稟議差し戻しメール例文|角が立たない修正依頼の伝え方

稟議差し戻しメール例文|角が立たない修正依頼の伝え方 職場・ビジネス

稟議差し戻しメール例文|角が立たない修正依頼の伝え方

ぷれお
ぷれお

稟議を差し戻したいんだけど、言い方がきつく見えそうで迷うんだよね。

てんこ
てんこ

修正してほしいだけなのに、否定されたって受け取られると気まずいよね。

稟議の内容を確認していて、情報不足や添付漏れ、金額の根拠不足などに気づくことがあります。

そのようなときは、承認に進めるために差し戻しや修正依頼が必要です。

ただし、伝え方を間違えると、相手を責めているように見えたり、「やり直してください」と強く命令している印象になったりします。

稟議の差し戻し対応メールでは、否定するのではなく、承認判断に必要な確認・修正依頼として伝えることが大切です。

  • 不備があります

ではなく、

  • 承認判断にあたり、補足をお願いいたします
  • 確認したい点がございます
  • 修正後に再提出をお願いいたします

このように書くと、角を立てずに必要な修正を伝えやすくなります。

この記事で分かること
  • 稟議を差し戻すときの角が立たないメール例文
  • 修正依頼をやわらかく伝える言い換え表現
  • 差し戻し理由・修正箇所・期限の書き方
  • 上司・部下・他部署に送る場合の使い分け
  • 差し戻された側が送る再提出メールの例文

この記事では、稟議の差し戻し対応メールを、基本例文から場面別テンプレまで分かりやすく紹介します。

ワークフローのコメント欄で使える短文例、修正依頼を角なく伝える表現、差し戻された後の再提出メールもまとめています。

相手との関係を悪くせず、承認に必要な情報を整えてもらうための伝え方を確認していきましょう。

稟議を承認してもらう依頼メールの例文はこちらの記事で紹介しています。


  1. 稟議の差し戻しメールは「否定」ではなく「確認・修正依頼」として伝える
    1. 稟議を差し戻すときに大切な考え方
    2. 差し戻しメールに入れる基本項目
  2. まず使える|稟議差し戻しメールの基本例文
    1. 基本の差し戻しメール例文
    2. ワークフローコメント欄で使える短文例
    3. 急ぎで修正してほしいときの例文
  3. 場面別|稟議の差し戻し対応メール例文
    1. 情報不足で差し戻す場合
    2. 金額・見積書に不備がある場合
    3. 承認ルート・申請区分が違う場合
    4. 添付資料が不足している場合
    5. 内容は問題ないが表現・記載を整えてほしい場合
  4. 相手別|角が立たない差し戻しメールの書き方
    1. 部下・後輩に送る場合
    2. 上司・先輩に送る場合
    3. 他部署に送る場合
  5. 稟議差し戻しメールで使いやすい件名例
    1. 基本の件名例
    2. 件名で避けたい表現
  6. 修正依頼を角なく伝える言い換え表
    1. 「不備があります」をやわらかく言い換える
    2. 「やり直してください」をやわらかく言い換える
  7. 差し戻し理由を分かりやすく伝える書き方
    1. 理由は「結論→修正箇所→対応内容」の順で書く
    2. 修正箇所は箇条書きで伝える
    3. 期限を伝えるときは理由も添える
  8. 差し戻された側が送る再提出メール例文
    1. 修正後に再提出するメール例文
    2. 差し戻し理由が分からないときの確認メール例文
  9. 稟議差し戻しメールで避けたいNG表現
    1. 相手を責めているように見える言い方
    2. 指示が曖昧で修正しにくい言い方
    3. 急かしているように見える言い方
  10. よくある質問
    1. 稟議を差し戻すメールで「差し戻し」と書いてもよいですか?
    2. 差し戻し理由はどこまで書くべきですか?
    3. 差し戻しメールで期限を入れても失礼ではないですか?
    4. 上司の稟議を差し戻す場合はどう書けばよいですか?
    5. 差し戻された後の再提出メールには何を書けばよいですか?
  11. まとめ|稟議の差し戻しメールは、理由と修正箇所を具体的に伝える

稟議の差し戻しメールは「否定」ではなく「確認・修正依頼」として伝える

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稟議を差し戻すときは、相手を否定するような言い方にならないよう注意が必要です。

差し戻しは、相手を責めるためのものではありません。

承認判断に必要な情報をそろえ、稟議を正しく進めるための確認です。

そのため、「不備があります」「この内容では承認できません」と強く書くよりも、「確認したい点があります」「補足をお願いいたします」と伝える方が角が立ちにくくなります。


稟議を差し戻すときに大切な考え方

稟議の差し戻しメールで大切なのは、相手のミスを指摘することではなく、承認に進めるために必要な修正を分かりやすく伝えることです。

たとえば、次のような言い方は少し強く見えます。

  • 内容に不備があります。
  • 修正してください。

この文面だと、相手は「責められている」と感じる可能性があります。

同じ内容でも、次のように書くと印象がやわらかくなります。

  • 承認判断にあたり、確認したい点がございます。
  • お手数ですが、下記内容の追記をお願いいたします。

差し戻しメールでは、次の3点を意識しましょう。

意識すること書き方のポイント
責めない「不備」より「確認したい点」「補足のお願い」を使う
理由を伝えるなぜ修正が必要なのかを簡潔に書く
修正箇所を明確にするどこをどう直せばよいかを具体的に書く
期限を伝える必要な場合は、理由とあわせて期限を書く
相談しやすくする不明点があれば聞いてよいと添える

差し戻しの理由が曖昧だと、相手は何を直せばよいのか分かりません。

「もう少し詳しくしてください」だけではなく、どの項目に何を追記してほしいのかを伝えることが大切です。

たとえば、次のように書くと修正しやすくなります。

導入目的の欄に、現在の課題と期待される効果を追記いただけますでしょうか。

費用に関する補足が必要な場合は、次のように書けます。

承認判断にあたり、費用対効果の根拠を補足いただけますと幸いです。

期限を伝える場合も、急かす言い方は避けましょう。

月内決裁の都合上、〇月〇日までに再提出いただけますと幸いです。

このように、差し戻しメールでは「何が悪いか」ではなく、「承認に進めるために何が必要か」を伝えると、相手も受け取りやすくなります。


差し戻しメールに入れる基本項目

稟議の差し戻しメールには、必要な項目を順番に入れると分かりやすくなります。

いきなり修正点を書くのではなく、まず稟議内容を確認したことを伝えます。

そのうえで、差し戻し理由、修正してほしい箇所、期限、再提出のお願いを簡潔に書きましょう

項目書き方例
前置き稟議内容を確認いたしました
お礼ご提出いただきありがとうございます
差し戻し理由承認判断にあたり、追加で確認したい点がございます
修正箇所下記の点について追記をお願いいたします
参考情報必要に応じて、見積書や比較資料をご添付ください
期限〇月〇日までに再提出いただけますと幸いです
再提出のお願い修正後、再度ご提出をお願いいたします
相談案内不明点がございましたらお知らせください
締めお手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします

