SNSで仕事を依頼するDM例文|初めての相手に予算・納期・条件を伝える書き方

SNSで見つけた人に仕事を頼みたいんだけど、初対面でいきなり予算まで書いたら失礼かな?

むしろ判断に必要な条件がない方が返事に困るよ。名乗り、依頼内容、予算、納期を短くまとめれば大丈夫!
InstagramやX(旧Twitter)で作品や発信を見て、仕事を依頼したくなることがあります。
ところが、初めての相手へ突然DMを送るとなると、どこまで詳しく書くべきか迷うものです。
丁寧なあいさつだけでは用件が分からず、条件を詰め込みすぎると読みにくくなります。
初回DMで必要なのは、相手が受けられる仕事か、条件が合いそうかを判断できる情報です。
この記事では、SNSで仕事を依頼するときの書き方を、基本テンプレートから職種別例文、返信後の進め方まで整理します。
SNSで仕事を依頼する前に確認したい3つのこと
DMを書き始める前に、相手のプロフィールと依頼案内を確認します。
文章が丁寧でも、指定された窓口を無視したり、受付停止中に送ったりすると、対応してもらえない可能性があります。
プロフィールに書かれた連絡方法を優先する
プロフィールや固定投稿に、ご依頼はメールへ、問い合わせフォームをご利用くださいなどの案内があれば、その方法に従います。
DMは、相手が依頼窓口として案内している場合や、ほかの連絡先が見つからない場合に使います。
依頼を受けてもらえると決めつけず、最初は仕事の相談として連絡すると自然です。
受付状況・料金・対応範囲を確認する
次の情報が公開されていないか確認しましょう。
料金表がある場合は、明らかに予算を下回る金額で値下げを求めないようにします。
希望する仕事と相手の実績が合っているかも確認します。イラストレーターなら絵柄だけでなく、人物、背景、広告、書籍などの実績まで見ると、依頼後のずれを減らせます。
送り主のプロフィールも整えておく
初めてのDMでは、受け取った相手も送り主を確認します。
活動名または氏名、仕事内容、公式サイトなどをプロフィールから確認できる状態にしておくと、身元が伝わりやすくなります。
Instagram公式ヘルプによると、フォローされていない相手へのDMは、受信設定によってメッセージリクエストに入る場合があります。Xでも、フォロー関係や受信設定によってリクエストとして扱われます。
出典:Instagram公式ヘルプ、X公式ヘルプ
そのため、冒頭で会社名や活動名を名乗り、仕事の相談だと分かるようにしましょう。初回から不審な短縮URLや用途の分からないファイルを送るのは控えます。
仕事依頼DMに入れる8項目
仕事依頼のDMは、あいさつの丁寧さよりも、判断に必要な情報がそろっているかが重要です。
初回は次の8項目を基準に組み立てます。
| 項目 | 書く内容 | 短い記載例 |
|---|---|---|
| 宛名 | 相手の氏名・活動名 | 〇〇様 |
| 名乗り | 会社名・活動名・氏名 | 株式会社〇〇の△△と申します |
| 依頼理由 | 相手を選んだ理由 | 〇〇の作品を拝見し、ご連絡しました |
| 仕事内容 | 頼みたい作業の概要 | Web記事用イラスト3点の制作 |
| 成果物・用途 | 数量、媒体、使用目的 | 自社サイトとSNSで使用予定 |
| 予算 | 金額、税込・税別、調整可否 | 税込3万〜5万円を想定 |
| 納期 | 希望日と調整可否 | 〇月〇日希望、日程は相談可能 |
| 次の対応 | 見積もり、回答期限、連絡方法 | 可否と概算費用を伺いたいです |

冒頭で誰から何の相談かを伝える
最初の数行には、名乗り、連絡した理由、依頼の概要を置きます。
相手の作品に触れるときは、素敵です、ファンですだけで終わらせず、どの作品を見て、仕事のどこに合うと感じたのかを書きます。
一斉送信ではないことが伝わり、相手も依頼の背景を理解しやすくなります。
予算は金額と調整範囲を示す
予算を隠すと、相手は条件が合うか判断できません。
金額が決まっている場合は、税込・税別の別も添えます。
相場が分からないときは、無理に金額を決める必要はありません。ただし、社内上限があるなら先に伝えた方が、実現可能な内容を提案してもらいやすくなります。
納期は日付と調整可否をセットにする
なるべく早く、来月中といった表現は、受け取り方に差が生じます。
