権)。
出典:e-Gov 法令検索

実務では「ダメ」より「いつなら可能か」に話が寄ります。
そこで、こちらから調整案を出すと揉めにくいです。

調整提案の言い方(角が立たない)

  • 「もしその日が難しければ、別日で調整します。候補は○/○か○/○です。いかがでしょうか。」
  • 「締切の都合があれば、前倒しで段取りを変えます。取りやすい日を教えてください。」

時季変更を言われたときの返し(対立を作らない)

  • 「承知しました。では○/○に変更します。引き継ぎは○○までに完了させます。」
  • 「了解です。代替案として○/○か○/○で取りたいです。業務都合の良い方で合わせます。」

まずはこれだけ:上司に送る有給申請メールの基本型

有給申請メールは、長文にするほど通るわけではありません。
上司が判断しやすい順番で、必要情報だけを並べるほうがスムーズです。

ここでは、件名と本文の型を固定して、迷いをなくします。


件名テンプレ(検索需要が強いので先出し)

件名は「何のメールか」「いつか」が一目で分かれば十分です。
社内メールなら、短くて問題ありません。

定番(そのまま使える)

  • 有給休暇申請 〇月〇日(氏名)
  • 年次有給休暇申請 〇月〇日(氏名)

相談ニュアンス(繁忙期・調整が必要そうな時)

  • 年次有給休暇取得のご相談 〇月〇日(氏名)
  • 有給休暇取得のご相談(〇月〇日)氏名

半休・時間休を明確にする

  • 【午後休】有給休暇申請 〇月〇日(氏名)
  • 【時間休】有給休暇申請 〇月〇日 15:00-17:00(氏名)

件名で迷ったら、まずは「有給休暇申請+日付+氏名」で固定すると安全です。


本文は3ブロックで十分(用件→調整→お願い)

本文は、次の3ブロックで足ります。
順番を変えないほうが読みやすく、確認が早いです。

ブロック1:用件(いつ・どの区分)

  • 〇月〇日(終日)に年次有給休暇を取得したく、ご相談です。
  • 〇月〇日(午後休/午前休/時間休)を取得したく、ご相談です。

ブロック2:調整(業務の扱い)

  • 担当案件Aは○○さんへ共有済みです。
  • 締切のある作業は前倒しで○日までに完了予定です。
  • 当日の会議Bは○○さんに代理参加をお願い済みです。

ブロック3:お願い(確認+調整可)

  • ご確認いただけますでしょうか。
  • もし難しいようでしたら別日で調整いたします。

以下に、3ブロックの完成形テンプレを置きます。

コピペ用:基本テンプレ(終日)

いつもお世話になっております。
〇〇部の〇〇です。
〇月〇日(終日)に年次有給休暇を取得したく、ご相談です。
担当案件Aは○○さんへ共有済みで、必要事項は本日中に引き継ぎ予定です。
ご確認いただけますでしょうか。問題があれば別日で調整いたします。
何卒よろしくお願いいたします。

コピペ用:半休テンプレ(午後休)

いつもお世話になっております。
〇〇部の〇〇です。
〇月〇日(午後休)を取得したく、ご相談です。
午前中の対応は行い、案件Aの連絡事項は休暇前に共有いたします。
ご確認いただけますでしょうか。難しい場合は別日で調整いたします。
よろしくお願いいたします。


理由はどこまで書くべきか(書かない・ぼかす・具体)

理由は、職場の文化と状況で最適解が変わります。
ただし、基本は「業務の扱い」を先に書いたほうが通ります。
理由は短くで十分です。

書かない場合の無難表現

私用は有給の正当な理由です。
細かい事情を共有したくないときは、書かなくて問題ない職場も多いです。

  • 私用のため、〇月〇日に年次有給休暇を取得したく存じます。
  • 所用のため、〇月〇日にお休みをいただきたく存じます。

「私用/所用」で止めると、余計な突っ込みが減ります。

ぼかす場合の言い方

少し配慮が必要な場合は、分類だけ置くと角が立ちにくいです。

  • 通院のため、〇月〇日にお休みをいただきたく存じます。
  • 家庭の都合のため、〇月〇日にお休みをいただきたく存じます。
  • 手続きのため、〇月〇日(午後休)を取得したく存じます。