基本の流れは、次のようになります。

稟議内容を確認いたしました。
ご提出いただきありがとうございます。
承認判断にあたり、追加で確認したい点がございます。
お手数ですが、下記の点について追記をお願いいたします。

修正箇所は、箇条書きにすると分かりやすくなります。

【修正をお願いしたい点】
・導入目的の追記
・費用対効果の根拠の補足
・見積書の添付確認

期限を入れる場合は、次のように書けます。

月内決裁の都合上、〇月〇日までに再提出いただけますと幸いです。

最後は、不明点があれば相談してもらえる一文を入れると丁寧です。

不明点がございましたら、お知らせください。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

稟議の差し戻しメールは、文章を長くするよりも、修正理由と対応内容を分かりやすく整理することが大切です。

相手がすぐ直せるように、「なぜ差し戻すのか」「どこを直すのか」「いつまでに再提出してほしいのか」を明確に伝えましょう。


まず使える|稟議差し戻しメールの基本例文

稟議を差し戻すときは、理由と修正箇所を分かりやすく伝えることが大切です。

ただ「修正してください」と書くだけでは、相手がどこを直せばよいのか分かりません。

基本のメールでは、

  • 稟議内容を確認したこと
  • 差し戻し理由
  • 修正してほしい箇所
  • 再提出のお願い

を順番に書きましょう。

急ぎの場合でも、命令形ではなく依頼形にすると角が立ちにくくなります。


基本の差し戻しメール例文

まずは、稟議を差し戻すときに使いやすい基本例文です。

相手を責めるのではなく、承認判断に必要な補足として伝える形にします。

件名

稟議内容のご確認と修正依頼【〇〇の件】

本文

〇〇さん

お疲れさまです。
〇〇です。

ご提出いただいた稟議内容を確認いたしました。

承認判断にあたり、下記の点について補足をお願いしたく、差し戻しとさせていただきます。

【修正をお願いしたい点】
・導入目的の追記
・費用対効果の根拠の補足
・見積書の添付確認

お手数ですが、内容をご確認のうえ、修正後に再提出をお願いいたします。

不明点があれば、お知らせください。

よろしくお願いいたします。

この例文では、「不備があります」とは書かずに、「承認判断にあたり、補足をお願いしたい」と伝えています。

差し戻し理由をやわらかく伝えつつ、修正箇所は箇条書きで明確にしています。

修正依頼のメールでは、次の流れを意識すると作りやすくなります。

項目書き方例
確認したことご提出いただいた稟議内容を確認いたしました
差し戻し理由承認判断にあたり、下記の点について補足をお願いしたく
修正箇所【修正をお願いしたい点】として箇条書きにする
再提出依頼修正後に再提出をお願いいたします
不明点への案内不明点があれば、お知らせください
締めよろしくお願いいたします

相手がすぐ修正できるように、修正箇所はできるだけ具体的に書きましょう。

「内容を詳しくしてください」だけではなく、「導入目的」「費用対効果」「添付資料」など、どの項目を直すのかを示すことが大切です。

確認依頼メールの締めフレーズはこちらの記事も参考にしてください。


ワークフローコメント欄で使える短文例

稟議システムやワークフローのコメント欄では、メールほど長く書く必要はありません。

ただし、短文でも差し戻し理由修正箇所は分かるようにしましょう。

場面コメント例
費用対効果の補足が必要承認判断にあたり、費用対効果の根拠を追記いただきたく、差し戻しいたします。
添付資料が不足している添付資料が不足しているため、見積書を添付のうえ再提出をお願いいたします。
スケジュールを追記してほしい内容確認のため、導入スケジュールを追記いただけますでしょうか。
目的を補足してほしい導入目的と期待効果を追記のうえ、再提出をお願いいたします。
金額の内訳を確認したい金額の内訳を確認したく、費用明細の追記をお願いいたします。
承認ルートを直してほしい承認ルートをご確認のうえ、正しい区分で再提出をお願いいたします。