希望日を具体的に書き、調整できるかどうかも添えましょう。
納品日、公開日、作業開始日のどれを指すのかも明確にします。
初めての相手に送る仕事依頼DM例文
ここからは、そのまま書き換えて使える全文例を紹介します。
〖〗内を依頼内容に合わせて変更してください。
企業からフリーランスへ依頼する丁寧な例文
〖相手の活動名〗様
突然のご連絡失礼いたします。
〖会社名〗で〖担当業務〗を担当しております、〖氏名〗と申します。
〖作品・投稿名〗を拝見し、〖依頼したい理由〗と感じたため、〖仕事内容〗についてご相談したくご連絡いたしました。
現時点での概要は以下の通りです。
・依頼内容:〖仕事内容〗
・成果物:〖数量・形式〗
・使用用途:〖掲載媒体・目的〗
・予算:〖税込・税別の金額〗
・希望納期:〖年月日・調整可否〗
ご対応が可能でしたら、概算のお見積もりと今後の進め方を伺えますと幸いです。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。
〖会社名・氏名〗
〖公式サイトURL〗
DMからメールへ切り替える場合は、初めて連絡する相手へのメールの書き出し例文も確認しておくと、挨拶や名乗り方で迷いにくくなります。
個人からクリエイターへ依頼する例文
〖活動名〗様
初めまして。〖自分の活動名〗と申します。
〖作品名や投稿〗を拝見し、〖具体的に魅力を感じた部分〗が今回お願いしたい内容に合うと感じ、ご連絡しました。
〖使用用途〗に使用する〖制作物〗を、有償でお願いできないかと考えております。
・依頼内容:〖内容〗
・予算:〖金額または見積もり希望〗
・希望納期:〖年月日・相談可否〗
現在、ご依頼を受け付けていらっしゃいましたら、詳細をご相談できますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
最初は短く送り、詳細をメールで案内する例文
〖活動名〗様
突然のご連絡失礼いたします。
〖会社名〗の〖氏名〗と申します。
〖相手の作品・実績〗を拝見し、弊社の〖案件名〗について制作をご相談したくDMいたしました。
予算は〖金額〗、希望納期は〖年月日〗を予定しております。
現在ご相談可能でしたら、詳しい仕様をメールでお送りしてもよろしいでしょうか。
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
DMで長い仕様書を送ると読みにくい場合は、初回で概要と主要条件を示し、相手の了承後にメールや共有資料へ移します。
DMで連絡先を確認したあと、メールで正式に見積もりを依頼する場合は、予算・納期・条件を整理した見積依頼メール例文も参考にしてください。
仕事内容別に使える依頼DM例文
依頼する仕事によって、見積もりに必要な情報は変わります。
共通テンプレートへ、職種ごとの条件を追加しましょう。

イラスト・デザインを依頼する例文
〖活動名〗様
初めまして。〖会社名・活動名〗の〖氏名〗と申します。
〖作品名〗の色使いと雰囲気が弊社メディアのイメージに合うと感じ、記事用イラストについてご相談しました。
・内容:人物イラスト3点
・用途:自社Webサイトと公式SNSへの掲載
・サイズ:横1200×縦630px
・納品形式:PNG
・予算:税込45,000円
・希望納期:〇月〇日、相談可能
制作後のSNS掲載と、記事告知画像への使用を希望しております。
上記以外の利用条件や追加料金がございましたら、あわせてお知らせください。
ご対応の可否と概算費用をご教示いただけますと幸いです。
参考画像を送る場合は、何を参考にしてほしいのかを説明します。別の作家の絵柄をそのまま再現してほしいという依頼は避けましょう。
ライティング・編集を依頼する例文
〖氏名・活動名〗様
突然のご連絡失礼いたします。
〖メディア名〗を運営する〖会社名・氏名〗と申します。
〖記事名〗を拝読し、〖専門性や文章の特徴〗を生かして、弊社メディアの記事執筆をお願いできないかと思いご連絡しました。
・テーマ:〖テーマ〗
・文字数:4,000〜5,000字
・構成案:弊社から支給
・納品形式:Googleドキュメント
・報酬:税別30,000円
・初稿納期:〇月〇日
・掲載時の記名:あり
ご興味をお持ちいただけましたら、対応可否を伺えますと幸いです。