ここでも詳細は書かず、業務調整を先に書くほうが安定します。

具体が必要な職場で角が立たない理由の置き方

理由を求められやすい職場では、短く具体にして終えるのが安全です。
言い訳に見えないように、目的語だけを書きます。

  • 子どもの学校行事のため、〇月〇日にお休みをいただきたく存じます。
  • 役所手続きのため、〇月〇日(午前休)を取得したく存じます。
  • 予定していた通院のため、〇月〇日にお休みをいただきたく存じます。

ポイントは、理由を長くしないことです。
「事情説明」ではなく「分類ラベル」で止めると、やり取りが増えません。


コピペOK:ケース別の有給申請メール例文

ここからは、そのまま貼って使える例文です。
社内メールを想定し、長すぎない形にしています。

必要に応じて、【部署名】【氏名】【日付】【案件名】だけ置き換えてください。


事前申請(1日・連休・半休)

1日取得のテンプレ

件名:有給休暇申請 〇月〇日【氏名】

いつもお世話になっております。
【部署】の【氏名】です。
〇月〇日(終日)に年次有給休暇を取得したく、ご相談です。
【案件名】は【引き継ぎ先】へ共有済みで、必要事項は【前日/当日午前】までに引き継ぎ予定です。
緊急の件は【連絡手段】にてご連絡ください(確認は【時間帯】になります)。
ご確認いただけますでしょうか。難しい場合は別日で調整いたします。
よろしくお願いいたします。

連休取得のテンプレ(業務影響を先に潰す)

件名:年次有給休暇取得のご相談 〇月〇日〜〇月〇日【氏名】

いつもお世話になっております。
【部署】の【氏名】です。
〇月〇日(〇)〜〇月〇日(〇)の期間で年次有給休暇を取得したく、ご相談です。
休暇前までに【期限のある業務】は【完了予定日】までに完了させます。
休暇中の対応は【引き継ぎ先】に共有済みで、【案件名】の窓口をお願いしています。
緊急時のみ【連絡手段】でご連絡ください(確認は【頻度/時間帯】になります)。
ご確認いただけますでしょうか。業務都合で難しければ日程調整いたします。
何卒よろしくお願いいたします。

午前休・午後休のテンプレ(時間帯を明記)

件名:【午後休】有給休暇申請 〇月〇日【氏名】

いつもお世話になっております。
【部署】の【氏名】です。
〇月〇日(午後休:13:00以降)を取得したく、ご相談です。
午前中は通常どおり対応し、【案件名】の引き継ぎ事項は【午前中/昼まで】に共有いたします。
休暇中の連絡は【連絡手段】にてお願いいたします(確認は【時間帯】になります)。
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

午前休にする場合は、括弧内だけ置き換えます。

(午前休:〜12:00)など、職場ルールに合わせて書きます。


当日・体調不良での申請(短く、責めない、次の連絡を置く)

当日は長文にしないほうが伝わります。
ポイントは3つです。

  • 状態(体調不良)
  • 影響(本日休む)
  • 次(代替案/次の連絡)

朝イチの最短文

件名:【本日】有給休暇取得のご相談【氏名】

おはようございます。【氏名】です。
体調不良のため、本日〇月〇日は年次有給休暇を取得したく存じます。
取り急ぎご連絡いたします。

会社によっては当日欠勤連絡を「欠勤扱い」にする場合があります。
その場合は「有給」より「本日休みます」→後で有給申請、が運用に合うこともあります。
職場ルールに合わせて文言だけ調整してください。

会議がある日の代替案つき

件名:【本日】体調不良につき休暇のご連絡【氏名】

おはようございます。【氏名】です。
体調不良のため、本日〇月〇日は休暇をいただきたく存じます。
【会議名】は【代理/別日調整】で対応します。資料は【場所】に格納済みです。
回復次第、【時刻】までに状況を改めてご連絡いたします。
申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

