夫・妻がスマホばかりで寂しいときの伝え方|話を聞いてほしい例文

話してるのにずっとスマホを見られると、もう話すのをやめようかなってなるんだよね。

でも、聞いてほしい気持ちは残るよね。「スマホやめて」って言うと、けんかになりそうだし。
夫や妻がスマホばかり見ていると、隣にいても話しかけづらくなることがあります。
一度の生返事なら気にならなくても、話すたびに画面を見ていると、「自分との会話は後回しなのかな」と寂しくなるものです。だからといって、黙って我慢するのもつらいでしょう。
そんなときは、話を聞いてほしい時間と、してほしいことを短く伝えるところから始められます。
「少し話したいことがあるんだけど、今から5分、スマホを置いて聞いてもらえる?」
ただ、寂しさを伝えたい日と、家事・育児が重なって困っている日では、必要なお願いが違います。「聞いてるよ」「あとで」と返されたときにも、言葉を続けたい場面があります。
夫・妻がスマホばかり見るときの一言例文【早見表】
今、困っている場面に近い言葉を選んでみてください。
「スマホばかり」と感じるときでも、話を聞いてほしいのか、一緒に考えてほしいのか、家事を分担してほしいのかによって、お願いの形は変わります。
| 場面 | そのまま使える一言 |
|---|---|
| 今、話を聞いてほしい | 「今から5分、スマホを置いて話を聞いてもらえる?」 |
| 一緒にいるのに寂しい | 「今日はあまり話せなくて寂しかった。少し話したいな」 |
| 食事中にスマホを見ている | 「食べている間は、お互いにスマホを置いて話さない?」 |
| 大切な相談をしたい | 「相談したいことがあるんだけど、いつなら落ち着いて話せる?」 |
| 家事・育児が重なって困っている | 「夕食を作る間、子どもの見守りをお願いできる?」 |
| 直接は切り出しにくい | 「今日、少し話す時間を作りたい。夕食のあとならどうかな?」 |
「5分」は、時間の見通しを伝えるための一例です。長くなりそうな相談なら、最初から必要な時間を伝えて構いません。
ジブラルタ生命の「家族愛に関する調査2024」では、20~69歳の既婚男女4,700人の回答で、配偶者・パートナーにイライラすることとして「スマホばかり見ている」が18.1%で最多でした。2024年10月に実施されたインターネット調査の結果です。
出典:netasia.co.jp
一方で、スマホを使う事情や、心地よい会話の量は二人によって異なります。自分が困っている場面を一つ挙げると、何を話し合いたいのかが具体的になります。
話を聞いてほしい気持ちを伝える3つのポイント
「スマホを置いて」と言えば、気持ちまで伝わるように思えるかもしれません。
けれど、相手が受け取ったのは「今していることをやめて」という要求だけで、寂しさや相談の大切さは伝わっていない場合があります。何に困っていて、どうしてほしいのかを一言ずつ補います。

今話せるかを確かめ、難しければ時間を決める
スマホを見ている相手に話し始める前に、今聞ける状態かを確かめます。
「今、少し話せる? 今日あったことを聞いてほしいんだ」
仕事の返信中などで難しそうなら、話せる時間を相談しましょう。
「返信が終わってからで大丈夫。何時ごろなら話せそう?」
待てる話なら、相手の用事が一区切りついてから話す方法もあります。ただ、「また今度」のまま予定が立たないと、待つ側には不満が残ります。
今は難しい場合も、いつ話すかまで決めておくと、もう一度切り出す負担を減らせます。
急ぐ用件なら、その理由を先に伝えます。
「明日の予定を今日中に返事したいから、今この件だけ確認できる?」
「寂しい」「困っている」と自分の気持ちを短く伝える
「いつもスマホばかり」と言いたくなるのは、何度も同じ思いをしているからかもしれません。
ただ、「いつも」と言われると、相手は「昨日は見ていなかった」と反論することがあります。そうなると、今聞いてほしい気持ちから話がそれてしまいます。
今起きたことと、そのときの気持ちを組み合わせます。
| 言い合いになりやすい表現 | 希望が分かる言い換え例 |
|---|---|
| 「いつもスマホばっかり」 | 「さっき話している間も画面を見ていて、寂しかった」 |
| 「私のこと、どうでもいいんでしょ」 | 「一緒にいるときは、少し話す時間がほしい」 |
| 「普通、食事中にスマホは見ないよ」 | 「食べている間は、スマホを置いて話せたらうれしい」 |
| 「何もしてくれないよね」 | 「今、夕食の準備と子どもの世話が重なって困っている」 |
The Gottman Instituteも、不満を伝える際に、自分の感情、具体的な状況、望むことを示す方法を紹介しています。同機関の解説では、この方法で問題の解決が保証されるわけではないことも示されています。
出典:www.gottman.com