ワークフローコメントでは、次のような短文が使いやすいです。

承認判断にあたり、費用対効果の根拠を追記いただきたく、差し戻しいたします。

添付資料が不足している場合は、次のように書けます。

添付資料が不足しているため、見積書を添付のうえ再提出をお願いいたします。

スケジュールの補足をお願いする場合は、次の一文が自然です。

内容確認のため、導入スケジュールを追記いただけますでしょうか。

短文でも、「なぜ差し戻すのか」「何を修正してほしいのか」が入っていれば、相手は対応しやすくなります。

逆に、「修正してください」「確認お願いします」だけでは、相手が具体的な対応を判断しにくくなります。


急ぎで修正してほしいときの例文

急ぎで修正してほしい場合でも、強い言い方は避けましょう。

「本日中に必ず修正してください」「至急対応してください」と書くと、相手を急かしている印象になりやすいです。

期限を伝える場合は、理由を添えて依頼形にします。

件名

【〇月〇日まで】稟議内容の修正依頼【〇〇の件】

本文

〇〇さん

お疲れさまです。
〇〇です。

ご提出いただいた稟議内容を確認いたしました。

承認期限の都合上、恐れ入りますが〇月〇日午前中までに修正いただけますと幸いです。

【修正をお願いしたい点】
・費用対効果の根拠の追記
・見積書の添付確認

お忙しいところ恐縮ですが、修正後に再提出をお願いいたします。

不明点があれば、お知らせください。

よろしくお願いいたします。

急ぎの依頼で使いやすい一文は、次の通りです。

承認期限の都合上、恐れ入りますが〇月〇日午前中までに修正いただけますと幸いです。

月内処理が理由の場合は、次のように書けます。

月内処理の都合上、〇月〇日までに再提出いただけますと助かります。

会議提出が理由の場合は、次の表現も使いやすいです。

会議資料への反映が必要なため、〇月〇日までに修正内容をご確認いただけますでしょうか。

急ぎの差し戻しメールでは、期限だけを強く出すのではなく、なぜその期限が必要なのかを添えることが大切です。

理由があると、相手も優先度を判断しやすくなります。


場面別|稟議の差し戻し対応メール例文

稟議を差し戻す理由は、内容によってさまざまです。

情報が足りない場合もあれば、金額の根拠や添付資料、承認ルートに確認が必要な場合もあります。

大切なのは、「何が足りないのか」「どう修正すればよいのか」を具体的に伝えることです。

ここでは、よくある差し戻しの場面別に、角が立ちにくいメール例文を紹介します。


情報不足で差し戻す場合

稟議内容に情報が足りない場合は、「説明が足りません」と書くよりも、何を追記してほしいのかを具体的に伝えましょう。

承認者が判断するために必要な情報として、背景・目的・期待効果などを補足してもらう形にすると自然です。

件名

稟議内容のご確認と補足依頼【〇〇の件】

本文

〇〇さん

お疲れさまです。
〇〇です。

ご提出いただいた稟議内容を確認いたしました。

承認判断にあたり、導入背景と期待される効果について、もう少し具体的な記載をお願いいたします。

特に、下記の点を追記いただけますと幸いです。

【追記をお願いしたい点】
・現状の課題
・導入する目的
・導入後に期待される効果

お手数ですが、内容をご確認のうえ、修正後に再提出をお願いいたします。

不明点があれば、お知らせください。

よろしくお願いいたします。

情報不足で差し戻す場合は、「詳しくしてください」だけでは不十分です。

相手が修正しやすいように、追記してほしい項目を分けて書きましょう。

たとえば、次の一文も使いやすいです。

承認判断にあたり、導入背景と期待される効果について、もう少し具体的な記載をお願いいたします。

金額・見積書に不備がある場合

金額や見積書に関する差し戻しでは、相手を責める言い方にならないよう注意しましょう。

「金額がおかしいです」「見積書がありません」と書くよりも、承認判断に必要な情報として伝える方が丁寧です。

件名

稟議内容のご確認と資料追加のお願い【〇〇の件】

本文

〇〇さん

お疲れさまです。
〇〇です。

ご提出いただいた稟議内容を確認いたしました。

費用の内訳と見積書の添付が確認できませんでした。

お手数ですが、見積書を添付のうえ、金額の根拠をご記載ください。

あわせて、税込・税別の表記についてもご確認いただけますと幸いです。

【確認をお願いしたい点】
・見積書の添付
・金額の内訳
・税込・税別の明記
・費用対効果の補足

修正後、再提出をお願いいたします。

不明点があれば、お知らせください。

よろしくお願いいたします。

金額に関する指摘は、相手に強く伝わりやすい部分です。

そのため、「不備」という言葉を使いすぎず、「確認できませんでした」「ご確認いただけますと幸いです」と伝えると角が立ちにくくなります。

短く伝える場合は、次の一文が使えます。

費用の内訳と見積書の添付が確認できませんでした。
お手数ですが、見積書を添付のうえ、金額の根拠をご記載ください。

承認ルート・申請区分が違う場合

承認ルートや申請区分が違う場合は、相手のミスを責めるのではなく、社内ルール上必要な修正として伝えましょう。

「申請先が違います」とだけ書くと冷たく見えるため、正しい区分ルートもあわせて案内すると親切です。

件名

申請区分のご確認と再提出のお願い【〇〇の件】

本文

〇〇さん

お疲れさまです。
〇〇です。

ご提出いただいた稟議内容を確認いたしました。

本件は〇〇区分での申請が必要となるため、お手数ですが申請区分を修正のうえ再提出をお願いいたします。

正しい申請区分は「〇〇」となります。

あわせて、承認ルートも〇〇部門経由での申請が必要となりますので、ご確認をお願いいたします。

不明点があれば、お知らせください。

お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

承認ルートや申請区分の修正では、「正しくは何か」を明確にすることが大切です。

相手が再提出するときに迷わないよう、区分名承認先を具体的に書きましょう。

使いやすい一文は、次の通りです。

本件は〇〇区分での申請が必要となるため、お手数ですが申請区分を修正のうえ再提出をお願いいたします。

添付資料が不足している場合

稟議では、見積書や提案書、比較表、契約書案、仕様書などの添付資料が必要になることがあります。

添付資料が不足している場合は、何の資料が必要なのかを具体的に伝えましょう。

件名

添付資料の追加依頼【〇〇稟議の件】

本文

〇〇さん

お疲れさまです。
〇〇です。

ご提出いただいた稟議内容を確認いたしました。

承認判断に必要な資料として、見積書と比較表の添付をお願いいたします。

【追加をお願いしたい資料】
・見積書
・比較表
・提案書

お手数ですが、資料を添付のうえ再提出をお願いいたします。

不明点があれば、お知らせください。

よろしくお願いいたします。

添付資料の不足を伝えるときは、「資料が足りません」だけで終わらせないことが大切です。

必要な資料名を具体的に書くことで、相手がすぐ対応しやすくなります。

必要資料の例は、次の通りです。

不足している資料伝え方例
見積書承認判断に必要な資料として、見積書の添付をお願いいたします
提案書提案内容を確認するため、提案書の添付をお願いいたします
比較表他社比較の根拠として、比較表の添付をお願いいたします
契約書案契約条件確認のため、契約書案をご添付ください
仕様書仕様確認のため、仕様書の追加をお願いいたします
補足資料判断材料として、補足資料の添付をお願いいたします