返信がない前提で「次の連絡」を置く

件名:【本日】休暇のご連絡【氏名】

おはようございます。【氏名】です。
体調不良のため、本日〇月〇日は休暇をいただきたく存じます。
急ぎの件は【連絡手段】にてお願いします(確認は難しい可能性があります)。
いったん【時刻】までに、回復状況を改めてご連絡します。

当日は「返事を待つ」より「次の連絡」を置くと、上司側が判断しやすくなります。


繁忙期で断られそうなとき(候補日を2つ出す)

繁忙期は、お願い口調を強めるほど逆効果になりがちです。
候補日を出して、調整の余地を先に見せたほうが通ります。

第一希望+第二希望

件名:年次有給休暇取得のご相談(候補日)【氏名】

いつもお世話になっております。
【部署】の【氏名】です。
年次有給休暇の取得についてご相談です。
第一希望:〇月〇日(終日)
第二希望:〇月〇日(終日)
【案件名】は【前倒し完了予定日】までに完了させ、休暇中の窓口は【引き継ぎ先】に共有予定です。
業務都合の良い日で調整いたしますので、ご都合を教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。

期限がある業務の扱いを先に書く

件名:年次有給休暇取得のご相談(業務調整案あり)【氏名】

いつもお世話になっております。
【部署】の【氏名】です。
〇月〇日に年次有給休暇を取得したく、ご相談です。
【締切のある業務】は【前倒し日】までに完了させます。
休暇中の対応が必要な場合は【引き継ぎ先】へ共有し、窓口をお願いする予定です。
もし当日が難しければ、代替として〇月〇日も調整可能です。
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

繁忙期のコツは、休む理由ではなく「回る形」を先に見せることです。
候補日と業務の扱いがセットになっていると、通しやすくなります。


口頭で伝えるテンプレ:対面・電話・Teams

口頭の有給申請は、丁寧さよりも分かりやすさが重要です。
情報が多いほど、上司は判断しづらくなります。

コツは、最初から「型」で言うことです。
相談→日付→調整
この順番だけ守れば、短くても通ります。


対面の切り出しは10秒でいい(相談→日付→調整)

対面は、切り出しがいちばん重いです。
長い前置きは不要です。
10秒で要点を出したほうが、空気が悪くなりません。

基本テンプレ(10秒)

  • 「いま少しだけよろしいですか。」
  • 「〇日に有給を取りたいです。業務はここまで整えます。」

この2文でほぼ足ります。
続けるなら、調整内容を一つだけ足します。

調整を一つだけ足す例

  • 「案件Aは○○さんに共有します。」
  • 「締切の作業は前日までに終わらせます。」
  • 「会議Bは代理をお願い済みです。」

理由は聞かれたら短くで十分です。
自分から長く話す必要はありません。

理由を聞かれたときの無難な返し

  • 「私用です。」
  • 「所用がありまして。」
  • 「通院の予定がありまして。」

電話・Teamsは30秒の型(要点→確認→お礼)

電話やTeamsは、相手が表情を読みにくい分、結論を先に出すほうが安全です。
30秒で終わる型にします。

30秒テンプレ(要点→確認→お礼)

  • 「お時間よろしいでしょうか。」
  • 「〇月〇日に有給を取得したいです。」
  • 「業務は○○まで整えます(引き継ぎは○○さんにします)。」
  • 「問題あれば調整します。いかがでしょうか。」
  • 「ありがとうございます。よろしくお願いします。」

口頭は理由を盛りすぎないほうが通ります。
言い訳に聞こえるリスクが出ます。

代替案は、一つだけで十分です。
候補を出しすぎると逆に迷わせます。

代替案を一つだけ添える例

  • 「難しければ翌週の〇日でも調整できます。」
  • 「会議があれば別日にずらします。」

押し返されたときの返し(調整提案に切り替える)