取材、画像選定、WordPress入稿、修正対応が含まれるかも明記します。作業範囲が増えるほど必要な時間と見積額が変わります。
動画編集・写真撮影を依頼する例文
〖活動名〗様
初めまして。〖会社名〗の〖氏名〗と申します。
〖実績・投稿〗を拝見し、〖案件名〗の動画編集をご相談したくご連絡しました。
・内容:YouTube動画1本の編集
・完成尺:約10分
・素材:弊社から支給
・作業範囲:カット、テロップ、BGM、色調整
・納品形式:MP4
・予算:税込50,000円
・希望納期:素材共有から14日以内
修正回数を含めたお見積もりと、最短の着手可能日をお知らせいただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
撮影を頼む場合は、場所、拘束時間、納品点数、交通費、機材費も加えます。
インフルエンサーへPRを依頼する例文
〖活動名〗様
突然のご連絡失礼いたします。
〖会社名〗で〖商品名〗を担当しております、〖氏名〗と申します。
〖具体的な投稿〗を拝見し、〖商品との相性を感じた理由〗から、PR投稿をご相談したくご連絡しました。
・対象商品:〖商品名〗
・依頼内容:Instagramフィード投稿1回
・提供内容:商品提供+報酬税込〖金額〗円
・投稿希望日:〇月〇日まで
・広告表示:投稿内にPRであることを明示
・二次利用:希望なし
ご興味がございましたら、詳細な依頼資料をお送りいたします。
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
商品提供だけなのか、別途報酬があるのかを分けて書きます。
事業者が依頼・指示したSNS投稿は広告に該当する場合があります。消費者庁は、広告であるにもかかわらず広告と分からない表示を、景品表示法の規制対象としています。表示方法を依頼時に確認しておきましょう。
返信が来た後のやり取りと正式発注
最初のDMで依頼が確定するとは限りません。
対応可能という返事を受けたら、仕様、見積額、日程をすり合わせます。
依頼可能と返信が来たときの返し方
ご返信ありがとうございます。
ご相談可能とのこと、ありがとうございます。
詳細な仕様と参考資料を下記にまとめました。
〖資料URLまたは送付方法〗
ご確認のうえ、正式なお見積もりと着手可能日をお知らせいただけますでしょうか。
不足している情報がございましたら、お申し付けください。
相手が受けられると答えただけなら、まだ発注確定ではありません。見積もりと条件を双方が確認してから正式に依頼します。
予算や納期を調整したいときの返し方
提示された見積額が予算を超えていても、すぐに値下げを求めるのは避けます。
作業量を減らす、納期を延ばす、二次利用を外すなど、条件を変えた場合の再見積もりを相談しましょう。
お見積もりをありがとうございます。
内容を確認いたしました。
現在の予算上限が税込〖金額〗円のため、〖点数を減らす・作業範囲を変更する〗場合に、予算内でお願いできるかご相談できますでしょうか。
難しい場合は無理に調整いただかなくて構いません。
ご検討いただけますと幸いです。
初回相談と正式発注は分けて考える
| 段階 | 目的 | 主に確認する内容 |
|---|---|---|
| 初回DM | 受付状況と対応可否の確認 | 概要、用途、予算、希望納期 |
| 条件調整 | 見積もりと認識合わせ | 仕様、点数、修正、利用範囲、日程 |
| 正式発注 | 合意内容の確定 | 業務内容、報酬額、納期、支払期日など |
正式発注では、口頭で合意した内容も文章に戻します。
公正取引委員会のフリーランス法特設サイトによると、同法の対象となる業務委託では、発注事業者は業務内容、報酬額、支払期日などの取引条件を、書面または電磁的方法で直ちに明示する必要があります。メールだけでなく、SNSのメッセージも電磁的方法に含まれます。
次の項目まで確認しておくと、依頼後の認識違いを防ぎやすくなります。
複雑な案件や金額の大きい取引では、DMだけで終わらせず、発注書や契約書も利用しましょう。
返信がないときの追いDMと避けたいNG例
DMが読まれない理由は、依頼内容への興味だけとは限りません。
メッセージリクエストに入り、相手が気づいていない可能性もあります。それでも、短期間に何度も送ると負担になります。