短く伝える場合は、次の一文が使いやすいです。

承認判断に必要な資料として、見積書と比較表の添付をお願いいたします。

内容は問題ないが表現・記載を整えてほしい場合

稟議の内容自体は問題なくても、承認者に伝わりやすいように表現や記載を整えてほしい場合があります。

この場合は、内容を否定しないことが大切です。

「分かりにくいです」ではなく、「承認者が判断しやすいように」と目的を添えて伝えましょう。

件名

稟議内容の補足依頼【〇〇の件】

本文

〇〇さん

お疲れさまです。
〇〇です。

ご提出いただいた稟議内容を確認いたしました。

内容の方向性は問題ございません。

承認者が判断しやすいよう、導入目的と期待効果を少し補足いただけますでしょうか。

【補足をお願いしたい点】
・導入目的を一文追加
・期待効果を具体的な表現に修正
・他部署にも伝わるよう専門用語を補足

お手数ですが、内容をご確認のうえ、修正後に再提出をお願いいたします。

よろしくお願いいたします。

表現や記載を整えてほしい場合は、最初に「内容の方向性は問題ございません」と伝えると安心感があります。

そのうえで、承認者や他部署にも伝わるように補足してほしいと伝えましょう。

使いやすい一文は、次の通りです。

内容の方向性は問題ございません。
承認者が判断しやすいよう、導入目的と期待効果を少し補足いただけますでしょうか。

内容を否定せずに修正を依頼できるため、相手も受け取りやすくなります。


相手別|角が立たない差し戻しメールの書き方

稟議の差し戻しメールは、送る相手によって言い方を少し変えると、角が立ちにくくなります。

部下や後輩には、何を直せばよいかを具体的に伝えることが大切です。

上司や先輩には、「差し戻します」と強く言い切るよりも、確認依頼の形にすると自然です。

他部署に送る場合は、自部署の都合ではなく、承認手続きや社内ルールとして伝えると受け取られやすくなります。


部下・後輩に送る場合

部下や後輩に差し戻しメールを送る場合は、指摘だけで終わらせないことが大切です。

「ここが違う」「修正して」だけでは、相手が次に同じミスをしやすくなります。

どこを、どのように直せばよいのかを具体的に伝えましょう。

内容は確認しました。
承認に進めるために、費用対効果の根拠をもう少し具体的に追記してもらえると助かります。

もう少し丁寧にメールで送る場合は、次のように書けます。

件名

稟議内容の確認と修正依頼【〇〇の件】

本文

〇〇さん

お疲れさまです。
〇〇です。

稟議内容を確認しました。

全体の方向性は問題ありません。


承認に進めるために、費用対効果の根拠をもう少し具体的に追記してもらえると助かります。

【追記してほしい点】
・導入後に期待できる効果
・費用に対する根拠
・比較した選択肢があれば、その理由

修正後に再提出をお願いします。

分からないところがあれば聞いてください。

よろしくお願いします。

部下や後輩に送る場合は、強すぎる表現を避けましょう。

強く見えやすい言い方角が立ちにくい言い方
内容が足りません承認に進めるために、少し補足してもらえると助かります
ここを直してください下記の点を追記してもらえると確認しやすくなります
これでは承認できません承認判断に必要な情報をもう少し追加しましょう
ちゃんと確認してください再提出前に、添付資料もあわせて確認してもらえると安心です

部下や後輩への差し戻しは、修正依頼であると同時に、次からの稟議作成を良くする機会にもなります。

「なぜ必要なのか」を一言添えると、単なる指摘ではなく、実務上のアドバイスとして伝わりやすくなります。

修正依頼で使えるクッション言葉はこちらの記事も参考にしてください。


上司・先輩に送る場合

上司や先輩に稟議の修正をお願いする場合は、「差し戻します」と強く言いすぎない方が安心です。

確認依頼の形にして、承認手続き上必要な補足として伝えましょう。

たとえば、見積書の添付が必要な場合は、次のように書けます。

恐れ入りますが、承認手続き上、見積書の添付が必要となります。
お手数ですが、追加でご共有いただけますでしょうか。

メールで送る場合は、次のような形が使いやすいです。

件名

稟議内容に関する確認のお願い【〇〇の件】

本文

〇〇さん

お疲れさまです。
〇〇です。

ご提出いただいた稟議内容を確認いたしました。

恐れ入りますが、承認手続き上、見積書の添付が必要となります。

お手数ですが、追加でご共有いただけますでしょうか。

あわせて、金額の内訳についても確認できる資料がございましたら、ご共有いただけますと幸いです。

お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。

上司や先輩に送る場合は、次のような表現が使いやすいです。

伝えたい内容使いやすい表現
修正してほしいご確認いただけますでしょうか
添付してほしい追加でご共有いただけますでしょうか
補足してほしい補足いただけますと幸いです
再提出してほしい修正後、再度ご提出いただけますでしょうか
期限を伝えたい〇〇の都合上、〇月〇日までにご確認いただけますと幸いです

上司や先輩への差し戻しでは、「間違っています」「不足しています」と断定しすぎないことが大切です。

「承認手続き上」「申請ルール上」「確認のため」といった言葉を添えると、個人的な指摘ではなく、手続きに必要な確認として伝えられます。

上司に失礼なく確認をお願いする言い方はこちらの記事も参考にしてください。


他部署に送る場合

他部署に稟議の差し戻しメールを送る場合は、自部署の都合だけに見えないよう注意しましょう。

「こちらで確認できないので修正してください」よりも、「承認手続き上、確認が必要です」と伝える方が自然です。

また、他部署の相手には前提が共有されていない場合もあるため、修正箇所は箇条書きにすると分かりやすくなります。

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承認手続き上、下記2点の追記が必要となります。
お手数ですが、ご確認のうえ再提出をお願いいたします。

メールで送る場合は、次のように書けます。

件名

稟議内容のご確認と再提出のお願い【〇〇の件】

本文

〇〇部
〇〇様

お疲れさまです。
〇〇部の〇〇です。

ご提出いただいた稟議内容を確認いたしました。

承認手続き上、下記2点の追記が必要となります。

【追記をお願いしたい点】
・導入目的の補足
・費用対効果の根拠

お手数ですが、ご確認のうえ再提出をお願いいたします。

月内決裁の都合上、可能でしたら〇月〇日までにご対応いただけますと幸いです。

不明点がございましたら、お知らせください。

よろしくお願いいたします。

他部署に送る場合は、次の点を意識しましょう。

注意点書き方のポイント
自部署都合に見せない承認手続き上、確認が必要となります
理由を明確にする承認判断にあたり、下記情報の追記をお願いいたします
修正箇所を整理する箇条書きで2〜3点にまとめる
期限を伝える月内決裁の都合上、〇月〇日までにお願いいたします
相談しやすくする不明点がございましたら、お知らせください

他部署への差し戻しでは、丁寧さと具体性の両方が必要です。

相手がすぐ対応できるように、修正理由修正箇所期限を整理して伝えましょう。


稟議差し戻しメールで使いやすい件名例

稟議の差し戻しメールでは、件名だけで相手を責める印象にならないよう注意しましょう。

件名に「不備」「やり直し」「承認できません」と入れると、本文を読む前から強い印象になります。

基本は、確認・修正依頼・再提出依頼の形にすると自然です。


基本の件名例

稟議差し戻しメールの件名は、用件が分かることが大切です。

ただし、強く見せすぎないために、最初の連絡では「ご確認」「修正依頼」などの表現を使うと角が立ちにくくなります。

場面件名例
基本稟議内容のご確認【〇〇の件】
修正依頼稟議書の修正依頼【〇〇】
やわらかく伝える〇〇稟議に関する確認のお願い
差し戻しを明示【差し戻し】〇〇稟議の修正依頼
再提出を依頼【再提出依頼】〇〇稟議の件
急ぎ【〇月〇日まで】〇〇稟議の確認依頼