「その日は厳しい」
「今週は無理」
こう言われたときに、反論すると揉めます。

ここは、対立ではなく調整に切り替えます。
上司が答えやすい質問を置くのがコツです。

押し返されたときの返し(そのまま使える)

  • 「承知しました。いつなら良さそうでしょうか。」
  • 「では、業務都合の良い日を教えていただけますか。」

次に、業務の扱いを提案します。
ここでも一つだけに絞ります。

調整提案の言い方

  • 「この部分は前倒しします。」
  • 「ここは○○さんへ引き継ぎます。」
  • 「会議は代理対応にします。」

最後に、決めたことを短く復唱します。
口頭のやり取りは、ここでズレが減ります。

復唱(締めの一言)

  • 「では〇日に変更で、引き継ぎは○○までに済ませます。」
  • 「承知しました。日程は〇日で調整し、対応は○○さんに共有します。」

口頭で強いのは、結局この流れです。

  • 相談
  • 日付
  • 調整
  • 代替
  • 復唱

これを固定すると、有給申請が楽になります。


チャットで通す一言:Slack・LINE WORKS・社内DM

チャットは便利です。
一方で、短文ほど誤解が出ます。

有給申請をチャットで済ませるなら、情報を固定します。
上司が一読で判断できる形にすると、返信も早くなります。


チャットは短文ほど誤解が出るので、情報を固定する

チャット申請で入れるべき情報は3つです。
文章を丁寧にするより、抜けをなくすほうが通ります。

入れる3点(固定)

  • 取得日と時間帯(終日/午前休/午後休/時間休)
  • 業務の扱い(引き継ぎ/前倒し/代理)
  • 返信が必要か不要か(確認だけ/問題あれば連絡ください)

ここからは、コピペ用の最短テンプレです。

コピペ用:終日(上司向け)

  • 「〇/〇(終日)有給取得したいです。案件Aは○○さんに共有します。問題あれば調整します。」

コピペ用:半休(午後休)

  • 「〇/〇(午後休)取りたいです。午前中に対応を進めて、引き継ぎは昼までに共有します。問題あれば教えてください。」

コピペ用:時間休

  • 「〇/〇 15:00-17:00で時間休取りたいです。会議Bは前後で調整します。問題あれば連絡ください。」

返信不要を入れる場合(角が立ちにくい言い方)

  • 「確認だけです。難しければ調整します。」
  • 「問題なければこのまま進めます。」

「返信不要です」は人によって強く聞こえることがあります。
チャットでは、上の言い方のほうが揉めにくいです。


返信が来ないときの追いメッセージ(角が立たない)

上司が忙しいと、チャットが流れます。
その前提で、確認の文を一つ入れます。

ポイントは2つです。

  • 相手の忙しさを前提にする
  • 急かさず、次の手段に移る

角が立たない追いメッセージ(コピペ用)

  • 「お忙しいところすみません。〇/〇の有給の件、問題ありそうでしたら教えてください。なければこのまま進めます。」
  • 「念のため確認です。〇/〇(午後休)の件、難しければ別日で調整します。可能なタイミングで一言いただけると助かります。」

それでも反応がないときは、口頭フォローに寄せます。
チャットだけで完結させようとしないほうが早いです。

口頭フォローにつなぐ一文

  • 「この後お時間あるときに、口頭でも一度確認させてください。」
  • 「後ほど席で一言だけ確認させてください。」

休暇前後の一言(印象が落ちない締め方)

有給取得そのものより、前後の一言で印象が決まることがあります。
チャットで「一言だけ」置くと、関係が荒れません。

休暇前:引き継ぎ完了報告

コピペ用(休暇前)

  • 「明日〇/〇は有給です。案件Aの引き継ぎは○○さんに共有済みです。よろしくお願いします。」
  • 「本日中にタスクはここまで進めました。休暇中の窓口は○○さんにお願いしています。」

ポイントは、完了報告にすることです。
「お願いします」だけだと、相手に負担が残ります。

休暇後:お礼+状況キャッチアップ

コピペ用(休暇後)