追いDMは一度だけ送る
プロフィールに返信日数の案内があれば、その期間を待ちます。
案内がなければ数日から1週間ほど待ち、確認を一度だけ送るのが無難です。急ぐ案件は、最初のDMに回答希望日を記載しましょう。
〖活動名〗様
お忙しいところ失礼いたします。
〇月〇日に〖仕事内容〗のご相談をお送りした〖会社名・氏名〗です。
念のため、メッセージが届いているか確認したく再度ご連絡いたしました。
ご対応が難しい場合は、返信には及びません。
重ねてのご連絡となり恐れ入りますが、よろしくお願いいたします。
追いDMにも返信がなければ、それ以上は送りません。別の連絡先が公開されていても、同じ内容を複数の窓口へ立て続けに送ることは避けます。
DM以外でも使える催促表現を確認したい場合は、返信がないときのリマインドメール・催促LINE例文も参考になります。

条件が分からないDMは返答しにくい
次のようなDMでは、相手が判断できません。
NG
書き換え例
無償前提や急ぎの押し付けは避ける
簡単な作業なので無料で、実績になるので報酬はありませんという依頼は、相手の技術と時間を軽く扱う印象になります。
急ぎの場合も、今日中にお願いしますと一方的に決めず、対応可能か、追加料金が必要かを確認します。
送信前に、次の項目を見直しましょう。
SNSの仕事依頼DMに関するFAQ
初対面の相手へDMで仕事を依頼するのは失礼ですか?
DMで依頼を受け付けている相手なら失礼ではありません。
メールや問い合わせフォームが指定されている場合は、そちらを利用します。指定がない場合は、初回DMを正式発注ではなく相談として送り、対応可否を確認しましょう。
予算は最初のDMから書いた方がよいですか?
基本的には書いた方が判断してもらいやすくなります。
金額を決められない場合は、見積もりを依頼する形でも構いません。上限が決まっているのに伏せたまま進めると、双方のやり取りが無駄になることがあります。
相場が分からない場合は予算応相談でもよいですか?
予算応相談だけでは、相手も提案しにくくなります。
仕様を示したうえで見積もりをお願いするか、想定している上限額を伝えましょう。
仕事依頼DMは何文字くらいが適切ですか?
一律の文字数はありませんが、初回は300〜500文字程度を目安にすると、主要条件を入れながら読みやすくまとめられます。
複雑な仕様はDMへ詰め込まず、概要を送って了承を得てから資料やメールで共有します。
同じ仕事を複数人へ相談してもよいですか?
対応可否や見積もりを比較すること自体はできますが、複数人へ発注を約束するような伝え方は避けます。
選定中であることを明かす必要がある案件では、その旨と回答時期を伝えます。依頼先を決めたら、ほかの候補者へ辞退の連絡をしましょう。
DMだけで正式発注を完了しても問題ありませんか?
DMでも合意内容を文章として残せますが、仕事内容、報酬額、納期、支払期日などが曖昧なままでは十分ではありません。
高額な案件、長期間の業務、権利関係が複雑な制作では、メール、発注書、契約書なども併用してください。
依頼を受けた側の返し方を確認したい方は、DMやお問い合わせへの返信テンプレもご覧ください。前向きに受ける場合、詳細を確認する場合、保留・辞退する場合の返信例文をまとめています。
仕事依頼DMは相手が判断できる条件まで具体的に伝える
初めての相手へ送るDMでは、丁寧さを意識するほど、肝心の条件を後回しにしてしまうことがあります。
しかし、相手が知りたいのは、誰から、なぜ自分に、どのような仕事を、いくらで、いつまでに頼みたいのかです。
名乗り、依頼理由、仕事内容、用途、予算、納期を短くまとめれば、初対面でも検討しやすいDMになります。
最後に、迷ったときに使える基本形をまとめます。
〖活動名〗様
突然のご連絡失礼いたします。
〖会社名・活動名〗の〖氏名〗と申します。
〖作品・投稿名〗を拝見し、〖依頼したい理由〗と感じたため、〖仕事内容〗をご相談したくご連絡しました。
・依頼内容:〖内容〗
・使用用途:〖媒体・目的〗
・予算:〖税込・税別の金額〗
・希望納期:〖年月日・調整可否〗
ご対応が可能でしたら、概算のお見積もりと今後の進め方を伺えますと幸いです。
ご検討のほどよろしくお願いいたします。