迷った場合は、次の件名が使いやすいです。

稟議内容のご確認【〇〇の件】

修正をお願いすることを件名で明確にしたい場合は、次のように書けます。

稟議書の修正依頼【〇〇】

少しやわらかく伝えたい場合は、次の件名が自然です。

〇〇稟議に関する確認のお願い

ワークフロー上、差し戻しであることを明示した方がよい場合は、件名に入れても問題ありません。

【差し戻し】〇〇稟議の修正依頼

再提出をお願いする場合は、次の件名も使えます。

【再提出依頼】〇〇稟議の件

急ぎの場合は、期限を入れると相手が優先度を判断しやすくなります。

【〇月〇日まで】〇〇稟議の確認依頼

ただし、期限を件名に入れる場合は、本文で理由も添えましょう

「月内決裁の都合上」「会議提出の都合上」など、なぜその期限が必要なのかを書くと、急かしている印象を抑えられます。


件名で避けたい表現

稟議の差し戻しメールでは、件名に強い言葉を入れすぎない方が安心です。

件名は相手が最初に見る部分です。

ここで責める印象を与えると、本文の丁寧さが伝わりにくくなります。

避けたい件名理由言い換え例
不備があります相手を責める印象になりやすい稟議内容のご確認【〇〇の件】
やり直してください命令に見えやすい稟議書の修正依頼【〇〇】
差し戻しです突き放した印象になりやすい【差し戻し】〇〇稟議の修正依頼
修正してください理由が分からず強く見える〇〇稟議に関する確認のお願い
このままでは承認できません否定が強い承認に向けた確認のお願い【〇〇の件】

たとえば、次の件名は避けた方がよいです。

不備があります

この場合は、次のように言い換えるとやわらかくなります。

稟議内容のご確認【〇〇の件】

「やり直してください」も強く見えるため、次の表現にします。

稟議書の修正依頼【〇〇】

「このままでは承認できません」と書くと、相手を否定している印象になります。

その場合は、次のようにすると自然です。

承認に向けた確認のお願い【〇〇の件】

件名では、指摘の強さよりも、用件の分かりやすさを優先しましょう。

本文で修正理由と修正箇所を具体的に伝えれば、件名を強くしなくても必要な内容は伝わります。


修正依頼を角なく伝える言い換え表

稟議を差し戻すときは、同じ内容でも言い方によって印象が大きく変わります。

「不備があります」「間違っています」と書くと、相手を責めているように見える場合があります。

修正してほしい内容は明確にしつつ、表現は「確認」「補足」「再提出のお願い」に置き換えると、角が立ちにくくなります。


「不備があります」をやわらかく言い換える

稟議の修正依頼では、「不備」という言葉を使いすぎない方が安心です。

内容に足りない部分がある場合でも、承認に進めるための確認として伝えると、相手も受け取りやすくなります。

避けたい表現言い換え
不備があります確認したい点がございます
間違っています一部内容の確認をお願いいたします
説明が足りません承認判断にあたり、補足をお願いいたします
資料がありません添付資料の追加をお願いいたします
この内容では承認できません承認に進めるため、下記内容の修正をお願いいたします
金額の根拠が分かりません金額の根拠について補足いただけますでしょうか
内容が分かりにくいです承認者が判断しやすいよう、記載の補足をお願いいたします

たとえば、「不備があります」と書く代わりに、次のように伝えます。

承認判断にあたり、確認したい点がございます。

説明が足りない場合は、次の一文が使いやすいです。

承認判断にあたり、補足をお願いいたします。

資料が足りない場合は、次のように書けます。

添付資料の追加をお願いいたします。

大切なのは、相手を否定するのではなく、承認に必要な情報を整えるための依頼として伝えることです。

「この内容では承認できません」と言い切るよりも、次のように書く方が丁寧です。

承認に進めるため、下記内容の修正をお願いいたします。

そのうえで、修正してほしい内容を箇条書きにすると、相手が対応しやすくなります。

【確認をお願いしたい点】
・導入目的の補足
・費用対効果の根拠
・見積書の添付

やわらかい表現にするだけでなく、修正箇所を具体的に示すことが重要です。


「やり直してください」をやわらかく言い換える

「やり直してください」は、意味は分かりやすいものの、相手に強く伝わりやすい表現です。

稟議の差し戻しでは、「修正後に再提出をお願いします」「下記の点について追記をお願いします」のように、依頼形にすると自然です。

避けたい表現言い換え
やり直してください修正後に再提出をお願いいたします
もう一度出してください内容をご確認のうえ、再提出をお願いいたします
修正してください下記内容の修正をお願いいたします
再申請してください修正後、再申請をお願いいたします
すぐ直してください〇月〇日までに修正いただけますと幸いです
確認してください下記の点についてご確認をお願いいたします

そのまま使いやすい一文は、次の通りです。

お手数ですが、下記内容をご確認のうえ、修正後に再提出をお願いいたします。

追記をお願いする場合は、次のように書けます。

承認に進めるため、下記の点について追記いただけますでしょうか。

再申請が必要な場合は、次の一文が自然です。

お手数ですが、修正後に再申請をお願いいたします。

確認依頼として伝えたい場合は、次のようにします。

下記の点についてご確認いただけますと幸いです。

修正依頼では、やわらかくしすぎて用件が曖昧になるのも避けたいところです。

「お手すきの際に」だけでは、いつまでに何を直せばよいのか分かりません。

必要に応じて、期限もあわせて伝えましょう。

月内決裁の都合上、〇月〇日までに修正後の再提出をお願いいたします。

角が立たない修正依頼にするには、表現をやわらかくするだけでなく、理由・修正箇所・対応内容を明確にすることが大切です。


差し戻し理由を分かりやすく伝える書き方

稟議を差し戻すときは、理由の伝え方が重要です。

理由が曖昧だと、相手は何を直せばよいのか分かりません。

一方で、理由だけを強く書くと、責めているように見える場合があります。

差し戻し理由は、

  • 結論
  • 修正箇所
  • 対応内容

の順で整理すると、相手が対応しやすくなります。


理由は「結論→修正箇所→対応内容」の順で書く

差し戻し理由を書くときは、最初になぜ差し戻すのかを伝えます。

次に、どこを修正してほしいのかを書きます。

最後に、どう直してほしいのか、いつまでに必要なのか、参考資料があるのかを添えると分かりやすくなります。

書く順番内容書き方例
結論なぜ差し戻すのか承認判断にあたり、〇〇の情報が不足しているため、差し戻しとさせていただきます
修正箇所どこを直すのか下記の点をご確認ください
対応内容どう直すのか修正後に再提出をお願いいたします
期限いつまでに必要か〇月〇日までに再提出いただけますと幸いです
参考資料何を見ればよいか必要に応じて、見積書や比較資料をご添付ください