「私は、あなたが自分勝手だと思う」では、主語を変えても相手への評価が残ります。「寂しい」「困っている」「話せなくて残念だった」と、自分に起きている気持ちを伝えます。
スマホを置いてほしい時間と、してほしいことを具体的に頼む
「ちゃんと聞いて」の「ちゃんと」は、人によって受け取り方が違います。
画面を見ながら相づちを打てば聞いているつもりの人もいれば、操作を止めてもらわないと話しづらい人もいます。希望する行動まで言葉にしましょう。
「この相談が終わるまでは、スマホを置いて聞いてもらいたい」
「今日は答えを出してほしいわけではなくて、まず最後まで話を聞いてほしいんだ」
一度に「スマホをやめて、家事もして、もっと優しくして」と重ねると、何から応じればよいのか分かりにくくなります。
今、特に必要なお願いを一つ伝えます。ほかにも話し合いたいことがある場合は、別に時間を取って構いません。
【場面別】スマホばかり見る夫・妻への伝え方
同じ「話を聞いてほしい」でも、夕食の雑談と大事な相談では、求める聞き方が違います。
夫に伝える場合も、妻に伝える場合も、目の前の場面に合わせて言葉を選べます。
食事中はスマホを置いて会話したいとき
食事中は、今日あったことを話したい人もいれば、動画を見ながら休みたい人もいます。希望が違うときは、二人で過ごす食事の時間をどう使いたいか伝えます。
「今日、ちょっと聞いてほしいことがあったんだ。食べている間はスマホを置いて話さない?」
何度かお願いしている場合には、繰り返している状況も添えます。
「この前も話したけど、夕食中に話しかけても返事が少ないと寂しい。二人で食べるときは、スマホを置くことにしない?」
自分も通知を見ることがあるなら、「私も置くね」と伝えます。二人に共通する約束にするときは、相手も納得しているかを確かめましょう。
寝る前やくつろぐ時間に寂しさを伝えたいとき
一日が終わるころになって、「今日もほとんど話せなかった」と気づくことがあります。
その気持ちは伝えて構いません。ただ、眠りかけている相手に長い話を始めると、聞く余裕がない場合もあります。
「今日はあまり話せなくて寂しかった。まだ眠くなければ、少し話せる?」
今は難しそうなら、翌日の時間を相談します。
「今日は疲れているんだね。明日は夕食のあとに、少し二人で話したいな」
「話せない日は我慢する」と決めてしまう前に、話せる時間を一緒に探します。
気持ちを言葉にするのが難しい場合は、寂しい気持ちをやわらかく伝える言い方も参考になります。
大事な相談や、ただ聞いてほしい話があるとき
相談のつもりで話したのに、相づちだけで終わる。聞いてほしかっただけなのに、すぐ助言が始まる。
こうした行き違いには、話す目的を先に伝える方法があります。
一緒に考えてほしいとき
「来月の出費について、一緒に考えたいことがあるんだ。落ち着いて話せる時間を取りたいんだけど、今夜はどう?」
まず気持ちを聞いてほしいとき
「今日、仕事で少し落ち込むことがあったんだ。今はまず、最後まで話を聞いてもらえる?」
途中で必要なことが変わったら、「ここからは意見を聞かせてほしい」と伝えても大丈夫です。
家事・育児中にスマホを見ていて困っているとき
料理をしながら子どもの様子を見ている。その隣で相手がスマホを見ていると、寂しさに加えて、負担の偏りも気になります。
この場面では、担当してほしいことを具体的に伝えます。
「今から夕食を作るから、できあがるまではスマホを置いて、子どもの見守りをお願いできる?」
家事なら、作業を明確にします。
「私はお風呂の準備をするから、食器洗いをお願いしたい」
毎回頼まなければ動いてもらえない場合は、依頼する側の負担も話し合う必要があります。
「そのつどお願いするのも負担になっているから、夕食後の片づけは担当としてお願いしたい。続けられそうか、一度相談したいんだ」
お願いの言い方と、家事・育児の分担は、両方とも大切です。
担当を決める相談には、夫婦で家事分担を話し合う言い方も使えます。
休日や外出先で二人の時間を過ごしたいとき
一緒に出かけていても、相手が画面を見続けていると、何のために来たのか分からなくなることがあります。
まずは、今一緒にしたいことを伝えます。
「せっかく一緒に来たから、少しスマホをしまって景色を楽しみたいな」
「写真を撮ったら、少し話しながら歩かない?」
急ぎの連絡があるなら、終わってから一緒に過ごす時間を作れるか相談します。「あとで」が続く場合は、具体的な時間を確認しましょう。
直接言いにくいときに送るLINEの短文例
顔を見て話すと、思っていたより強い口調になることがあります。
言葉を落ち着いて選びたいときは、LINEで気持ちや話す時間の希望を伝える方法もあります。送る前に、相手にお願いしたいことが一つにまとまっているかを確かめましょう。

話す時間を作ってほしいときのLINE
長い相談を始める前に、話せる時間を確認します。
今日、少し相談したいことがあるんだけど、夕食のあとに時間を取れそう?