  • 「昨日はありがとうございました。未読分を確認し、優先度高いものから対応します。」
  • 「お休み中のフォローありがとうございます。共有事項があれば教えてください。こちらでも確認します。」

休暇明けは、言い訳より行動を置くほうが好印象です。
「確認します」「対応します」で締めると、仕事が前に進みます。


NG→OKの言い換え早見表

NG短文伝わりにくい理由OK短文使う場面(メール・口頭・チャット、上司向け)
〇日に有給ください。命令っぽく見え、調整情報がない〇月〇日(終日)に年次有給休暇を取得したく、ご相談です。メール/口頭
来週休みたいです。日付が曖昧で判断できない〇月〇日(終日)に有給を取りたいです。口頭/チャット
私用で休みます。取得区分と業務影響が不明私用のため、〇月〇日に有給休暇を取得したく存じます。業務は前日までに整えます。メール
明日休みます。相談でなく事後通告に見える明日〇月〇日について、休暇取得のご相談です。難しければ別日で調整します。メール/チャット
有給お願いします。何を決めてほしいかが不明〇月〇日の有給取得についてご確認いただけますでしょうか。メール
休むのでよろしく。雑で丸投げに見える〇月〇日は有給取得予定です。案件Aは○○さんに共有済みです。チャット
仕事はたぶん大丈夫です。根拠がなく不安が残る締切のある作業は〇日までに完了予定です。残りは○○さんに引き継ぎます。口頭/メール
誰かお願いできますか。責任の所在が曖昧窓口は○○さんにお願いしています(共有済みです)。メール/チャット
連絡しないでください。強く聞こえ関係が硬くなる急ぎでなければ休暇明けに対応します。緊急のみチャットでお願いします。チャット/口頭
返信不要です。命令っぽく見えることがある確認だけです。問題があれば教えてください。チャット
なんでダメなんですか。対立構図になりやすい承知しました。いつなら良さそうでしょうか。口頭
無理ならいつでもいいです。本気度が低く見え、調整が進まないもし難しければ、候補日として〇日か〇日でも調整可能です。メール/口頭
体調悪いので休みます。連絡の次がなく、業務が止まる体調不良のため本日休暇をいただきます。回復次第、〇時までに状況をご連絡します。メール/チャット
今日は有給にします。事後処理に見えやすい本日について休暇のご相談です。会議は代理/別日で調整します。メール/チャット
引き継ぎは後でやります。段取りが未確定で不安が残る引き継ぎは本日中に共有します。資料は【場所】に格納します。メール/チャット
休み明けに見ます。相手に放置感が出る休暇明けに優先度高いものから確認し、順に対応します。チャット
休み中も対応します。休暇の意味が薄れ、期待値がずれる休暇中は基本的に対応できません。緊急のみチャットでお願いします(確認は夕方になります)。メール/チャット
すみませんが休みます。謝罪だけで判断材料がない〇月〇日に有給を取得します。業務はここまで整えます。口頭
早く返事ください。催促が強く関係が荒れやすいお忙しいところすみません。難しければ調整しますので、可能なタイミングで一言いただけると助かります。チャット/メール

FAQ:よくある質問

Q. 有給休暇の理由は書かないとだめですか?

職場ルール次第ですが、基本は「私用/所用」で十分なケースが多いです。
理由を細かく説明するほど、突っ込まれて話が長くなることもあります。

迷ったら、次の順で選ぶと揉めにくいです。

  • まず「書かない」か「私用/所用」で止める
  • 職場が理由を求める文化なら「通院」「家庭の都合」など分類だけ置く
  • 具体が必要なら「学校行事」「役所手続き」など目的語だけで終える

どの場合でも、先に書くべきは理由ではありません。
取得日+業務の扱い+連絡手段を揃えるほうが通ります。

使える一文(書かない/ぼかす)

  • 「私用のため、〇月〇日に年次有給休暇を取得したく存じます。」
  • 「家庭の都合のため、〇月〇日にお休みをいただきたく存じます。」

Q. 有給申請メールの件名は何が無難ですか?

無難なのは、用件+日付+氏名が揃っている件名です。
上司が一覧で判断しやすく、埋もれにくいです。

定番(迷ったらこれ)