そのまま使いやすいミニテンプレは、次の通りです。

承認判断にあたり、〇〇の情報が不足しているため、差し戻しとさせていただきます。
下記の点をご確認のうえ、修正後に再提出をお願いいたします。

たとえば、導入目的の説明が足りない場合は、次のように書けます。

承認判断にあたり、導入目的の記載が不足しているため、差し戻しとさせていただきます。
現状の課題と導入後に期待される効果を追記のうえ、再提出をお願いいたします。

費用の根拠が不足している場合は、次の表現が使いやすいです。

承認判断にあたり、費用対効果の根拠を確認したく存じます。
金額の算出根拠を追記のうえ、再提出をお願いいたします。

差し戻し理由は、長く説明しすぎる必要はありません。

ただし、

  • なぜ
  • どこを
  • どう直すか

は必ず入れましょう。

この3点があると、相手が迷わず修正できます。


修正箇所は箇条書きで伝える

修正箇所が複数ある場合は、1文で長く書かず、箇条書きにしましょう。

文章でまとめて書くと、相手が修正項目を見落としやすくなります。

該当ページや項目名が分かる場合は、項目名も入れると親切です。

【修正をお願いしたい点】
・導入目的:現状の課題を追記
・費用対効果:金額の算出根拠を補足
・添付資料:見積書を追加

このように書くと、相手はどこを直せばよいかすぐ分かります。

修正箇所を伝えるときは、次の形が使いやすいです。

修正箇所書き方例
導入目的現状の課題と導入目的を追記してください
費用対効果金額の算出根拠を補足いただけますでしょうか
添付資料見積書の添付をお願いいたします
スケジュール導入予定時期を追記してください
承認ルート申請区分と承認ルートをご確認ください
比較情報他案との比較理由を補足してください

たとえば、次のように書けます。

【修正をお願いしたい点】
・導入目的:現在の課題と導入理由を追記
・費用対効果:見積金額の根拠を補足
・添付資料:見積書と比較表を追加

修正箇所を箇条書きにすると、差し戻す側も伝え漏れを防ぎやすくなります。

また、差し戻された側も修正後の確認がしやすくなります。

「修正してください」だけで終わらせず、項目ごとに対応内容を分けて伝えましょう。


期限を伝えるときは理由も添える

差し戻しメールで期限を伝えること自体は失礼ではありません。

ただし、「今日中に出してください」「至急お願いします」だけだと、急かしている印象になりやすいです。

期限を入れる場合は、なぜその日までに必要なのかを添えましょう。

期限を入れる理由書き方例
決裁期限決裁期限の都合上、〇月〇日までに再提出いただけますと幸いです
会議提出会議資料への反映が必要なため、〇月〇日までにご対応いただけますでしょうか
発注期限発注手続きの都合上、〇月〇日までに再提出をお願いいたします
月内処理月内処理の都合上、〇月〇日までに再提出いただけますと幸いです
予算申請予算申請の締切があるため、〇月〇日までにご確認いただけますと助かります

使いやすい一文は、次の通りです。

月内決裁の都合上、〇月〇日までに再提出いただけますと幸いです。

会議提出がある場合は、次のように書けます。

会議資料への反映が必要なため、〇月〇日までに修正内容をご確認いただけますでしょうか。

発注期限がある場合は、次の一文が自然です。

発注手続きの都合上、〇月〇日までに再提出をお願いいたします。

期限を伝えるときは、命令形を避けることが大切です。

「必ず出してください」ではなく、「再提出いただけますと幸いです」「ご確認いただけますでしょうか」と書くと、角が立ちにくくなります。

期限の理由を添えることで、相手も優先度を判断しやすくなります。

催促に見えない進捗確認メールの書き方はこちらの記事も参考にしてください。


差し戻された側が送る再提出メール例文

稟議を差し戻された側は、修正後に再提出する際のメールも丁寧に書くことが大切です。

再提出メールでは、

  • 指摘へのお礼
  • 修正したこと
  • 修正箇所
  • 再確認のお願い

を簡潔に伝えます。

差し戻し理由が分からない場合は、責めるように聞くのではなく、再提出に向けて確認したいという形で質問しましょう。


修正後に再提出するメール例文

修正後に再提出するメールでは、まず確認してもらったことへのお礼を伝えます。

そのうえで、どこを修正したのかを箇条書きにすると、相手が再確認しやすくなります。

件名

【再提出】〇〇稟議の件

本文

〇〇さん

お疲れさまです。
〇〇です。

先日は稟議内容をご確認いただき、ありがとうございました。

ご指摘いただいた点を修正し、再提出いたします。

【修正内容】
・費用対効果の根拠を追記
・見積書を添付
・導入スケジュールを修正

お手数をおかけしますが、再度ご確認のほどよろしくお願いいたします。

この例文では、修正したことを簡潔に伝えています。

差し戻しを受けた後の再提出メールでは、「直しました」だけでなく、何を直したのかまで書くと親切です。

承認依頼まで入れたい場合は、次の一文を加えます。

内容に問題がないようでしたら、承認に進めていただけますと幸いです。

より丁寧にする場合は、次のようにも書けます。

ご確認いただいた内容をもとに、該当箇所を修正いたしました。
お手数をおかけしますが、再度ご確認をお願いいたします。

修正箇所は、次のように整理すると分かりやすくなります。

修正内容書き方例
費用対効果を追記した費用対効果の根拠を追記いたしました
見積書を添付した見積書を添付いたしました
スケジュールを修正した導入スケジュールを修正いたしました
申請区分を変更した申請区分を〇〇に修正いたしました
補足資料を追加した比較表を追加添付いたしました