そのときは、お互いにスマホを置いて話したいな。
相手から「今日は難しい」と返ってきたら、別の日を相談できます。
分かった。明日の夜ならどうかな?
今週中に一緒に考えておきたいことなんだ。
「話がある」だけで終わらせず、「予定の相談」「最近の会話のこと」など、差し支えない範囲で用件を添えると、相手も準備できます。
スマホばかりで寂しい気持ちを伝えるLINE
最近の具体的な場面と、これからの希望を短くまとめます。
昨日の夜、話しかけたときもスマホを見ていて、少し寂しかった。
今夜は少しスマホを置いて、今日あったことを話せたらうれしいな。
すぐに返事がなくても、気持ちを追加で送り続けると、何に返事をすればよいか分かりにくくなります。
話す時間の相談なら、相手が返せる時間まで待ちます。急いで返答が必要な用件には、必要な時刻と理由を添えましょう。
強く言ってしまったあとに伝え直すLINE
強い口調を謝りたいときも、伝えたかった希望は残せます。
さっきは「スマホばっかり」と強く言ってごめんね。
話しかけても返事が少なくて、寂しかったんだ。
落ち着いてから、少し話す時間を作れるかな?
「全部私が悪かった」とまとめると、何に困っていたのかが伝わらないままになることがあります。
謝りたいのが言い方なら、その点を具体的に謝ります。話を聞いてほしいという希望まで取り下げる必要はありません。
伝えたあとに言い返された・変わらないときの返し方
言葉を選んで頼んでも、すぐにスマホを置いてもらえるとは限りません。
「聞いてるよ」「あとで」と返されたとき、さらに強く言うか、黙るかの二つだけになると苦しくなります。何をお願いしたかったのかを、もう一度短く伝える方法もあります。
「聞いてるよ」と言いながらスマホを見続けるとき
聞いているかどうかを確かめたくなって、「じゃあ、今なんて言った?」と問い詰めたくなるかもしれません。
ただ、内容を繰り返せることと、安心して話せることは別です。この話をどう聞いてほしいのかを伝えます。
会話例
自分:「この話、スマホを置いて聞いてもらえる?」
相手:「聞いてるよ」
自分:「この相談は、画面を見るのを止めて聞いてもらいたいんだ」
見つめ合うことを求めなくても構いません。「操作を止めてほしい」「大事な部分だけ一緒に確認してほしい」など、自分が話しやすい聞き方を伝えます。
「あとで」「今は忙しい」が続くとき
今すぐ話せない事情はあっても、「あとで」がいつなのか分からないと、待つ側は声をかけるタイミングに迷います。
会話例
自分:「少し話せる?」
相手:「あとで。今、返信しているから」
自分:「分かった。今日は何時ごろなら話せそう?」
決めた時間にも話せない日が続くなら、約束が流れていることを具体的に伝えます。
「昨日も今日も話せないままになっているから、明日は時間を決めて話したい。何時なら取れそう?」
決めた時刻が難しくなった場合は、相手から別の時間を提案してもらう約束もできます。
「あなたもスマホを見ている」と返されたとき
自分にも当てはまることを指摘されると、つい言い返したくなります。
当てはまる点は認めたうえで、二人に共通するお願いを伝えます。
会話例
自分:「食事中はスマホを置いて話したいな」
相手:「自分だって見ているでしょ」
自分:「私も見ていることがあるね。これからは、お互いに食事の間は置くことにしない?」
自分にも改善する点があることは、希望を伝えてはいけない理由にはなりません。二人で変えたいこととして相談できます。
何度伝えても話し合いにならないとき
言い方を変え続けても、相手が話す時間を取らないことはあります。
その場合まで、「自分の頼み方が悪い」と引き受ける必要はありません。会話には、聞く側の協力も必要です。
「何度か伝えたけれど、話せない状態が続いていてつらい。今週、二人の時間について落ち着いて話し合いたい」
話そうとすると口論になるなら、いったん中断する言葉も用意できます。
「今はお互いに強い言い方になっているから、一度落ち着きたい。明日の夜、改めて話せる?」
何度試しても話し合えない場合は、信頼できる人や夫婦関係の相談窓口に、一人で相談する方法もあります。怒鳴られる、怖くて希望を言えないといった状況では、その場で対話を続けることを優先しなくて大丈夫です。
夫婦でスマホの使い方を話し合うときの例文
その日は話せても、翌日には同じことで困ることがあります。