  • 「有給休暇申請 〇月〇日(氏名)」
  • 「年次有給休暇申請 〇月〇日(氏名)」

調整前提(繁忙期・相談にしたい)

  • 「年次有給休暇取得のご相談 〇月〇日(氏名)」

半休や時間休は、件名で明記すると確認が減ります。

  • 「【午後休】有給休暇申請 〇月〇日(氏名)」
  • 「【時間休】有給休暇申請 〇月〇日 15:00-17:00(氏名)」

Q. 会社は有給休暇を断れますか?

現場感で言うと、「断られる」というより日程調整を求められることが多いです。

法律上は、原則として有給は取得できます。
ただし、業務に大きな支障が出る場合は、会社側が取得時季の変更を求められる仕組みがあります(時季変更権)。

揉めないコツは、正しさで押し切ることではありません。
相手が「いつならOKか」を答えやすい形にすることです。

調整に切り替える一言(そのまま使える)

  • 「承知しました。いつなら良さそうでしょうか。」
  • 「では候補日として〇日か〇日で調整できます。どちらが都合よいですか。」

業務の扱いを一つ添える

  • 「締切の作業は前倒しで完了させます。」
  • 「窓口は○○さんに共有します。」

Q. 申請メールに返信が来ないときはどうすればいいですか?

返信が来ない理由は、ほとんどが「忙しくて見落れた」です。
催促で圧をかけるより、確認しやすい文で再提示したほうが早いです。

まずは、角が立たない追いメッセージを1回だけ送ります。

追いメッセージ(メール/チャット共通)

  • 「お忙しいところ恐れ入ります。〇月〇日の有給取得の件、問題がありそうでしたらご指示ください。なければこのまま進めます。」

それでも反応がなければ、口頭で一言だけ確認します。
チャットやメールを連投すると、逆に遅くなります。

口頭フォローにつなぐ一文

  • 「後ほど席で一言だけ確認させてください。」
  • 「次の打ち合わせの冒頭で、短く確認させてください。」

重要なのは、返信を待って止まらないことです。
「問題なければ進めます」を置くと、相手も判断が楽になります。


まとめ:有給申請は型で通る。日付と段取りだけで十分

有給申請で揉めやすい原因は、言葉遣いの問題ではありません。
上司が判断できる材料が足りないことが多いです。

型を固定すれば、余計な説明がいりません。
日付と段取りだけで十分です。


今日から使う定番テンプレを1つ決める(メール・口頭・チャット)

迷ったとき用に、媒体ごとに「これだけ」を決めておくと楽になります。

メール(定番)

  • 「〇月〇日(終日)に年次有給休暇を取得したく、ご相談です。案件Aは○○さんに共有済みです。問題があれば調整いたします。」

口頭(定番)

  • 「いま少しだけよろしいですか。〇日に有給を取りたいです。業務はここまで整えます。」

チャット(定番)

  • 「〇/〇(終日)有給取りたいです。案件Aは○○さんに共有します。問題あれば調整します。」

この3つのどれか一つでも、すぐ使える状態にしておくと、申請が軽くなります。


揉めそうなときの最低ライン(取得日/業務の扱い/次の連絡)

揉めそうなときほど、入れるべき情報は増やしません。
最低ラインを守るだけで、話が前に進みます。

最低ラインはこの3つです。

  • 取得日(終日/半休/時間休も明記)
  • 業務の扱い(引き継ぎ先 or 前倒し)
  • 次の連絡(問題があれば調整/何時までに連絡する)

最低ラインの完成形(コピペ)

  • 「〇/〇(午後休)取得します。タスクは昼までに共有し、窓口は○○さんにお願いしています。難しければ別日で調整します。」

有給は、丁寧に説明し続けるほど通りやすくなるものではありません。
判断しやすい材料を先に揃えるほうが、結果的に早く通ります。

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