再提出メールは長くしすぎる必要はありません。

相手が確認しやすいように、修正した箇所を明記して送ることが大切です。


差し戻し理由が分からないときの確認メール例文

差し戻し理由が分からない場合は、感情的に聞かないようにしましょう。

「どこが悪いですか」「何を直せばいいですか」と聞くと、相手を責めているように見える場合があります。

再提出に向けて修正箇所を正確に把握したい、という形で確認すると丁寧です。

件名

稟議差し戻し内容の確認【〇〇の件】

本文

〇〇さん

お疲れさまです。
〇〇です。

差し戻し内容を確認いたしました。

修正箇所を正確に把握したく、どの点を補足すべきかご教示いただけますでしょうか。

再提出に向けて、必要な修正内容を確認させていただけますと幸いです。

お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

短く確認する場合は、次の一文が使いやすいです。

差し戻し内容を確認いたしました。
修正箇所を正確に把握したく、どの点を補足すべきかご教示いただけますでしょうか。

もう少しやわらかく聞く場合は、次のように書けます。

再提出に向けて内容を整えたく、修正すべき箇所についてご確認させていただけますでしょうか。

ワークフローのコメントで短く聞くなら、次の表現も使えます。

再提出に向けて確認したく、補足が必要な箇所をご教示いただけますでしょうか。

差し戻し理由を確認するときは、相手の指摘を否定しないことが大切です。

「修正するために正確に確認したい」という姿勢で聞くと、角が立ちにくくなります。

差し戻し理由を確認するときの聞き方はこちらの記事も参考にしてください。


稟議差し戻しメールで避けたいNG表現

稟議の差し戻しメールでは、内容が正しくても、言い方によって相手に強く伝わることがあります。

特に避けたいのは、

  • 相手を責めているように見える表現
  • 修正内容が曖昧な表現
  • 急かしているように見える表現

です。

差し戻しは、相手を否定するためではありません。

承認に進めるために、必要な情報を整えてもらうための連絡です。


相手を責めているように見える言い方

稟議内容に不足がある場合でも、相手を責めるような言い方は避けましょう。

「不十分です」「不備が多いです」と書くと、修正依頼ではなく否定のように受け取られる場合があります。

NG表現OK表現
内容が不十分です承認判断にあたり、補足をお願いいたします
このままでは承認できません承認に進めるため、下記内容の修正をお願いいたします
不備が多いです確認したい点がございます
ちゃんと確認してくださいお手数ですが、下記内容をご確認ください
説明が足りません承認者が判断しやすいよう、補足いただけますでしょうか
資料がありません添付資料の追加をお願いいたします

たとえば、次のように書くと強く見えやすくなります。

内容が不十分です。
修正してください。

この場合は、次のように言い換えると自然です。

承認判断にあたり、補足をお願いいたします。
お手数ですが、下記内容をご確認ください。

「このままでは承認できません」と伝えたい場合も、言い方を変えましょう。

承認に進めるため、下記内容の修正をお願いいたします。

相手を責めずに伝えるには、「何が悪いか」よりも「承認に必要なこと」を書くのがポイントです。


指示が曖昧で修正しにくい言い方

差し戻しメールでは、やわらかい表現にすることも大切ですが、曖昧すぎる表現は避けましょう。

「もう少し詳しくしてください」「修正してください」だけでは、相手が何を直せばよいのか分かりません。

修正箇所と対応内容を具体的に書くことが大切です。

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NG表現OK表現
もう少し詳しくしてください導入目的の欄に、現状の課題を追記してください
修正してください費用対効果の算出根拠を補足いただけますでしょうか
分かりにくいです承認者が判断しやすいよう、比較表の追記をお願いいたします
追加してください添付資料として見積書を追加してください
内容を見直してください申請区分と承認ルートをご確認ください
説明を足してください導入後に期待される効果を追記いただけますでしょうか

たとえば、次のような表現は避けた方が安心です。

もう少し詳しくしてください。

この場合は、何を詳しくすればよいのかを明記します。

導入目的の欄に、現状の課題を追記してください。

費用面の補足が必要な場合は、次のように書けます。

費用対効果の算出根拠を補足いただけますでしょうか。

添付資料が不足している場合は、次の一文が使いやすいです。

添付資料として見積書を追加してください。

差し戻しメールでは、相手がすぐ対応できるように書くことが大切です。

やわらかい表現にしつつ、修正箇所は具体的に示しましょう。


急かしているように見える言い方

急ぎで再提出してほしい場合でも、強い言葉を使いすぎると角が立ちます。

「すぐ」「必ず」「至急」だけを前面に出すと、相手を急かしているように見える場合があります。

期限を伝えるときは、理由を添えて依頼形にしましょう。

NG表現OK表現
すぐ修正してください決裁期限の都合上、〇月〇日までに再提出いただけますと幸いです
今日中に必ず出してください恐れ入りますが、本日中に修正可否をご確認いただけますでしょうか
至急対応してくださいお忙しいところ恐縮ですが、可能な範囲で早めにご対応いただけますと助かります
早く再提出してください月内処理の都合上、〇月〇日までに再提出をお願いいたします
今すぐ確認してください会議提出の都合上、〇月〇日までにご確認いただけますと幸いです
必ず期限までにお願いします発注手続きの都合上、〇月〇日までにご対応いただけますでしょうか

急ぎで伝える場合は、次の一文が使いやすいです。

決裁期限の都合上、〇月〇日までに再提出いただけますと幸いです。

本日中に確認してほしい場合は、次のように書くとやわらかくなります。

恐れ入りますが、本日中に修正可否をご確認いただけますでしょうか。

相手の状況にも配慮したい場合は、次の表現が自然です。

お忙しいところ恐縮ですが、可能な範囲で早めにご対応いただけますと助かります。

期限を伝えること自体は問題ありません。

ただし、理由を添えずに急かすと強く見えやすくなります。

「決裁期限の都合上」「月内処理の都合上」「会議提出の都合上」など、なぜ急ぐのかを添えて伝えましょう。


よくある質問

稟議の差し戻しメールでは、言葉選びや伝える範囲で迷うことがあります。

特に、「差し戻し」とはっきり書いてよいのか、理由をどこまで書くべきか、期限を入れても失礼ではないかは、悩みやすいポイントです。

ここでは、稟議の差し戻し対応でよくある疑問に答えていきます。


稟議を差し戻すメールで「差し戻し」と書いてもよいですか?