毎回「置いて」と言う負担が増えてきたら、普段の使い方を相談する時期かもしれません。二人が続けられる場面と、例外が必要な場面を具体的に決めます。

食事や大切な会話など、スマホを置く場面を一緒に決める
「家ではスマホを使わない」と大きく決めると、仕事の連絡や、それぞれの楽しみまで制限することになります。
最初は、二人が会話したい場面に絞って提案できます。
「夕食を一緒に食べる日は、その間だけスマホを置いてみない?」
「大事な相談をするときは、先に『今から話せる?』って確認して、お互いにスマホを置くことにしようか」
提案したあとには、相手の意見も聞きます。
「この決め方だと、困りそうなことはある?」
自分が希望を伝えることと、相手が続けられる条件を聞くことは、両方できます。
仕事の連絡や一人で過ごす時間も確保する
仕事の返信や家族からの連絡など、スマホを見る必要がある時間もあります。
会話が中断するときに理由と再開の目安が分かれば、待つ側も状況を理解できます。
「急ぎの連絡が来たときは、『少し返信するね』って一言もらえると助かる。終わったら、話の続きをしたいな」
一人で動画を見たり、ゲームをしたりする時間についても、希望を聞けます。
「帰ってから少し一人で休みたいなら、そのあとに話す時間を作りたい。どの時間なら無理がなさそう?」
家事・育児がある家庭では、一方だけが休み、もう一方が対応し続ける予定になっていないかも確かめます。それぞれが休める時間を合わせて相談しましょう。
休息時間の伝え方には、一人の時間がほしい時の伝え方も参考になります。
続けにくかったときの見直し方を決める
決めた時間に仕事の連絡が重なるなら、時間帯を変える余地があります。通知でつい画面を見てしまうなら、必要な連絡を受け取れる形で置き場所を変える方法もあります。
「夕食中は連絡が入りやすそうだね。食後に少し話す形なら、続けられそう?」
相手のスマホを勝手に預かったり、設定を変えたりする前に、本人と相談して決めます。
たとえば、「夕食の間は置く」「急ぎの返信は一言伝える」「話せない日は別の時間を提案する」と書き込めます。
うまく話せた日は、「さっき聞いてくれてうれしかった」と、してもらって助かったことを伝える一言も添えられます。
スマホばかり見る夫・妻への伝え方に関するFAQ
スマホばかり見るのは、愛情がなくなったからですか?
スマホを見る行動だけでは、愛情の有無は判断できません。
仕事の連絡、習慣、気分転換など、使っている事情は本人に確かめる必要があります。ただ、事情があっても、話せないことへの寂しさは伝えて構いません。「会話する時間を作ってほしい」と、必要なことを具体的に相談します。
「スマホをやめてほしい」と頼むのは束縛になりますか?
お願いの範囲と決め方によります。
「この相談の間は置いてほしい」と話し合うことと、相手のスマホ利用全体を一方的に管理することには違いがあります。置いてほしい場面や理由を伝え、相手の事情も聞きながら二人で決めることが大切です。
夫に伝えるときと妻に伝えるときで、言い方を変えるべきですか?
性別だけで言い方を決める必要はありません。
普段の言葉遣いや、その日の余裕、頼みたい内容に合わせて調整できます。「今、話せる?」「寂しかった」「この話の間は置いてほしい」という伝え方は、どちらからでも使えます。
スマホを置いても会話が続かないときはどうすればよいですか?
まずは、今日あったことや一緒に決めたいことを一つ話すところから始められます。
たとえば、自分から「今日、昼休みにこんなことがあって」と話したり、「週末はどんなふうに過ごしたい?」と聞いたりする方法があります。静かに一緒に過ごす時間が好きなのか、もっと話したいのかも、二人で確かめてみましょう。
まとめ|話を聞いてほしい時間と希望を一言で伝える
夫や妻がスマホばかり見ていると、話しかけること自体をためらうようになるかもしれません。
そんなとき、最初からすべての不満を説明しなくても構いません。今話せるかを確かめ、聞いてほしいことと、希望する聞き方を短く伝えられます。
「今、少し話せる? 今日あったことを、スマホを置いて聞いてもらえるとうれしい。難しければ、いつなら話せそう?」
一度で変わらなかったとしても、言葉選びだけを反省し続ける必要はありません。話を聞くことも、話す時間を作ることも、二人の協力が必要です。
隣にいる相手に、今日あったことを話したい。その気持ちを伝える一言から、二人が話せる時間を相談してみてください。