社内ルール上、「差し戻し」という表現を使う必要がある場合は、メールやワークフローコメントに書いて問題ありません。

ただし、角を立てたくない場合は、件名でいきなり「差し戻し」と強く出すよりも、「確認」「修正依頼」「再提出のお願い」といった表現を使うとやわらかくなります。

たとえば、件名は次のようにできます。

稟議内容のご確認【〇〇の件】

修正依頼であることを明確にしたい場合は、次の件名も使えます。

稟議書の修正依頼【〇〇】

本文では、差し戻す理由を明確にしましょう。

承認判断にあたり、確認したい点がございます。
お手数ですが、下記内容の修正をお願いいたします。

「差し戻し」と書くこと自体が悪いわけではありません。

大切なのは、相手を責める言い方にせず、承認に進めるための確認として伝えることです。


差し戻し理由はどこまで書くべきですか?

差し戻し理由は、相手が修正できる程度には具体的に書きましょう。

「不十分です」「修正してください」だけでは、相手が何を直せばよいのか分かりません。

差し戻し理由を書くときは、次の3つを分けると整理しやすくなります。

項目書く内容
理由なぜ差し戻すのか
修正箇所どの項目を直してほしいのか
対応内容何を追加・修正してほしいのか

たとえば、次のように書くと分かりやすくなります。

承認判断にあたり、導入目的の記載を補足いただきたく、差し戻しとさせていただきます。
導入目的の欄に、現状の課題と期待される効果を追記いただけますでしょうか。

修正箇所が複数ある場合は、箇条書きにしましょう。

【修正をお願いしたい点】
・導入目的:現状の課題を追記
・費用対効果:金額の算出根拠を補足
・添付資料:見積書を追加

理由を具体的に書くことで、差し戻された側も迷わず再提出しやすくなります。


差し戻しメールで期限を入れても失礼ではないですか?

差し戻しメールに期限を入れること自体は、失礼ではありません。

決裁期限や会議提出、月内処理などがある場合は、期限を明記した方が相手も優先度を判断しやすくなります。

ただし、「今日中に必ず出してください」「至急修正してください」のような命令形は避けましょう。

期限を伝えるときは、理由を添えて依頼形にします。

月内決裁の都合上、〇月〇日までに再提出いただけますと幸いです。

会議提出が理由の場合は、次のように書けます。

会議資料への反映が必要なため、〇月〇日までに修正内容をご確認いただけますでしょうか。

決裁期限がある場合は、次の表現も使いやすいです。

決裁期限の都合上、恐れ入りますが〇月〇日までに再提出をお願いいたします。

期限を入れるときは、「なぜその日までに必要なのか」を一緒に書くと、急かしている印象を抑えられます。


上司の稟議を差し戻す場合はどう書けばよいですか?

上司や先輩の稟議を差し戻す場合は、「差し戻します」と強く言い切らない方が安心です。

確認依頼の形にして、承認手続き上必要な補足として伝えましょう。

たとえば、見積書の添付が必要な場合は、次のように書けます。

恐れ入りますが、承認手続き上、見積書の添付が必要となります。
お手数ですが、追加でご共有いただけますでしょうか。

申請ルールに関する修正であれば、次のように書きます。

申請ルール上、〇〇区分での提出が必要となります。
恐れ入りますが、申請区分をご確認いただけますでしょうか。

上司に送る場合は、相手のミスを指摘するのではなく、手続き上必要な確認として伝えることが大切です。

「確認をお願いいたします」「ご共有いただけますでしょうか」「補足いただけますと幸いです」など、丁寧な敬語を使うと自然です。


差し戻された後の再提出メールには何を書けばよいですか?

差し戻された後の再提出メールには、

  • 指摘へのお礼
  • 修正した内容
  • 添付・追記した資料
  • 再確認のお願い

を書きます。

承認に進めてほしい場合は、最後に承認依頼の一文を添えてもよいでしょう。

基本の流れは次の通りです。

項目書き方例
お礼稟議内容をご確認いただき、ありがとうございました
修正したことご指摘いただいた点を修正いたしました
修正内容費用対効果の根拠を追記いたしました
添付資料見積書を添付いたしました
再確認依頼再度ご確認のほどよろしくお願いいたします
承認依頼問題がなければ、承認に進めていただけますと幸いです

そのまま使える例文は、次の通りです。

先日は稟議内容をご確認いただき、ありがとうございました。
ご指摘いただいた点を修正し、再提出いたします。

【修正内容】
・費用対効果の根拠を追記
・見積書を添付
・導入スケジュールを修正

お手数をおかけしますが、再度ご確認のほどよろしくお願いいたします。

再提出メールでは、「修正しました」だけで終わらせず、どこを直したのかを明記すると親切です。

確認する側も、修正箇所を把握しやすくなります。


まとめ|稟議の差し戻しメールは、理由と修正箇所を具体的に伝える

稟議の差し戻しメールは、相手を否定するための連絡ではありません。

承認に進めるために、足りない情報や確認したい点を整えてもらうための連絡です。

そのため、「不備があります」「この内容では承認できません」と強く伝えるよりも、「確認したい点がございます」「承認判断にあたり、補足をお願いいたします」と書く方が角が立ちにくくなります。

差し戻しメールで大切なのは、次の3つです。

ポイント書き方のコツ
理由を明確にするなぜ差し戻すのかを簡潔に伝える
修正箇所を具体的にするどこを直すのかを箇条書きで示す
期限を伝える必要な場合は、理由とあわせて期限を書く

修正箇所が複数ある場合は、文章で長く書かず、箇条書きにしましょう。

【修正をお願いしたい点】
・導入目的:現状の課題を追記
・費用対効果:金額の算出根拠を補足
・添付資料:見積書を追加

このように整理すると、相手も何を直せばよいのか分かりやすくなります。

期限を入れる場合は、急かす言い方を避けることも大切です。

月内決裁の都合上、〇月〇日までに再提出いただけますと幸いです。

「今日中に必ず出してください」ではなく、決裁期限・会議提出・月内処理などの理由を添えて、依頼形で伝えましょう。

また、差し戻された側が再提出する場合は、修正した内容を明記すると丁寧です。

ご指摘いただいた点を修正し、再提出いたします。

【修正内容】
・費用対効果の根拠を追記
・見積書を添付
・導入スケジュールを修正

稟議の差し戻し対応では、言葉をやわらかくするだけでなく、相手がすぐ修正できるように伝えることが重要です。

「理由」「修正箇所」「対応内容」「期限」を整理して伝えれば、相手との関係を悪くせず、承認に必要な情報を整えてもらいやすくなります。

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